元フジテレビアナウンサーの有賀さつきさん死去。
80年代後半からアナウンサー、タレントとして活躍した有賀さつきさん(52)が1月末に死去したとかつて所属していたフジテレビが報じました。死因などは現在のところ明らかになっていません。
スポーツ紙も1面で報じています。
女子アナのタレント化を牽引
明るく奔放なキャラクターで、80年代後半からの「女子アナブーム」の火付け役となった有賀さん。1988年の同期入社である河野景子さん、八木亜希子さんとともに「花の3人娘」と称されていました。
バラエティにも多く出演していました。
フジテレビ時代には、フジのバラエティ番組にも数多く出演。「志村けんのバカ殿様」「とんねるずのみなさんのおかげです」「なるほど!ザ・ワールド」といった、フジの看板番組に出演し、タレントに負けない存在感を発揮していました。
92年、フジテレビを電撃退社
1992年、わずか4年でフジテレビを退社し、フリーに転身した有賀さん。その後テレビ朝日の「ミュージックステーション」に出演するなど、女子アナがフリーでも活躍できることを証明し、後進の女子アナに影響を与えました。

フリーでも数多くの番組に出演
前出のMステのみならず、古巣のフジテレビの看板番組「笑っていいとも!」や「タモリのSUPERボキャブラ天国」、ミドルエッジ世代には懐かしいカラオケ番組「THE夜もヒッパレ」、その他「クイズ!ヘキサゴンII」といったクイズ番組にも数多く出演し、マルチな才能を発揮していました。

近年は大学講師としても活躍
近年は母校のフェリス女学院大学で大学講師としても活躍。アナウンス講座を担当し、後進の育成にも力を注いでいました。

昨年より闘病中でした。
アナウンサーにタレントに、マルチな才能発揮していた彼女ですが、昨年より闘病を続けていました。病気を公表をすることはなく、2月4日に放送された日本テレビの通販番組「日テレポシュレ」にも出演したばかり。そのため、あまりに突然の悲報に世間は騒然としているのですが「最後まで笑顔でテレビに出演したい」という彼女なりの意志があったのかもしれません。ご冥福をお祈り申し上げます。
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