はじめに
今回は開発の順序と違う並びになってしまいます。ただMSが可変機能を持つにあたり、その世代に至る経過を考えるとこのほうが分かりやすいかな?と思う順番で並べてみました。MK-Ⅱ以降、可変機の登場までの時間が非常に速かった理由も考えてあります。勿論、全てのMSが可変機能を持ったわけではありませんし、時代の切迫度を考えると非可変機であろうと、量産できる機体が待たれていたわけで、ガンダムタイプの機体ばかりを生産しているわけでもありません。ただ、今回の記事の内容はガンダムの系譜を追いかけているために特殊な試作機ばかりであることも忘れてはいけないと自分に言い聞かせながら書いています。
Z-MSV
MSA-099-2

リックディアスⅡ(リックディアス改)
機動戦士ガンダムMS大全集2015
「Z計画」の元祖ともいえるリックディアスの派生形ですね。引用にある通りガンダムタイプの頭部が用意されていたという事からしてもこの機体も大きな意味でガンダムのくくりに入ると思いご紹介させていいただきました。
MSR-00100S (MSR-100S)

百式改
MG 1/100 百式改 | プレミアムバンダイ | バンダイ公式通販サイト
ご存知の通り百式の改良版です。固定、オプション共に火力が充実しているのが分かりますね。型式番号の表記はΖ-MSV設定当初の物ですがあくまで試作機で、量産型と区別するためかMSR-100とすることが最近多くなっているようです。「SIDE STORY OF GUNDAM Z」ではクワトロ・バジーナがティターンズ部隊の指揮官としてこの機体に搭乗し、ジオン軍残党狩りを指揮していました。ゲームなどでは創設間もない「ロンド・ベル」旗艦ネェルアーガマと連邦地上軍に1機ずつ配備されていたと思いますが、ソフトによって違う設定があるかもしれません。
MSA-005S

Methuss Custom
機動戦士ガンダムMS大全集2015

MA Mode
メタス - Wikipedia
メカニックデザイン企画『Ζ-MSV』において設定されたもので本編中に登場シーンはありません。設定上で試作機とされていますので実機が存在していたということなのでしょう。カラバが運用していたことから大気圏内の使用を考えての機体でしょうが、それにしては重量が重すぎるような気がしますが…
試作機
MSΖ-006-X1

Prototype Z Gundam 百式ヘッド
機動戦士ガンダムMS大全集2015
MSΖ-006-X2

Prototype Z Gundam Dias head
機動戦士ガンダムMS大全集2015
MSΖ-006-X3

Prototype Z Gundam Nemo Head
機動戦士ガンダムMS大全集2015
この3機の試作機のスペックはx1のものしか設定されていなかったところを見ると大きな違いは無かったかと思っています。しかしティターンズがMK-Ⅱで苦労しているときと同じくしてAE社ではこの世代のMSをここまで仕上げていたというのはやはりジオン系の技術者を多数取り込んでいたからだと思うのは僕だけでしょうか?
そしてZガンダム
MSZ-006

Zガンダム
機動戦士ガンダムMS大全集2015
Ζガンダム - Wikipedia
ついにここまでたどり着きました。Zガンダムの登場です。この機体が誕生したことからMSの考え方そのものに変化を与えるほどのエポックメイキングな機体だったのはもう皆さんご承知の通りです。
僕がここで何を語るかなど問題ではない機体ですね。
Zガンダム以降
MSΖ-007

Z Gundam Mass Production Type
機動戦士ガンダムMS大全集2015
機動戦士ガンダム U.C.0094 アクロス・ザ・スカイで少しだけ登場シーンがあったぐらいで印象に残らない機体でした。コストを下げるのが量産化の意味の1つなのにそれが高くついてしまうというのであればボツになりますよね~。ましてやエゥーゴはお金に困っていたくらいですから。
MSΖ-008

Z II
機動戦士ガンダムMS大全集2015

Waverider mode
この機体も試作機です。実機が存在したとの記述があるものと設計段階で開発中止(財政的に問題があったエゥーゴはZZの開発を優先させたらしいです。)になったとの資料もありはっきりとしない機体ですね。でも僕的には名前がカッコイイ(昔あったバイクの名前と一緒)のであったらいいな~と思ってるんですが。
FA-178

フルアーマーガンダムMK-Ⅱ
機動戦士ガンダムMS大全集2015
この機体もZ-MSVで登場した機体ですが実機は存在していないようですね。コメントのしようもありません。
MSF-007

Gundam MK-Ⅲ
機動戦士ガンダムMS大全集2015
このガンダムMK-Ⅲというのもいろんなところで独自に発表されていてこれぞという機体は一体どれなのか?と思ってしまいます。そこがガンダムワールドのすごいところなのでしょうね。際限なく世界が広がっていきます。ちなみにMK-Ⅲにもフルアーマータイプがあったようです。大河原邦男コレクションで登場していました。
今回のまとめ
いかがでしたか?数あるガンダム作品の中でもファンの数が多いZガンダム、印象に残っている機体はありましたか?今この歳になって機動戦士ZガンダムDefineを読み直しているところなんですが丁寧に描きこまれているストーリーと複雑なシチュエーションを改めて楽しんでいます。皆さんも他のシリーズでも構いませんが、再度見直してみると新たな発見と理解があると思います。是非お勧めいたします。さて、次回はZZの時期に突入です。まだまだこれからも続きますので宜しくお願い致します。