ウィークエンダー
日本テレビ系列局ほかで放送された日本テレビ製作のワイドショーで、1975年4月5日から1984年5月26日まで、毎週土曜 22:00 ~放送された番組の事です。
テーマ曲は
クインシー・ジョーンズによる『鬼警部アイアンサイド』のテーマとともに、ナレーターの小早川正昭(元日本テレビアナウンサー)の「新聞によりますと…」で始まる事件解説のイントロダクションと、円山雅也弁護士のコメントも人気がありました。
内容的には

中国深圳の売春宿
ワイドショーと言っても全国ニュースで伝えられることがないB級事件について、リポーターがフリップボードや再現フィルムを使って解説していた番組で、主に性犯罪や情欲絡みの殺人事件、少女買春など(エロや間抜けな事件)を扱うことが多かった印象です。
また同時に殺人事件以外に覗き・恐喝・トルコ風呂(現ソープランド)など、殺人以外の「再現フィルム」も放送されてました。
下ネタ系は
下世話な事件を泉ピン子や桂朝丸(後の桂ざこば)、青空はるおらが面白おかしく伝え、特に泉はこの番組で飛躍的に知名度を得た、と言われています。
またプロデューサー(細野邦彦)もスタジオでリポーターが喋るという極めて低予算の作りで高視聴率を挙げており、「最も低予算でヒットをつくる名人」と言われた。
その一方で「表現が過激」「興味本位すぎる」との批判が常にも寄せられていました。
再現フィルムまでが・・・

子供にとって22時~って丁度眠くなる時間で、ましてや再現フィルムの時間は、大体3人目で22:30頃眠さもピーク!
ただ始まっても100%集中出来なくて片耳はイヤフォンで再現フィルムに集中し、もう片方の耳はリビングに通じる廊下に集中してる為、常に50%づつの集中力でした。
もちろん部屋の電気も消して・・・
※ミドルエッジからの急募です※
やべ!親に隠れてみたいちょっとHな番組、どうやって観てた? - Middle Edge(ミドルエッジ)
親父にボコられる

子供って、いつの時代も欲望のためにはロクなことを考えません💦
毎回廊下に50%の集中力を出すのが面倒になって、リビング手前の廊下に画鋲をまいて、置けば『イテ~!!』と大声で気付くだろうと・・・
そしてテレビに100%集中していた所、いきなりリビングの電気が付き親父が『何やってんだ!!』と入ってきました。
私も動揺して画面は再現フィルムの状態で・・・
そうです、スリッパを履いてる事を忘れていたのです💦
普段勉強もしない小学生が夜な夜な画鋲をまいてエロ番組に性を出している息子を見て、親父もキレ目茶苦茶怒られました。
PTAでも

画像はイメージです。
日本PTA全国協議会からも“超ワースト番組”(子供たちに見せたくない低俗な番組)の烙印を毎年のように押されていました。
PTAも大激怒!!
出演者

レポーター
代々大勢の方々が出演されています。
司会は加藤芳郎(加藤が入院した期間は青空はるおが代理)。
1975年4月5日に開始直後は、青空はるお、天地総子、うつみ宮土理、大沢嘉子、大野しげひさ、大山のぶ代、西川きよし、野沢那智、水の江瀧子がリポーター役でレギュラー出演。
その後は、桂朝丸、泉ピン子、横山やすし、青空うれし、すどうかずみ、高見恭子、エド山口、加原夏美(有田美春から改名)、芸能リポーターの井口成人、スイッチョンなどに交代する。桂朝丸が降板後は、桂べかこ→春やすこ→桂雀々(最後の1年だけ)と引き継がれた。のちに政治家に転身した山谷えり子(前国家公安委員会委員長)や、『Gメン'75』の主題歌で有名なしまざき由理もリポーターを務めた時期がある。
なかでもピン子にとっては出世作であり、リポート中の放送コードスレスレのどぎつい発言が受けていました。
中でも
再現フィルムを担当するレポーターが出てくると子供ながらにテンションが上がりました。
色々な方がやりましたが個人的には(すどうかずみ)さんが印象深いです。伝わらないと思いますが・・・
再現フィルム男優・女優
「再現フィルム」には、柳沢慎吾、山口良一、大地康雄らが出演し、なかでも笑福亭鶴光のそっくりさんの役者・高嶋洋は常連で、コメディタッチの役柄や変態役でよく出演されてました。
高嶋は日本テレビ内において自分の売り込みをかけて出演していたらしい。
なお、当番組の性格上、「再現フィルム」への出演歴の積極的な公表は基本的に若い男性俳優に限られ、それ以外、とくに女性はアダルトシーンが多いためか、あまり公表をしていない様です。
ピン子のウィークエンダーリターンズ

泉 ピン子
2005年の大晦日には、メイン司会に泉ピン子司会、サブ司会に羽鳥慎一(当時日本テレビアナウンサー)で『ピン子のウィークエンダーリターンズ2005』として21年ぶりに復活。
視聴率は裏番組『第47回日本レコード大賞』(TBSテレビ)を0.4ポイント上回る10.4%を記録したとか・・・
B級ニュースが多い為か

三面記事
出演者が容疑者を罵ったり、事件の再現ドラマをエロティックに表現したことなどから、
事件当事者などから非難が寄せられ報道倫理上問題となったり、
警察の取材協力を断られたこともあった。
起訴前の容疑者段階での「おもしろおかしくした」報道については、たとえ不起訴になっても一生取り返しのつかない「烙印」を押されたとする報道被害者も多く、
逆に犯罪被害者やその関係者についても事件そのものをこの番組を通して「おもしろおかしく」されたことでの報道被害を受けてしまう結果となった。
確かに起訴前に大々的に放送されて、その後不起訴処分となった方は、ブチ切れでしょうね。
お約束

加藤芳郎
番組のラストでは、「来週こそいい週でありますように…おやすみなさい」というメッセージボードが出された。
なお、毎年の最終放送では「来週こそいい週」は「来年こそいい年で」と代えられ、さらに毎年一発目の放送では「今年もいい年でありますように…」となっていました。
最後に・・・

いかがだったでしょうか?
ミドル世代・オッサン世代の方は共感できたのではないでしょうか・・・
また面白そうなネタがあったらまとめてみたいと思います。
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