田中義剛
タレント、シンガーソングライター、酪農家、実業家
青森県立八戸北高等学校・酪農学園大学酪農学部卒業。
理科の教員免許を持ち、母校の酪農学園大学では特命教授も務めています。
主に80~90年代、バラエティ番組でよく見かけましたね。
来歴・人物
芸能人としてスタート
大学時代よりシンガーソングライターとして活動し、1980年にはフレッシュサウンズコンテストで審査員特別賞を受賞。
その後ラジオのオーディションを受けるも歌ではなくしゃべりで合格し、STVラジオ河村通夫のアタックヤング内で「田中義剛の酪農根性」という5分間のコーナーがスタート。
現在は実業家としてのイメージが強いが、シンガーソングライター時代はメッセージ色の強い楽曲で、吉田拓郎、長渕剛を受け継ぐ、という評価もされ、実際、長渕は田中に惚れ田中の前座をやるとまで言うほどだった。
実業家の道へ
牧場の開業⇒借金4億円
この時期、借金がは合計4億円(2万坪の土地購入資金に銀行の融資が2億円、傾きかけた事業の再生に所属事務所アップフロントプロモーションから1億円、損失が1億円)。
どん底からの飛躍
九十九ラーメンのトッピングにチーズ!で浮上
一時控えていたタレント活動も増やし、少しでも牧場の知名度をあげて話題に取り上げて貰えればと、番組共演者やスタッフに自社製品を手土産に。
持参したチーズの味を気に入った関係者の紹介で、レストランをはじめとする飲食店に少しずつではあるが販売経路を見出せるようになった。なかでも恵比寿の人気ラーメン店、九十九ラーメンのトッピングにゴーダチーズが採用されたことは大きなきっかけに。
チーズの風味の劣化を最小限に抑えるため、客に提供する直前におろしたチーズを山盛りにトッピングした商品は目新しさも伴って同店の看板メニューのひとつとなった。
90年後半のラーメンブームにさしかかっていた時期でもあり、人気ラーメン店特集に同店が取り上げられる折には「花畑牧場産のチーズを使用」と紹介され、他の飲食店からも問い合わせがくるという好循環に恵まれて経営を持ち直すきっかけになった。
大ヒット商品「生キャラメル」
生キャラメルで一気に上昇!!
そこに販売開始して間もない花畑牧場の生キャラメルを置けることになった。
前年より新しいご当地みやげとして生キャラメルが注目され始めていたことに加え、田中の知名度と宣伝活動もあって各メディアで取り上げたことが追い風となり、大ヒット!