ドラクエだけじゃない!鳥山明がキャラデザしたゲーム集

ドラクエだけじゃない!鳥山明がキャラデザしたゲーム集

『Dr.スランプ』『ドラゴンボール』でお馴染みの漫画家・鳥山明。彼といえば、『ドラゴンクエストシリーズ』におけるキャラクター・モンスターのデザインが有名ですが、同作以外にも、これまでさまざまなゲーム作品でその手腕を発揮してきました。今回はそんな鳥山明がデザインに噛んでいるドラクエ以外のゲームをいくつか紹介していきます。


ファミコンジャンプII 最強の7人‐1991年12月2日発売・ファミリーコンピュータ

こちらは、『ファミコンジャンプ 英雄列伝』(1989年・ファミリーコンピュータ)、『カルトジャンプ』(1993年・ゲームボーイ)、『バトルスタジアム D.O.N』(2006年・プレイステーション2他)、『ジャンプアルティメットスターズ』(2006年・ニンテンドーDS)、『バンダイナムコゲームスPRESENTS Jレジェンド列伝』(2013年・ニンテンドー3DS)といったタイトルの系譜に位置する、いわゆる「ジャンプゲー」のひとつ。

ファミコンジャンプII

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この『ファミコンジャンプII 最強の7人』は、“伝説のクソゲー”と名高い『ファミコンジャンプ 英雄列伝』の続編。孫悟空(ドラゴンボール)、空条承太郎(ジョジョの奇妙な冒険)、前田太尊(ろくでなしBLUES)といったジャンプ漫画の主人公をアバターで動かすロールプレイングゲームとなっています。

本作は既存のキャラを登場させるだけではなく、当時のジャンプに連載を持つ人気漫画家にオリジナルキャラを書かせた意欲作。鳥山も敵キャラクターのいっかくねこ・ダークレイド・ゼドーをデザインし華を添えています。

クロノ・トリガー‐1995年3月11日発売・スーパーファミコン

晩年の手塚治虫が、デビューしたばかりの鳥山明のイラストを見て、驚嘆したというのは有名な話。具体的に何に驚いたのかといえば、その書き込みの緻密さです。手塚作品の画風といえば、一言でいうと、簡略化された漫画的記号の集積。対して、鳥山は書き込みの鬼。いかにも、漫画っぽくて親しみやすいキャラの顔・身体デザインとは対照的に、メカやその他小道具をとことん細部にわたって描きまくってるその画風は、漫画の神様にさえ大きな衝撃を与えたのです。

そんな鳥山がもっとも気力・体力ともに充実し、才気煥発していた頃に描いたと思われるのが、このクロノ・トリガーのデザインです。異常なまでに事細かに描写されたイラストの数々はもはや芸術の域。この時の鳥山とタメを張れる漫画家、いや、ゲームデザイナーは今後現れないでしょう。

クロノトリガー アルティマニア

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空想科学世界ガリバーボーイ‐1995年4月28日発売・PCエンジン

鳥山のメカ好きは、『Dr.スランプ』『ドラゴンボール』などの作品を読めば一目瞭然。表紙や扉絵、作中に度々嗜好を凝らしたメカを登場させ、あまりにもその頻度が多かったものだから、『Dr.スランプ』連載中、当時の編集者・鳥嶋和彦から「この漫画は車が主人公だっけ?」と嫌味を言われたこともあるのだとか。

そんなメカオタクの鳥山に、うってつけの仕事がやってきます。それがハドソン×フジテレビのメディアミックス作品として、アニメ・ゲームが制作された『空想科学世界ガリバーボーイ』におけるメカニックデザインでした。それにしても、主人公のガリバーは遊戯王の遊戯にしか見えません。

空想科学世界ガリバーボーイ

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桃太郎電鉄シリーズ‐1988年~2016年・ファミリーコンピュータ他

桃太郎電鉄シリーズの生みの親・さくまあきらは、もともと漫画家志望でした。そんな嗜好もあって、80年代初頭に『週刊少年ジャンプ』の読書投稿コーナー『ジャンプ放送局』に携わっていた彼は、駆け出しだった鳥山とも親交を結んでいたといいます。

桃太郎電鉄2017 たちあがれ日本!! - 3DS

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さくまは鳥山にデフォルメのコツを教えたこともあるようですが、その腕前はあっさり抜かされてしまったとのこと。こうした縁もあってか、鳥山は『桃太郎電鉄シリーズ』の代表的キャラクターの一つ『メカボンビーRX』のデザインを担当。たしかに、言われてみれば、他のキャラクターに比べて、このボンビーだけが異様にカッコよく作り込まれており、そこはかとなく鳥山テイストを醸しているような気もします。

トバルNo.1‐1996年・プレイステーション

1994年の終盤、ゲーム業界でエポックメイキングな出来事が起こりました。11月にセガサターン、12月にプレイステーションが発売されたのです。もちろん、当時は依然スーファミの天下。それぞれのハードがゲーム業界の主流となるには、まだタイトルの数が圧倒的に不足していました。

トバル NO.1

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それは各ゲーム会社にとって、ハードの顔となるようなタイトルをイチから育てていけるという、いわば黎明期ならではのチャンスが到来した状況でもありました。格ゲーのジャンルにおいて、セガは自社でセガサターン用ソフト『バーチャファイター』をリリース。同ハードの看板タイトルとして育てていく構えを見せていました。対するプレイステーションには、格ゲーの看板タイトルがありません。そこでこの「空席」に入り込むべく、ナムコの『鉄拳』の1年遅れでリリースされたのが、『トバルNo.1』でした。

この『トバルNo.1』、『バーチャファイター』と『鉄拳』の主要スタッフを引き抜いて設立されたゲームソフト開発会社『ドリームファクトリー』に制作を委託しているあたり、完全に両作への宣戦布告。しかも、キャラクターデザインに鳥山明を起用し、『ファイナルファンタジーVII』の体験版封入というとびっきりの特典まで付けた同作は、紛れもなく、長期シリーズ化を狙った作品だったはずです。しかし、『トバル』は「2」までであっさりと終了。逆に『鉄拳』は今も続く人気シリーズとなったのでした。

トバル2

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(こじへい)

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