ギリギリ〝アウト〟だと思うのですがそれは
埼玉罵倒漫画と埼玉の不動産がまさかのコラボ
LIXILイーアールエージャパンが展開する不動産フランチャイズ、ERA加盟店の埼玉エリアが共同で「翔んで埼玉」とのコラボレーションを開始しました。

〝しかもこのド田舎の 埼玉で!?〟
「翔んで埼玉」は、「パタリロ」の作者として知られる魔夜峰央先生の〝埼玉漫画〟。
より正確に言うと〝埼玉罵倒漫画〟
よりによってどうしてこの作品を選んでしまったのかはわかりませんが、内容としては
とのこと。
企画としてけっこう力が入っているのが見受けられます。
特設サイト「翔んでERA LIXIL不動産ショップ」
翔んでERA LIXIL不動産ショップ | スペシャルサイト
どこからツッコミをいれればいいのかわかりませんね。
〈『翔んで埼玉』とコラボしない限りは決して許されないような埼玉への攻撃的な文言〉
とはよく言ったもので、いまこれを書いているわたしですら〝自分が怒られるのではないかとヒヤヒヤしています〟
しかもこれらは全体的に〝わかっててやっている〟らしく、
と強気の姿勢です。

圧倒的な吸引力の例
プレゼント1 オリジナル缶バッジ

翔んで埼玉×ERA LIXIL不動産ショップオリジナル缶バッジ
限定100個の缶バッジです。必然的にレアになると思います。
「翔んで埼玉」という作品、2015年には宝島社の《このマンガがすごい!comics》で復刊されているわけですが、
〝最初2万5000部を予定していたところ予約殺到と大人気により50万部以上も刷った〟
という経緯があったりします。
いったいERA LIXIL不動産先生は「翔んで埼玉」ファンの人数をどの程度と見積もってこの個数にしたのでしょう。
3種類コンプリートできる人は果たして出現するか――
プレゼント2 魔夜峰央先生の直筆サイン本

魔夜峰央先生の直筆サイン本
倍率!!!!!!!
倍率よ!!!!!!!!
めちゃくちゃ複雑な気持ちになりますが〝応募締切までの期間が長い(2018年4月30日まで)〟んですね。
この手のツイッター抽選、当たったことが無いので当てるコツを知っている方がいらっしゃったらぜひご一報ください。よろしくお願いします。
概要
・参加方法:公式アカウント(@lixilerasaitama)をフォロー&特定のtweetをリツイートして応募
・賞品:魔夜先生のサイン入り単行本『翔んで埼玉』 15名様
・応募締切:2018年4月30日(月) 23:59まで
今回のコラボ実施の背景
魔夜峰央と「翔んで埼玉」について

魔夜峰央先生
本日も異常ナシ―魔夜峰央のまどろみ日記 (akita essay collection) | 魔夜 峰央 |本 | 通販 | Amazon
「翔んで埼玉」
アマゾンの〝魔夜峰央〟で検索をかけると2番目とかに出てくることもある「翔んで埼玉」。
わたしが検索をかけると1番目にはパタリロの98巻が出てくる。なぜ……
このマンガがすごい! comics 翔んで埼玉 (Konomanga ga Sugoi!COMICS) | 魔夜 峰央 |本 | 通販 | Amazon
初出は1982年の『花とゆめ』別冊。一応連載されており、1983年の張るの別冊と夏の別冊にも登場している。
この作品にまつわる逸話は事欠かず、
・『花とゆめ』編集長のオススメで引っ越ししたら近所に編集部長が住んでいることが判明した。
・締切催促や打切通告が来るのではないかという〝極端なストレスが発生し、「翔んで埼玉」がつくられた〟
・3話つくった後に神奈川県に引越し、未完のまま筆を止めた。理由は様々。
・作者曰く《一時的な気の迷い》《半狂乱で描いていたんでしょうね》《相当追い詰められていたのではないか》
・茨城県の人からものすんごいクレームが来た。
・ネットなどで話題になり宝島社から復刊。宝島社はヒット記念にと〝埼玉県各市の市長にコメントを依頼〟
・所沢市、行田市、飯能市の市長から好意的なコメントをいただく。
・作者曰く《なぜ売れているのかわからない》
もはや逸話が漫画をつくっているのか漫画が逸話をつくっているのかよくわからない状況になっています。
なお誤解されやすいことなのでお約束を明記しておきます。