作者、佐々木倫子さんの出世作「動物のお医者さん」。
今読んでも、笑って癒される『動物のお医者さん』!世にハスキー犬と獣医学部の名を知らしめた珠玉マンガです! - Middle Edge(ミドルエッジ)
新米看護婦「似鳥 ユキエ」のナースとしての成長を描いた物語。
単なるナースまんがにとどまらず、原案に小林光恵さんという専門家を迎え、専門用語を多用しつつ、しっかり注釈も入れ、非常にリアリティに富む作品です。
ちなみに、家具の「ニトリ」の社長さんと同じ漢字のため、「ニトリユキエ」と読む人がツイッターなどでは多いようですが、主人公は「ニタトリ ユキエ」です。
原案の小林光恵さんの著書。
「片づけられない女」は太る (WIDE SHINSHO) | 小林 光恵 |本 | 通販 | Amazon
第1話からいきなり専門用語登場。臨場感がある作品。
「スピッツ」
もちろん犬の名前ではありません。血液検査で腕に針を刺す時の、試験管の小さくしたようなあの容器のことを、「スピッツ」と言うようです。きちんと注釈がありますのでわかりやすい。
これのことですね。「スピッツ」。
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ちなみに今は「看護婦」とは言いません。
ナースのお仕事。
ナースの世界は非常に厳しく、先輩ナースからは厳しい指導を受け、患者からは不満を一番先に受け止める役目となる立場にあります。
「命を守る」という仕事はそれだけ責任の重い仕事だということが、この漫画からはよくわかります。
ナースの世界を舞台にした作品としては、このドラマ「ナースのお仕事」が有名です。
この「おたんこナース」を原案としているという人も多いですが、調べてみても、また内容的にも、関連性はないようでした。
命を守る仕事のシビアさを描いている。
似鳥ユキエは新米ナースです。
しかし、新米ナースだからと言って、患者への治療が未熟でいいというわけにはいきません。
なので、先輩ナースは、早く一人前のナースになってもらいたいので、厳しい質問をどんどんあびせていきます。
新米ナースであるユキエには、求められている答えが答えられないことばかり。
厳しい叱責に、ユキエはいつも泣いています。
しかし、患者の前では、泣いている姿など見せるわけにはいきません。
パッと気持ちを切り替える、このことがナースには必要なのだということがわかります。