明治 カール
まずこのCMを観てみてください。
カワイイ。ほのぼのとは正にこの事ではないでしょうか?哀愁、郷愁という言葉も脳裏をよぎります。日本がまだ日本らしかった、国際化社会となる前の日本ですね。

明治 カール
明治のスナック菓子「カール」が、2017年8月の生産分をもって東日本での販売を休止するというニュースに激震が走りました。
今やスナック菓子は星の数ほどあり、おやつに困ることはありませんが、「それにつけてもおやつはカール」です。気軽に食べられなくなるかと思うと残念な気持ちでいっぱいになります。
そこで、カールよ永遠なれ!の気持ちを込めて、あれこれとまとめてみることにしました。
そもそも、カールが発売されたのは1968年のことです。さすがに歴史がありますね。ポップコーンから着想を得て作られたカールは日本初のスナック菓子なんだそうです。
最初は「チーズ味」と「チキンスープ味」の2種類だったカールですが、数多くいのバリエーションが作られました。そのひとつが地域限定のご当地味ですね。

地域限定 ご当地カール
北は北海道から南は沖縄まで、実に多種多様なカールが作られています。更にグルメ志向を反映したのか高級感あるれるカールなどというものもありました。

大人の贅沢カール
カールおじさん
カールと言えば、やっぱりそのキャラクターである「カールおじさん」を抜きに語ることは出来ません。カールおじさんは、1974年に初めてテレビCMにカール坊やとともに登場しています。

カールおじさん
帽子を取るとこんな感じ。やっぱりカワイイですね。

カールおじさん
ところが、カールおじさんの実写版はカワイクナイ!イケメンすぎです。余りにも意表を突いたこのCMにカールファンならずとも腰を抜かされました。

カールおじさん(実写版)
武田真治が実写版カールおじさんに!見事な筋肉美を披露して話題に【動画】 - AOLニュース
演じるのは武田真治。誰かと思ってしまいますよね。CM自体もカッコイイです。
武田真治のファンにはたまらないでしょうね。聞くところによるとカールファンにも好評だったとか。日本人離れした感じで確かにカッコイイのですが、しかし、カールおじさんは奇をてらわずにやってほしかったという思いがつのります。
これだったら志村けんの方が良かったかもしれないですね。
いや、これはやはりカールおじさんではなく、やっぱり「ヘンなおじさん」ですね。
ひこねのりお
ところで、カールおじさんの生みの親はイラストレーターの「ひこねのりお」です。

狼少年ケン
ひこねのりおは、イラストレーターとして知られていますが、アニメーターとして60年代、70年代に幼少期を過ごしたヒトには忘れることの出来ない「狼少年ケン(作画監督)」、「風のフジ丸(作画監督)」、「かみなり坊やピッカリ・ビー」、「天才バカボン(コンテ)」などなど数多くのアニメ作品に携わっています。
三橋美智也
そして、カールのCMにおいて、カールおじさんと共に忘れてはならないのがCMソングを歌った三橋美智也の存在です。

三橋美智也
現在「ミッチー」といえばおそらく及川 光博を指すのではないかと思いますが、元祖ミッチーとでも言えそうなのが昭和30年代に数多くのミリオンセラーを連発した三橋美智也です。
コブシの効いたハイトーンボイスが耳に残りますね。カールのCMソングとなった「いいもんだな故郷は」は、この特徴を活かしきった楽曲といえます。
この曲は1990年に発売されています。
おらが村
株式会社 明治が運営するカールのオフィシャルサイト、それが「カールおらが村」です。

カールおらが村
カールおじさんと仲間たちが暮らす「カールおらが村」という設定のもと、カールの歴史や商品情報、ゲームなど楽しいコンテンツがいっぱいです。
これからもまだまだカールから目が離せませんよ!