なんか雪兎さん、かわいくなってませんか。
これは〝本格的に桃矢を落としにかかるのかもしれない〟
緒方恵美さんとは
声優デビュー25周年 緒方恵美関連作品 part1 - Middle Edge(ミドルエッジ)
以下、名無しにかわりまして緒方恵美関連作品をお送りします
人形草紙あやつり左近

人形草紙あやつり左近が表紙。いい時代だったな、ケンシロウ……
まんだらけ札幌VIN 哭きのいわ城さんのツイート: "同じく95年のジャンプで色っぺ〜のは小畑健「あやつり左近」。連載はそんなに長くないですが未だに静かな人気があるのはこの妖しい色香の為としか思えないです・・・ #週刊少年ジャンプ #あやつり左近 https://t.co/Lh8iyvFO58"
1995年から1996年にかけて週刊少年ジャンプで連載された漫画作品。
原作は写楽麿。これは漫画原作者宮崎まさるさんの別名義で、近頃話題になっているのは「ブラック・ジャック創作秘話~手塚治虫の仕事場から~」など。

「ブラック・ジャック創作秘話~手塚治虫の仕事場から~」
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作画担当は小畑健。「ヒカルの碁」「DEATH NOTE」「バクマン。」あたりの作画の人。
なんか《若い割にめちゃめちゃ絵がうまい人》という印象を持っていましたが1969年生まれ、85年デビューなので新人・若手度がそこまで高いというわけでもなく。
近い方だと1970年生まれ、87年デビューの和月伸宏先生がいらっしゃいます。
小畑先生は「ヒカルの碁」のあとに「DEATH NOTE」、和月先生は「るろうに剣心」のあとに「武装錬金」という大きな作品を描いています。
ヒット作をだした後が大変と言われるジャンプ周辺としては、どちらも大変良い作品である上、アニメ化も果たしているという点で特筆すべきかもしれません。
「武装錬金」については03年連載開始、05年連載終了なのに対しアニメが06年開始で〝作者本人から「今更ァ!?」というコメントがでていますが〟

DEATH NOTE
DEATH NOTE コミック 全12巻完結+13巻セット (ジャンプ・コミックス) | 小畑 健 |本 | 通販 | Amazon
さて「人形草紙あやつり左近」はどういう漫画なのか。
これが〝ジャンプの鬼門〟と恐れられている《ミステリ漫画》でございます。
こうやって表現するといかにも他人事なんですが、《鬼門》というものがどうやって作られたかというと、
1 〝ジャンプ初のミステリ〟とも言われる「人形草紙あやつり左近」が打ち切られる。
2 「心理捜査官 草薙葵」が打ち切られる。
3 「少年探偵Q」が打ち切られる。
以上です。
京極堂、これはいわゆる〝事の発端〟というわけではないのかい。

人形草紙あやつり左近 コミックス1巻
K新刊コミック紹介@スマホで読めますさんのツイート: "「人形草紙あやつり左近 1」他3冊2017/10/1https://t.co/di1EUO2cFm#写楽麿#小畑健#Kindle #予約 #ジャンプコミックスDIGITAL【桜が狂い咲く季節、復讐鬼に招かれて…】山奥の廃校で人知れず行われた同窓会は、凄惨な殺人事件の幕… https://t.co/gKzYK9arur"
打ち切りの原因は《これだ!》というものはないようです。ということはジャンプなので読者人気とかだったりするのだろうか。
出来としてはキャラクターもギミックもストーリーも演出も良い意味で安定しており、絵はめっちゃうまい。
そういう調査結果があると「なるほど……何が原因で打ち切りが起こったのかわからない。それがこの作品における最大の《ミステリ》ってわけだな!」みたいなことを思がちなんですが〝誰が得するのかよくわからないので捨てました〟
なお絵がうまい点については通常長所であり、この場合ももちろん長所なんですが和風ホラー要素ありのミステリであり当然人形とかも出まくっているので〝とても怖い〟
青年誌だったらシグルイのようにこれが原因で人気になっても良さそうですが、週刊少年ジャンプを楽しんでいる少年少女諸君が
「久々に怖かった。こういう絵を大量に見られるのが漫画ってやつなんだよな。
近頃の少年漫画は怖い思いができる絵を見られないから困る」
と言っているのはちょっと想像したくないものがあります。
キャスト 橘左近

アニメ版の2人。
グラベルさんのツイート: "金田一少年、コナンのブームに乗っかろうと少年ジャンプが三番煎じで始めた「人形草紙あやつり左近」たったの4巻で終焉を迎えたが、アニメ化されていたことを最近知ったちょっと観てみたい https://t.co/ZvJq8RlcxM"
〝緒方〟さんの〝話〟の〝時間〟だ……!
アニメは1999年10月から2000年3月までの放送。
和月先生から「今更ァ!?」とコメントされた「武装錬金」をはるかに超える記録です。王者王者。
左近氏は端正な顔立ちをしたいわゆる美形。
これでかわいい恋人がいたら十中八九〝敵〟なのですが、彼は寡黙な人物であるうえに〝相方が人形なのでとても安心〟です。
ちなみに《人形》の右近君は人形なので当然喋らないのですが、《そこに彼のような人物がいたとしたら、どういう思考や言動をするだろうか》というアプローチをすると推理の助けになったりします。
このあたりは表現が難しいところだと思うのですが《実によくできた人形の右近》《天才人形遣いの左近》という設定と小畑先生の絵が非常にマッチしていてぐっど。
……なのですが左近氏、冷静沈着の名探偵かと思いきや某少年探偵のナントカ川なんとかナン氏と同じように
〝そこなへんに落ちている薬のようなものを舐めて判別する〟
〝薬品をしみこませた紙を舐める〟
とかやらかしています。さらにはこの顔で〝右近に依存している〟とも言われています。ただのダメ男かな?
そう思うとふたりのツーショットがことごとくプリクラに見えてくるのですが、内容としては極めて真面目な話なので左近×右近などを期待してしまうと欲求不満になってしまうかもしれません。