お待ちかねのZガンダム登場!です。この機体をエゥーゴが手にする事になりました。
何故でしょう?ティターンズはガンダムMK-Ⅱという機体を独自で開発し、曲がりなりにも4機生産しテストまで漕ぎ着けていたにも関わらず・・・です。エゥーゴではそのうちの1機を実戦に投入し、(パイロットの能力の高さがあったにせよ)非常に高い戦果を上げるほどの機体だったのですからティターンズはこの時点ではアドバンテージがあったと思われますよね。
にもかかわらずエゥーゴに先を越されたのはこのガンダムMK-Ⅱの開発からAE社を排除したことにあるからの様なんです。ティターンズの思想から考えても判ることではありますがジオン系の開発者を抜きに「純然なる地球人」のみを採用することとなった開発者チームのメンバーで開発を成功させなければならなかったのですから旧ジオン公国系の開発者を大量に雇い入れているAE社に任せるわけなどなかったのです。そこでAE社はエゥーゴと組みまた裏ではアクシズとの技術交換など取引もあり~の・・・となるわけでした。納得いきますよね?この経緯。
さてこの機体について特筆すべきはやはり言わずもがなの変形機構による「ウエーブ・ライダー」(以下WR)形態でしょう。バリュート成しで単独で大気圏再突入も可能でそのまま大気圏内で運用も出来てしまう優れモノでしたね。この時期のMSとしては考えられないほどの汎用性と高機動性を併せ持ち、尚且つパイロットはニュータイプとこの時期もくされていた「カミーユ・ビダン」となればその高性能を如何なくかつそれ以上の性能まで引っ張り出すことに成功しています。この後、UC120年代まで主力MSの座を明け渡すことは無く、第4世代の限られたパイロットのみが操る事が出来るMSでは戦力的に「性能」より「数量」で圧倒されてしまいますから当然のことでした。「ゼータ乗り」とはエースパイロットのことを指すようになったぐらいの名機となり、後々まで後継機種が乗り継がれていくこととなります。そう云えば「機動戦士ガンダムUC RE:0096」でリディーが乗ってミネバを地上に降り立たせた時に使ってた機体もZ系の機体でしたね。あぁそう云えばこの機体の開発主任は誰でしたっけ・・・『その開発者の子供がZガンダム系のパイロットになっていたなんて事になると、それでは私のようなものでもつい信じたくなってしまうじゃなか・・・彼らの見た狂気の夢をね!』(どっかで聞いたようなセリフを一人つぶやいてみました。(笑))
ティターンズの可変機・RXナンバーを継ぐ機体たち
この項ではTMSに基づく機体たちをご紹介させていたっ抱きます。結局のところ「Zプロジェクト」と同じ素材、フレーム構造、可変構造どれをとっても同じものにつながって最後に1点に収束されていくわけですけれども同じ第3世代の機体と言ってもその運用目的や戦略的、戦術的な違いから大きく外見上の違いも現れてきます。戦略的にはコストの高い第3世代の機体だけでMS部隊を編成することは当然無理がありますから中距離、または長距離の支援部隊を第2世代のMSをあて、または混在させることで補っていたわけでしょう。とにかくここでは第3世代のMSを
1機1機見てみましょう。
RX-110
ガブスレイ[GABTHLEY]
MOBILE SUIT Illustrated 2015 機動戦士ガンダムMS大全集2015
TV版での初登場シーンが印象的でしたね。月のフォン・ブラウンを制圧する「アポロ作戦」を直前に控えていたこの時期に艦隊と合流せず単独行動をとっていたパプテマス・シロッコの目的はこの機体の性能テストと完熟訓練であったようです。見慣れぬその機体色と複雑な変形機構、そしてその格闘性能はシロッコ自身が操縦したメッサーラを相手に互角以上の模擬戦を行い、ニュータイプでなくとも十分な性能を見せていました。火力も申し分なくMK-Ⅱ相手なら一撃でしとめられるとジェリドのセリフがある通り艦艇でも同じような結果が得られることは間違いなさそうな威力のロングライフルを装備しています。それにしてもシロッコの女ったらしぶりはここでも存分に発揮されます。こいつだけはジェリドではないですがどうもムカつく野郎ですね~。まぁそれはそれとして話を戻しましょう。このシーンで初めてこの機体の変形が見られます。これがまた複雑でした。
説明はWikiからちょっと引かせていただきましょう。『MS形態から体を二つ折りにし、下腿部アーマーが左右に分割して露出した脚内部のムーバブルフレームのみを180度回転させて前方に突き出し、破砕式のクローアームを形成する(下腿部外殻はスラスターごと後方に向けられる)。両腕は縮められて手首が内部に収納され、背部のコブ状のアーマーが上面に移動して頭部を覆うことでカメラ、センサー類を複数持つ機首として機能し、さらに腹部のマウントラックにフェダーインライフルを接続することでMA形態を取る。』とこうなるわけなんですが、訓練のためにか、この複雑さからかは判りませんがZガンダムに比べると時間がかかるようでした。
アーガマ隊との初戦闘でエマ・シーンの乗るリック・ディアスをその両肩に装備している戦艦クラスのメガ粒子砲で一撃で戦闘不能に陥らせ、カミーユのMK-Ⅱをそのクローで押しつぶし撃破していました。ファーがZガンダムをもって助けに来なければカミーユは確実に死亡、MIA(戦闘中行方不明)扱いになっていたところでした。変形時間も戦闘中はいたって短時間になっていましたし充分な力を発揮していましたね。MA形態の形状は小説版ではセミに例えられるなど余り恰好のいいものでは無かったかもしれませんが僕は大好きな機体です。
RX-139
ハンブラビ[HANBRABI]
MOBILE SUIT Illustrated 2015 機動戦士ガンダムMS大全集2015
この機体を語るにはまずパイロットのヤザン・ゲーブルのことを説明しなければならないと思います。
彼を紹介いたしますにはやはりWikiから引かせて貰うほうが端的でしょう、『MSパイロットとして卓越した操縦技能を持つ。そのため一年戦争以前の過去の経歴については作中で特に描かれてはいないものの戦闘経験が豊富であると推測されており、ガンダムシリーズを題材にした各種ゲームでは、一年戦争時の彼を連邦軍側のパイロットとして登場させる作品も少なくない。
戦闘自体を好む激しい性格であり、ティターンズの理念には関心を持っておらず、他勢力との戦いの場としか見ていない。また、自分の戦闘を邪魔する存在は敵味方問わず誰であろうと容赦しない。その一方で、無抵抗な民間人を虐殺するような非人道的なコロニー落としやサイド2への毒ガス攻撃などに対しては嫌悪感を顕にしたり、アドル・ゼノの出撃前に緊張をほぐしたり色々とアドバイスし、ラムサス・ハサ戦死時に彼の名を叫び激昂するなど、部下後輩に対して良き兄貴分の一面もある。小説版『機動戦士ガンダムΖΖ』では仲間の死を悼んで墓を作ることを提案する場面もあり、ゲモン・バジャックから「意外と優しい人間」と評されているなど、戦いだけではわからない仲間への友情も持っている。凶悪な部分は子供の頃から顕著だったようで、少年時代の彼は荒んだ生活を送っていた。また、当時は自分を欲望に忠実に生きる人間に育てた親を憎んでいたらしい。
ダミーのMS(マラサイ)を囮に使う作戦を立案・実行し敵部隊であるアーガマ隊を罠に嵌めたこともあり、劇場版『Ζガンダム』ではパプテマス・シロッコの野心を見抜いた上で協力するなど、戦術や政治的駆け引きにも長けた面を見せることもある。』となっています。彼は今、連載中の「ジョニー・ライデンの帰還」でも登場するなど作品によっては矛盾する部分はあるかもしれませんがUC0090年代迄は現役でパイロットを務めており、その技量、戦術眼、物事の本質を見極める力は抜群である描写は枚挙に暇がありません。
この機体自体のスペックはいかにも平凡で特筆せねばならぬ程のものはないのですがヤザンが言うからには何か秘密がある機体だったことは確信が持てます。
NRX-044 (NRX-004)
アッシマー[ASSHIMAR]
MOBILE SUIT Illustrated 2015 機動戦士ガンダムMS大全集2015
これって面白い機体ですよね。発想がほかの可変機とは逆でMAを可変させてMSにできないか?っていう考えですよね。たからこの輸送機のような形状とペイロードなんでしょう。これと言って活躍の場面がなかったのはこれといったパイロットに恵まれなかったのではないでしょうか。
この機体独特のMA形態での急上昇そして自由落下時のMS形態の格闘戦、そしてまたMA形態の急上昇と独自の作戦、戦術が使えます。
武装の面では高い汎用性を有していまして、『武装は専用の大型ビームライフルのみであり、空力特性を考慮した形状となっている。砲口は縦に長い長方形で、のちに登場するガブスレイなどの携帯火器に比べるとスペック上の出力は2.6Mwと低いが、収束率が高く大口径ゆえに破壊力は大きい。機動性を利用しての接近戦にも強さを発揮した。
上記のビームライフル以外にも他の連邦軍MSのビームライフル、ビームサーベルも使用可能であり、実際ブラン機は右手に大型ビームライフル、左手にマラサイ用ビームライフルを持って戦っているほか、ガンダムMk-IIのビームサーベルを奪って使用している。』との記載があります。
ガンダリウムγ合金を使わずに済んでいるためコストの面では普通の第2世代機と同等とまではいかなくともある程度、目をつぶれる範囲内の予算で済んだことからでしょう。少数ですが量産化されていましたし、様々な作品でもお目にかかることの多い機体です。
ORX-005 (ORX-05, CRX-005)
ギャプラン[GAPLANT]
MOBILE SUIT Illustrated 2015 機動戦士ガンダムMS大全集2015
この機体もヤザン・ゲーブルが搭乗していました。可変機が好きなんですね。ロザミア・バダムもこれを使っていましたね。この機体の場合は「ロザミー」ことロザミア・バダムの事からでしょう。やはりどうしてもその機体を操縦していたパイロットのキャラクターがその機体を生かすも殺すも左右してしまうのではないでしょうか。その点、主人公や準主人公のようなキャラは今更ご紹介させてもらっても意味はありませんが、名前だけ聞いても「あれっ?誰だったっけ?」というキャラで重要な役割を果たすものも居ますので・・・
ちょっと機動戦士ガンダム MS大図鑑 MS ENCYCLOPEDIAの中でキャラクター大図鑑を覗いてみましょう。「登場話数機動戦士Zガンダム14話~48話 所属 地球連邦軍(ニュータイプ研究所)階級 少尉 オーガスタ研究所で人工的に作られた強化人間。17歳の少女。カミーユに接触してアーガマに同乗。戦闘を見て使命に覚醒、Zを攻撃する。ティターンズに戻ると精神安定のための思考操作を受け記憶を失う。カミーユの努力も空しく、精神の混乱を来して彼に倒された。」(原文ママ)とあります。しかしこれだけでは彼女の何であるかを説明するには足りていないと思いますので、僕なりに補足させていただきます。
彼女は強化人間として能力が高すぎたのです。故に精神の崩壊が進んでいてそれの均衡を保つ為の色々な処置が施されていました。その中で偽りの家族の記憶がありました。その記憶の中でカミーユは兄であり慕う対象となっていたのが悲劇でした。元々、コロニー落としがトラウマにあっているところを利用し強化するだけして強化しすぎたのでしょう精神が不安定になっているのをカミーユやゲーツを実の兄であると信じ込むことで何とか均衡を保っていたにすぎなかったのです。幼い行動が多く、シンタ、クムとの良き遊び相手にもなっていました。優しい少女だったのでしょう。それが無断でネモを持ち出しアーガマを離れてしまい、ゲーツによる再調整の結果カミーユたちアーガマ隊を敵としてしか認識出来なくなってしまいました。カミーユの必死の説得も受け付けず、最後はカミーユの一撃によってトドメを刺されます。「機動戦士Zガンダム」という物語全体がそうであるように背景が重く暗い感じがありそれが涙を誘う名作となっていると思うのは僕だけでしょうか?それが映画化までされた要因だと思います。話をMSに戻してもここまで書けば別にいいか、、、なんて思いもしますがこの機体やはりヤザンが乗っているんです。このオッサン本当にオールドタイプ?どうも疑問が残るんですよね~この機体の強引に爆発的推進でかかるGは普通耐えられるものじゃないはずなんですけど?想像してください。ICBMで大気圏内の空中を真横に飛んでる状態を・・・ロザミアも機体になれる前に大破してしまい機体性能を引き出すことには失敗しています。物語の最終場面近くでシロッコとの最終決戦時に思念体?霊体?のような姿でパラス・アテネに乗るサラ・ザビアロフの前に立ちふさがったのがまた印象に残っています。そういえばこのサラ・ザビアロフもシロッコにヤラレテいると思わせるセリフがありましたね。ホンット許せないヤツですよ!シロッコは!