どこでも動画を見られる懐かしの玩具『ポピー くるくるてれび』

どこでも動画を見られる懐かしの玩具『ポピー くるくるてれび』

1970年代後半に登場し、どこでも動画を見られる画期的な仕組みと豊富なコンテンツで子供たちのハートを鷲掴みにした株式会社ポピーの「くるくるてれび」。 動画が見られる仕組みや、カセットラインナップ、当時の懐かしいCM映像などをご紹介。


懐かしの動画再生玩具!株式会社ポピー「くるくるてれび」

キャッチコピーは「君だけのテレビ劇場」。
1979年に株式会社ポピーが発売した画期的な玩具、その名も『くるくるてれび』。
スマートフォンもタブレット端末も無かった頃に突如彗星のごとく登場した「持ち歩ける動画端末」は子供たちのハートを鷲掴みにした。

くるくるてれびの本体価格は当時2000~2500円。
別売りのカセットが700~800円であった。

ポピー「くるくるてれび」の仕組み

ポピー「くるくるてれび」の仕組みはいたってシンプル。
交換式のカセット内に8mmフィルムが入っっており、それを本体に装てんして、電池(単3×2本)でフィルムを回す。
音声の無い電動ハンディ映写機といった感じである。

ムービーの長さは2~3分程度。
特撮・アニメ作品のダイジェストが収められている。

「くるくるてれび」カセットのラインナップ

カセットのラインナップは、ウルトラマン・仮面ライダー・戦隊ヒーローなどの特撮もの、ヒーローやロボットアニメが中心。
その他、女の子向けアニメやプロレスなどの実写ものも存在していた。

主なラインナップは下記の通り。

|ウルトラマン|仮面ライダー|宇宙刑事ギャバン|
|ドラえもん|銀河鉄道999|科学忍者隊ガッチャマン|
|機動戦士ガンダム|マジンガーZ|勇者ライディーン|
|六神合体ゴッドマーズ|うる星やつら|ロボット8ちゃん|
|花の子ルンルン|キャンディキャンディ|あさりちゃん|

「くるくるてれび」の発展版、「くるくるびでお」

「くるくるてれび」の後に発売された「くるくるびでお」。
接眼レンズに目を付けて見る「くるくるてれび」とは異なり、「くるくるびでお」には画面に投影するモニターが付いている。
また外側にスイッチがついているため、複数人でムービーを見ることができるのが大きな特徴であった。

カセットは「くるくるてれび」と共通。
価格は当時3,800円

価格が高くなったせいか、複数人でみるニーズがなかったのか、「くるくるびでお」はあまりヒットしなかったようである。

くるくるびでお

先駆けだったバンダイの「ちびっこムービー」

80年代に一世を風靡したポピーの「くるくるてれび」であったが、それより前に類似のムービー端末は発売されていた。
それはポピーの親会社であるバンダイの「ちびっこムービー」。

カセット内に入ったフィルムを回して見る仕組みは全く同じ。
しかし、こちらはハンドルでフィルムを回す手動式であった。

バンダイ「ちびっこムービー」

画期的な手法を実現しながらも、ヒットに至らず消えていったバンダイ「ちびっこムービー」。

・メカを感じさせる電動式
・おしゃれなスケルトンの丸型カセット
・ヒーローが出演するテレビCM

ポピーは「ちびっこムービー」を敗因を研究し尽くし、上記の改善をおこない「くるくるてれび」をヒットに導き仇を取った。

なお、ポピーは1983年に株式上場を目的としたバンダイグループの再編に伴いバンダイ本社に吸収合併され、同社のポピー事業部に再編された。
1983年に放送された「くるくるてれび」のCMでは、ポピーとバンダイのロゴが両方とも表示されている。

昭和の玩具史に残る名品「くるくるてれび」を入手するなら

一般家庭にビデオデッキが普及する前から販売されていた夢の動画再生端末。
憧れのヒーローやヒロインが、目の前で動き出した時の感動は今も忘れられない。

ネットに繋がる端末があればYoutubeなどで動画を好き放題見ることができる現代の子供からは馬鹿にされるようなレベルだが、「くるくるてれび」が残した感動と功績は大きい。

あの感動を今一度!とオークションで当時のデッドストック品を探す方は要注意。
カセット内のフィルム劣化等により無事に再生できないことも多いので、事前に再生可能かどうかを確認したほうが良いと思う。

https://auctions.yahoo.co.jp

関連するキーワード


おもちゃ 玩具

関連する投稿


福井・敦賀赤レンガ倉庫で「昭和・平成のOMOCHA展」開催へ!懐かしの玩具が春の赤レンガに集結

福井・敦賀赤レンガ倉庫で「昭和・平成のOMOCHA展」開催へ!懐かしの玩具が春の赤レンガに集結

福井県敦賀市の観光名所「敦賀赤レンガ倉庫」にて、2026年3月12日(木)より春の企画展「あの時の、あこがれ。- 昭和・平成のOMOCHA展 -」が開催されます。昭和から平成にかけて子供たちを夢中にさせた懐かしの玩具が一堂に会し、単なるノスタルジーを超えた「あこがれ」と「想像力」の記憶を呼び覚まします。巨大ヒーローのフォトスポットやワークショップなど、大人も子供も楽しめるイベントの詳細をお届けします。


『ビックリマン×MUSASHI個展〜聖魔アートの世界〜』が全国6都市で開催!MUSASHIの“ブラックゼウス”が登場!!

『ビックリマン×MUSASHI個展〜聖魔アートの世界〜』が全国6都市で開催!MUSASHIの“ブラックゼウス”が登場!!

ロッテと石富プロパティーの共催で、2025年6月から2026年3月にかけて全国6都市を巡るイベント『ビックリマン × MUSASHI個展〜聖魔アートの世界〜』が開催されます。


26年ぶりの復活!タミヤの「RCカー」の誕生50周年記念企画『タミヤRCカーグランプリ』がYouTubeで公開中!!

26年ぶりの復活!タミヤの「RCカー」の誕生50周年記念企画『タミヤRCカーグランプリ』がYouTubeで公開中!!

総合模型メーカーのタミヤが、タミヤのラジオコントロールカー(RCカー)の誕生50周年を記念し、1984年~1999年に15年間にわたって放送されたRCカーレース番組『タミヤRCカーグランプリ Special』をタミヤ公式YouTubeチャンネルにて公開しています。


射的・わなげ・玉入れに必要な備品と景品がすべてセットに!手軽に本格縁日を楽しめる「縁日ノあそび箱」が好評発売中!!

射的・わなげ・玉入れに必要な備品と景品がすべてセットに!手軽に本格縁日を楽しめる「縁日ノあそび箱」が好評発売中!!

1946年創業の老舗縁日問屋・キッシーズより、イベントや家庭で手軽に本格縁日を楽しめる新商品「縁日ノあそび箱」が現在好評発売中となっています。


不朽の名作「北斗の拳」より、『サウザー』が約1/24スケールでアクションフィギュア化!!

不朽の名作「北斗の拳」より、『サウザー』が約1/24スケールでアクションフィギュア化!!

ディーアイジーより、人気漫画「北斗の拳」シリーズに登場するキャラクター・サウザーを約1/24スケールでアクションフィギュア化した「DIGACTION『北斗の拳』サウザー」が発売されます。


最新の投稿


アニメ『プロゴルファー猿』不朽の名曲が初の7インチ復刻!水木一郎が歌うテーマ曲がアナログ盤で蘇る

アニメ『プロゴルファー猿』不朽の名曲が初の7インチ復刻!水木一郎が歌うテーマ曲がアナログ盤で蘇る

藤子不二雄Ⓐ原作のTVアニメ『プロゴルファー猿』のテーマ曲が、初の7インチアナログ盤として復刻発売決定。アニソン界の帝王・水木一郎による「夢を勝ちとろう」と「マイウェイ猿丸」を収録。当時のジャケットデザインを再現し、2026年5月27日にリリース。名台詞から始まる伝説の楽曲がアナログならではの音響で蘇ります。


日本唯一の乗り物「カーレーター」が還暦!須磨浦山上遊園で60周年記念イベント開催

日本唯一の乗り物「カーレーター」が還暦!須磨浦山上遊園で60周年記念イベント開催

山陽電気鉄道が運営する須磨浦山上遊園の「カーレーター」が3月18日に営業開始60周年を迎えます。これを記念し、赤いちゃんちゃんこを纏った記念車両の運行や除幕式、限定グッズの販売、記念ハイキングなど多彩なイベントを開催。日本でここだけの“独特な乗り心地”と共に、昭和レトロな節目をお祝いします。


国民的ゲーム『ぷよぷよ』が介護福祉向けに進化!『ぷよぷよトレーナー』開発開始と説明会開催決定

国民的ゲーム『ぷよぷよ』が介護福祉向けに進化!『ぷよぷよトレーナー』開発開始と説明会開催決定

松竹ブロードキャスティングやセガなどによる製作委員会が、国民的アクションパズルゲームを介護福祉向けに最適化した『ぷよぷよトレーナー』の開発を開始しました。専門家の監修により高齢者が無理なく楽しめる工夫が施されています。現場の負担軽減にも繋がる新しいツールとして5月より施設向け説明会が開催されます。


手のひらサイズの昭和レトロなミニラーメン鉢で薬味を育てる栽培キットが発売

手のひらサイズの昭和レトロなミニラーメン鉢で薬味を育てる栽培キットが発売

聖新陶芸から昭和レトロなミニチュアサイズのラーメン鉢で薬味を育てるユニークな「ラーメン薬味栽培キット」が発売されました。本格的な陶器製の小さな鉢に土や種だけでなくミニサイズの割り箸もセットになっており発芽から成長まで手軽に楽しめます。デスクやキッチンを彩る遊び心に溢れた癒しの栽培アイテムです。


あの「マッピー」が令和に帰ってきた!2月22日“ねずみの日”よりSNSショートアニメ「まっぴーちゅう!」配信スタート

あの「マッピー」が令和に帰ってきた!2月22日“ねずみの日”よりSNSショートアニメ「まっぴーちゅう!」配信スタート

1983年にアーケードゲームとして登場し、80年代を風靡した伝説のアクションゲーム『マッピー』が、令和の時代にまさかの大復活!2月22日の「ねずみの日」に合わせて、SNSショートアニメシリーズ「まっぴーちゅう!」としてTikTokやYouTubeでの定期配信がスタートしました。お馴染みのキャラクターたちがポップでキュートな姿に生まれ変わり、忙しい現代人に「1日30秒のクスッと」をお届けする、誰も傷つかないハートフルなドタバタコメディの魅力に迫ります。