RX系ガンダムの変遷と後継種ガンダムの発展を調べてみました。(4)

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終戦協定が結ばれていたとはいえ、未だに戦闘が各地で行われていました。その中でも一番大きな紛争と言えば皆さんもよっくご存知のデラーズ・フリートによるものです。0083star dust memoryで描かれていましたね。 連邦軍は「RX-81計画を」UC0081年に再開、またアナハイムエレクトロニクス社(以下AE)と共同で「ガンダム開発計画」が同年10月スタートさせていました。


はじめに

今回はガンダム開発計画で試作機としてロールアウトさせたGPシリーズとその派生型について調べていきます。UC0082~UC0083の時期が中心となります。このシリーズの頃はすでに漫画、ゲーム、OVAなど数多のストーリーや設定があり、それぞれがある意味MSV本来の姿を体現しているのかな~などとも考えています。ガンプラというフラッグシップがあってこそのモビルスーツバリエーションであり、ガンダムの人気を支える原動力ではありましたが(現在も)、それを支えるのは自由に新しいMSの姿を描けるMSVの寛容性だと思います。

ガンダム開発計画

RX-78GP00

ガンダム試作0号機(ブロッサム)

模型雑誌「電撃ホビーマガジン」の企画「機動戦士ガンダム ファントム・ブレット(亡霊の弾丸)」に登場しました。コードネームのブロッサムは「花の開花」の意味。開発したAE社のチームが女性が多かった等言うことでGPシリーズにはそれぞれ花の名前が愛称として付けられることになりますが、あくまで仮の名称で正式な連邦軍の型式名ではありません。
宇宙世紀0082年12月、ジャック・ベアード中尉が月面でジオン軍残党と交戦し、大破しましたが、これは一つの機体に多すぎる要素を詰め込んだためにパイロットの負担となる事が原因だったことが分かり、後継機4機には複数の機体で一つの機能を追求するようにGPシリーズが開発されたという事です。
しかし軍の裁可無しに開発製造した機体が何故実戦を行ったのかは疑問が残る所ですね。

FF-X(7)II-Bst

コア・ブースターのままドッキング出来るように設計されたといわれるが、コア・ブースターIIからブースターを外すだけでコア・ファイターIIになるような構造にはなっていない。GP00とのドッキング時には背部にドラム式フレーム、臀部にブースター部分が配置される。

コア・ブースターII

確かに広域センサーMPIWSは見た目にもバランス悪そうですよね。廃案になったのもうなずけます。
資料によっては「たびたび不調が生じるために信頼性は低かった。」ともあり、無理やり装備するにはMS機体自身に対する悪影響などを考えれば当然の事ですよね。そもそもGP00は欲張り過ぎた試作機だった証明でもあると思います。

RX-78GP01

全高	18.5m
頭頂高	18.0m
本体重量	39.7t
全備重量	65.0t
装甲材質	ルナ・チタニウム合金
出力	1,790kW
推力	42,000 kg×2
12,000 kg×2
(総推力)108,000kg
武装	60ミリバルカン砲×2
ビーム・サーベル×2
ビーム・ライフル×1
90ミリマシンガン×1
シールド×1

ガンダム試作1号機 ゼフィランサス

0083スターダストメモリーの冒頭で試作2号機と共に登場しましたね。ホワイトベース型「アルビオン」の格納庫でテストを待っているところでした。本来はAE社のテストパイロットが試験するはずだったのが試験中の事故で死亡してしまったためトリントン基地に運ばれそこで新たなテストパイロットを選定するはずでした。その後の事件から作中で様々なドラマが生まれるのですが、本作品中盤までの主役機となっています。
このGP01は派生型が多くあり(後述)、汎用性の高さを感じさせてくれますね。

FF-X II (FF-X7II)

全長	14.7m、(翼巾10.5m)
全備重量	15.9t
推力	84,000kg
武装	ビーム・ガン×2

コア・ファイターII

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