歌詞分析に使うツールは「Lyric Jumper(リリックジャンパー)」
「Lyric Jumper」 歌詞の世界に飛び込もう
「Lyric Jumper」は、アーティストの持ち歌の歌詞の傾向を20のトピックに分け、比率として可視化し、歌詞の傾向が似ている他のアーティスト名も同じ画面に表示させることができる、全く新しい歌詞探索ツールです。
「Lyric Jumper」でTHE BLUE HEARTSを検索すると…

この「Lyric Jumper」で、1stアルバム『THE BLUE HEARTS』の収録曲がどのように表示されるのかを紹介します。
アルバム『THE BLUE HEARTS』収録曲のトピックは?

収録曲順のトピック
調査結果は「自分探し」が4曲、「自由気まま」が4曲と、両トピックでアルバムの3分の2を占めました。
「自分探し」トピック曲の歌詞フレーズ
※歌詞のトピックと関連の強いフレーズ(行)が文字サイズと色を変えて強調表示されます。

『未来は僕等の手の中』

『終わらない歌』

『爆弾が落っこちる時』

『世界のまん中』
このトピックは「希望」、「不安」、「みんな」といったワードに近い歌詞フレーズが登場する曲です。
心の奥を鷲掴みにされるようなメッセージの曲が多いですね。
「自由気まま」トピック曲の歌詞フレーズ

『NO NO NO』

『パンク・ロック』

『少年の詩』

「裸の王様」
このトピックは「最高」、「元気」、「幸せ」といったワードに近い歌詞フレーズが登場する曲です。
モヤモヤしている気持ちを吹き飛ばしてくれるメッセージばかりですね。
アルバムのラスト『リンダ リンダ』のトピックは「浮世離れ」

『リンダ リンダ』
このトピックには、印象的なフレーズを何度も繰り返している曲が多いです。
作詞したボーカルの甲本ヒロトは過去の雑誌対談で「リンダとは誰か?」という質問に対し、「僕も分からない。答えとか元々ないんだよ。だから、リンダリンダって歌詞カードには書いてないでしょ。登録もしてないから自由に歌っていいんだよ。」と語っています。
このアルバムは12曲収録ですが、収録曲合計時間は33分59秒と非常に短いです。
しかし、30年たった今聴いても当時の勢いを感じずにはいられないほど、熱い曲がとても多いです。
それは今回紹介したメッセージ性の高い歌詞があるからこそかもしれませんね。
他にも、「Lyric Jumper」を使えば、歌詞のトピック別に楽曲を表示させたり、作詞家さんとトピックの傾向を調べたり、歌詞からみる類似アーティストを知るなど、今までの歌詞検索ではできなかったような、様々な発見ができます。
みなさんもぜひ、好きなアーティストを検索してみてください!
構成:プチリリスタッフ