皆さんご存知「ドリフの大爆笑」!!

昭和感満載の、スクールメイツのポンポンを使った振付が映えるドリフのオープニング。これから楽しい90分間が始まります!
ロングバージョンはこちら
で、元ネタって何よ???
実はドリフのオープニングは替え歌だった!

ミドル世代であれば誰もが聴いたであろうドリフのオープニング。実はオリジナル曲ではなく、戦前の楽曲の替え歌だってご存知でしたか?
実際に聴いてみよう!
こちらは1940年に発表された「隣組」という曲です。戦時体制において導入された制度の一つ「隣組」を宣伝啓発するための楽曲でした。アレンジは全く異なりますがメロディーラインはドリフとそっくりですね!
「隣組」を歌った歌手、徳山璉とは?

藤山一郎に代表されるように、当時流行歌を歌う歌手は声楽の教育を受けている人が多かったんですよね。彼もその例に漏れず、東京音楽学校声楽科(現在の東京芸術大学音楽学部声楽科)を卒業し、音楽学校で教師も務めていました。
徳山を代表する超名曲「ルンペン節」!
当時のレコードの音源のため雑音がありますがご容赦ください。関東大震災や世界恐慌から立ち直っていこうとしている、ある意味明るい1930年代の日本の空気を感じられる名曲です。今このタイトルで曲を出すのは無理でしょう!
メガネドラッグも「隣組」が元ネタだった!
「隣組」メドレーはこちら!
これは昔から何となく気づいてた方は多いと思います。メドレーで聴くと一目瞭然ですね!個人的な話ですが殺虫剤のメルトンは記憶にありませんでした。
名曲は時代を超える!
本当の名曲は時代に流されません。その時代時代に合ったアレンジを施され何度でも蘇ります。「隣組」はその典型例ではないでしょうか。徳山璉は正直戦前の歌手の中では知名度は高くないと思いますが、彼の楽曲とともにもっと知名度が上がってほしいものです。
徳山璉のCDはこちらです。
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