90年代を代表するCMクリエーター佐藤雅彦の世界
夢中になって観ているドラマや大好きなバラエティを楽しんでいると途中で割り込んでくるCM。とかく嫌われることが多いCMですが、なかには時代を超えて記憶に残り続ける名作CMも。1990年代に企業イメージを大幅に上げるCMを作る名クリエーターと言えば佐藤雅彦。佐藤の名前は知らなくとも記憶に残っているCMは数多くあるはずです。
佐藤雅彦プロフィール
【氏名】佐藤雅彦(さとうまさひこ)
【生年月日】1954年3月28日生まれ
【経歴】静岡県沼津市(旧戸田村)出身→静岡県立沼津東高等学校→東京大学教育学部→電通(セールスプロモーション局)入社→電通第4クリエーティブディレクション局に異動→独立へ企画会社TOPICS設立→慶応大学環境情報学部教授(現在)
主な佐藤雅彦CM作品
スコーン
社交ダンスを踊りながら「スコーンスコーン コイケヤ スコーン♪」とテンポの良さから気づいたら口ずさんでしまう人が続出するほどでした。
このスコーンのCMを見て、スコーンの商品名を覚えただけでなく、湖池屋の存在自体も知った人も多いのではないでしょうか。
ポリンキー
今も根強いファンが多いスナック菓子「ポリンキー」。ジャガイモのポテトチップスよりコーンでできているだあって軽い感じで、あっという間に一袋食べちゃった経験がある人も多いのでは!?
ポリンキーのCMと言えば、やはり「ポリンキー♪ポリンキー♪」と連呼するあのCM、あれが佐藤雅彦作品なのです。当時、商品名をただ連呼する手法は画期的で、CMクリエーターに衝撃を与えました。
しかもネット検索など無い時代に、「三角形の秘密はね~~♪教えてあげないよ!」って教えないのかい!とツッコんだものです。
NECバザールでござーる
バザールでござーるオフィシャルホームページ
90年代は、パソコンと言えばNECや富士通、SONYなど日本メーカーが主流でしたよね。そのNEC PCのキャンペーンマスコットが「バザールザゴザール」君。
きちんとプロフィールが設定されていて、旧ザイール生まれ、11月10日生まれ、兄と姉、弟の4人兄弟らしいですよ。今もホームページは存在していてご健在です。
CMも一度見たら忘れない中毒性がありました。
小学館 小学一年生
「ピカッカピカの1ねんせい~♪」のCMと言えば、思い出す人も多いのではないでしょうか。当時は、素人さんがCM出るのも珍しくなく、親心からすると、1年生になる時にあのCMに出したいと思ったものです。
ご近所さんでも挨拶をしないなんて言う今の時代と考えると、温かい時代ですね。
サントリー モルツ
今もBOSSなど印象深いCMを数多く作っているサントリーですが、インパクト大のサントリーCMの先駆け的存在はやはり「モルツ」でしょう。
真心ブラザーズが歌う「モルツ~モルツ~モルツ」はCD化もされました。やはり、商品名連呼の手法は、佐藤雅彦の代名詞的技法です。
JR東日本 ジャンジャカジャーン
JR東日本の小泉今日子をキャスティングしたCM。成田エキスプレスの開通やダイヤ改正のお知らせCMでした。
今、改めて見てみると「ジャンジャカジャーン」って連呼していて、佐藤雅彦流が息づいていますね。
TOYOTA カローラⅡ
90年代も後半になると、連呼する手法以外にもコミカルなストーリー仕立てのCMも多くなってきました。その代表作の一つがTOYOTAのカローラⅡ。
小沢健二が歌う「カローラⅡのテーマ」はおしゃれで、時代の最先端を走ってきた感じがしたものです。
東洋水産 マルちゃん HotNoodle
大相撲の取組結果をパロディ化したCMと言えば、思い出す人も多いのではないでしょうか。味噌バターという新しい味が出たことを強烈に印象付けます。
まとめ
2000年代に入るとCMにとらわれず、多方面での活躍を始めます。その代表例が、「だんご三兄弟」の作詞・プロデュース、NHK「ピタゴラスイッチ」監修、プレイステーションゲーム「I.Q インテリジェントキューブ」原案などに携わっており、社会に影響を与え続けています。
近年は、あまりCMを作っていないようですが、また印象深い面白CMを作ってもらいたいです。