工藤静香、とんねるずの石橋貴明のユニット『Little Kiss』
工藤静香、とんねるずの石橋貴明の2人で構成されたユニット『Little Kiss』。
1997年2月14日に発売された「A.S.A.P.」(エー・エス・エー・ピー)が彼らにとって唯一のシングルとなっている。

「Little Kiss」の唯一のシングル「A.S.A.P.」
作詞はとんねるずの楽曲の作詞を多く担当している秋元康。作曲も同じく、秋元とのコンビで「一番偉い人へ」などを作曲してきた後藤次利が手掛けている。さらに後藤は工藤静香にもソロデビュー時から多くの楽曲を提供しており、気心の知れた間柄での楽曲制作がされたと予想される。
同曲の時間は4分58秒だった。B面は「ふさわしい二人」。発売元はポニーキャニオン。
規格は8cmシングル。初回出荷分に限り、8cmシングルケースが通常サイズより縦長になっている。

CD
曲名で用いられている「A.S.A.P.」とは、「As Soon As Possible」の略。「出来るだけ早く」の意味をもつ。ビジネスメールなどで使用されることが多い。
結成は「生ダラ」がきっかけ!

シングル裏
負け犬サダ・定岡正二!生ダラでセナ、とんねるず石橋とのカート対決! - Middle Edge(ミドルエッジ)
MVでねっとりとしたキスを披露!
なんといってもLittle Kissの二人によるミュージックビデオ(MV)で印象深いのは、”ねっとり”とした関係性だろう。
まだ木村拓哉と結婚する前の26歳の工藤静香を相手に、”大人の色気”をまとった石橋貴明がリードしていく。石橋貴明も鈴木保奈美との再婚前であり、どこかダンディズムを感じさせた。
MV中、何度も唇を重ね、バラエティ番組での共演時とは異なる二人の姿があった。あまりの密着感に、当時撮影以外でも”大人の関係”なのではないかと勘ぐってしまった。

濃厚なキスシーンを披露した工藤静香と石橋貴明
MVでの過激な絡みは当然のように話題となった。また、生放送の「ミュージックステーション」で間奏中に実際にキスするパフォーマンスもあった。石橋貴明にとってはまさに役得であったことだろう。
ちなみに下記の動画では、ものまねタレントのコージー冨田と西尾夕紀がLittle Kissの「A.S.A.P.」を番組で披露している。
どちらも秀逸の出来栄えで、スタジオ中が彼らの歌声に引き込まれた。(※リンク切れの場合あり)
『Little Kiss』ファンの声
【PV】Little Kiss~A.S.A.P.~(高音質) - YouTube
【PV】Little Kiss~A.S.A.P.~(高音質) - YouTube
【PV】Little Kiss~A.S.A.P.~(高音質) - YouTube
エピソード
工藤静香は、かつてフジテレビ系の「SMAP×SMAP」に出演し、「A.S.A.P.」を披露している。デュエットの相手役は後に夫となる木村拓哉であった。

MVで息の合ったダンスを披露!
発売に際し、「100万枚の売上を記録したら日本武道館で1曲だけのライヴを行う」と公約したが、オリコンの集計では約50万枚でミリオンセラーに至っていない。1997年度年間では63位。
初登場は3位で、その後の数週にわたりトップ10圏内を維持した。
石橋曰く、発売日が金曜日であったため、集計日数が少なかったことが戦略ミスだったとコメントしている。ちなみに発売日はバレンタインデーであった。