布袋寅泰の『スリル』イントロを聴くとあの”黒タイツの男”が頭に浮かんでしまう!

布袋寅泰の『スリル』イントロを聴くとあの”黒タイツの男”が頭に浮かんでしまう!

1995年10月18日発売の布袋寅泰の『スリル』。激しくも疾走感のある楽曲で、PVは後年「ポケモンショック」の症状をも引き起こすと総務省から発表された。また、黒タイツの男こと江頭2:50のテーマ曲的扱いがされているが、布袋との関係もまとめる。


江頭のテーマ曲化した『スリル』。世間に定着していった頃、江頭は”本家”の布袋寅泰に呼び出されている。その指定された先は、布袋の横浜アリーナ公演だった。つまり、ライブへと招待されたのである。

その時の様子を江頭は、MUSICSHELFのインタビューでこう言及している。

”実は横浜アリーナ公演で、布袋さんから招待されたことあるんだよ。アリーナ席のボックスシートで、シャンパンでもてなされて。それで「やったー、布袋さんに認められた」って思ったんだけど。公演後、「布袋さんが会いたがってます」ってマネジャーに呼ばれたんで、楽屋を訪ねたら「お前のせいで俺のイメージがガタガタだよ!」って首締められた(笑)”と答え、さらに”ありゃ半分マジだった(笑)だって、コンサートで「スリル」がかかると、みんなゲラゲラ笑い出すんだよ。オレがどっかから出てくるんじゃないかって(笑)。CDも「スリル」だけとばして聴くファンもいるらしい。オレは、カッコイイ人のファンにとっては天敵だから(笑)”と自虐的に語っている。

おふざけも大概に!

figma 江頭2:50

また、布袋はツイッターで(おそらく批判ではないが)迷惑と綴っていたとされ、ブログ上では「江頭さんとは仲が良いの?」と聞かれ「スリルは大好きな曲だから、こういうことを言われると本当に悲しい」と語っている。

事実楽曲としては素晴らしく、ロックの神髄が表現されているが、やはりイメージとして江頭が思い浮かんでしまう。しかし、江頭の疾走感と暴走感にマッチしていることが、『スリル』のロック的な秀逸さを証明していると前向きに受け取るべきなのかも知れない。

ロックンロール!!

また、1997年12月に「最も多くの視聴者に発作を起こさせたテレビ番組」として、ギネス世界記録にも認定される放送事故を起こしたいわゆる「ポケモンショック」があるが、『スリル』のPVも「パカパカ」と呼ばれる赤と青の点滅の演出が多用されている。

当然、ポケモンショック前の発売であり、ポケモンとは直接関係ないが、『スリル』のPVにおける映像の演出の激しさから後年、健康被害を訴えた一般人がおり、総務省が注意を呼び掛けている。

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