「子猫物語」家族とはぐれ異郷の地で逞しく生きる子猫チャトランの物語です。

子猫物語は監督がムツゴロウさん、助監督に市川昆、詩の朗読を小泉今日子、音楽を坂本龍一が担当するという人間が一切登場しない作品の割に豪華なキャストでした。

生まれた頃から大暴れノチャトラン。
三毛猫が親なのに、茶色の毛並みでトラのような縞模様があるのでチャトランというそうです。

プースケは、この家で飼われている子犬です。これまたやんちゃで元気がいいのですが、それにもまして頭がいい犬です。

犬と猫が仲良く遊ぶってあんまり想像できない設定ですが、ムツゴロウ王国では、何でもあり。チャトランがいつも隠れて、プースケが見つける役だそうな。
チャトランは、川に浮かぶ木箱に隠れます。しかし在ろう事か、木箱が川の流れに乗ってしまい流されてしまいます

川の流れは、チャトランを乗せて速度をはやめていきます。親友を救うべく川辺を走るプースケ。途中見失うも追いついて上陸したチャトランと行動を共にすることができました。

家族と離れて一人で生きて行くチャトラン、お腹が空いて小鳥を狙ったが、親鳥に追い立てたれて、海にたたきおとされしまいます。蛇や熊に襲われその度に命からがら逃げ出します。影ながらチャトランをサポートをするプースケ。いつも一緒でした。

過酷な環境でも友だちはできるもの！豚の親子に混じってお昼寝したり、鹿のお母さんに守られてほんわかするチャトラン、ちょっとホッとする瞬間です。

この映画は、猫や犬が普段しないようなことをスタッフが根気強く演技指導？して、意思があるようにつくっています。穴に落ちたチャトランを助けるプースケ、何とロープのような植物の弦みたいなものをくわえて穴に落とし救出するとか、チャトランを助けるために命がけで熊に向かって行くなど、ありえない設定で満たされています。

秋が深まったある日チャトランは、メス の白猫に出会いました初めて覚える恋心で、チャトランは夢中です。プースケは面白くない様子、そのうちプースケとの別れの時がやって来ます。

小泉今日子は、声の出演です。とってもすてきな詩を朗読してくれます。そこには、子猫と子犬を見守る暖かい存在、成長を頼もしく思える存在として挿入されています。キョンキョンのかわいい声が子猫のイメージにマッチして心に響いてきます。

時は空前の猫ブームと言われますが、いつの時代も猫は私たちと共にいてこころを癒してくれました。チャトランの愛くるしい仕草とたくましく成長する姿に癒され励まされた人も多かったはず。
当時はやりだしたファミコンのゲームでも、この子猫物語のヒットを受けて発売されたゲームがあったようです。そのゲームの動画と、現代を代表するスマホゲームの「猫あつめ」の動画を一緒にご紹介。