イレイザーヘッド(※妊婦さんは鑑賞しないように!!)

イレイザーヘッド
メインキャスト

ヘンリー・スペンサーを演じるジャック・ナンス

メアリー・エックスを演じるシャーロット・スチュアート

ラジエーターの中の少女を演じるローレル・ニア
あらすじ(ネタばれ、グロイ内容あり)

フィラデルフィアの工業地帯。印刷屋の職工ヘンリー・スペンサー(ジャック・ナンス)は、風采のあがらないモジャモジャ頭の目だたない男だ。彼のガールフレンド、メアリー(シャーロット・スチュアート)が、ある日、思ってもみないことを告白した。彼女は、今までに見たこともないような恐しい形相をした奇形の赤ん坊を産んだというのだ。ヘンリーは、無表情でその話を聞き、メアリーとの結婚を決意した。

新婚生活が始まるが、2人は、赤ん坊の異様な泣き声に悩まされる。


メアリーは、子供の独特の甲高い泣き声に我慢が出来なくなる。さらに協力的でないヘンリーの態度に嫌気がさし、ヘンリーと子供を置いて家を出てしまう。ヘンリーと子供は2人残されてしまう。

そうして子供の面倒をヘンリーがする事になったのであった。相変わらず子供は他の子供と比べて特殊で、常に甲高い声で鳴くのが気にさわる。


残されたヘンリーは、同じアパートに住む女(ジュディス・アンナ・ロバーツ)と肉体関係を結ぶ。

しかもヘンリーは、部屋のラジエーターの中から現われる不思議な女(ローレル・ニア)の幻をみるようになり、少女の歌に導かれるように倒錯した世界を漂う。この頃からヘンリーの妄想は激しくなっていく。

やがてヘンリーは、奇形児をハサミで殺してしまう。


そして、へンリーの意識はますますえもいわれぬ世界に捲きこまれてゆくのだった。
映画について
奇妙なメアリー一家
ヘンリーが結婚したメアリーは、以前彼と肉体関係を持ったことがあり、その時の赤ちゃんを産んでいました。そして、メアリーの家に招待されたヘンリーは思わぬものを目にします。

メアリー、謎の発作。

ピクリとも動かない婆さん。

一点を見つめ続ける父親にチキンを切り分けてくれと依頼されるヘンリー。

「マヒして腕の感覚がない」「いつもは娘に切らせてるが今日は君が」苦しみだす七面鳥。

発狂する母親。
赤ちゃん誕生までの冒頭シーン

冒頭シーンで、ヘンリーの口から精子のような物体が飛び出します。
皮膚病の男が何かのレバーをガシャンコすると、ビロビロした奇怪な物体が射出される。これはおそらく未成熟な胎児。もしくは精子。
http://eigakaita.com/horror/eraserhead_1977/『イレイザーヘッド』感想とイラスト ネタバレ全開徹底解説 | 映画を観たからイラスト描いた

皮膚病の男がマシンをガチャガチャと動かすとヘンリーから出たものが、穴へと吸い込まれて行きました。
子供の世話によって出現したヘンリーの妄想

そして、ラジエーター・レディの舞台に一緒に立ったヘンリーの首がもげ、ニョキッと精子みたいものが出現します。

もげた首はアパートから落ちて、脳みそがブチ撒かれました。そして、ホームレスのような子供が拾い店に持っていきます。

その首を店主が受け取り、機械に入れると鉛筆が出てきて、消しゴム付鉛筆(イレイザーヘッド)を試し書きした学者に「合格です」と言ういいます。
この映画は、デヴィッド・リンチ監督が描いた妄想作品でした!!
『イレイザーヘッド』感想とイラスト ネタバレ全開徹底解説 | 映画を観たからイラスト描いた
映画『イレイザーヘッド』は、理解するのがとても難しい作品です。主人公の妄想や非現実的な映像が多く、その中には監督の伝えたいメッセージが隠されていました。また、カルト映画の名作というだけあって、とてもグロいです。怖い作品が好きな方は是非ご覧下さい。