一方、リリーは、生れも育ちも違うビリーと何かにつけて衝突していた。
しかし、時がたつうちにビリーのみんなに対するやさしさや、子供達から英雄視されている姿に少しずつ惹かれるものを感じるようになっていった。
そして、ビリーが、かつて浮気をした妻を殺して投獄された過去を持っていること、それでも今は過去を忘れて、団員を家族のように愛していることをメンバーから聞き、深い感動を覚えた。
ある夜、リリーは地元のカウボーイたちにつかまり暴行されそうになるが、そこへ現われたビリーやレナートに助けられる。
しかし、レナートが保安官につかまった。
その釈放のために、ビリーはせっかくためた貯金を悪徳保安官の前にさし出した。
さらに突然の火事で残りの貯金や道具を失う。
ビリー達は、やけになり列車強盗を計画するが、それも惨めな結果に終った。
ある鉱泉サナトリュームで何とか幕をあけることが可能になった頃、リリー殺しの罪を引き受けて精神病院送りになっていたジョンがそのサナトリュームに来ていた。彼の口からアイリンらの陰謀の全てを知ったリリーは、事実を明白にするためニューヨークヘ帰っていった。
リリーを失ったビリーの芸は精彩に欠け、一座のメンバーたちを心配させた。
そんなある夜、アビリーンの町でショーの幕を開いたビリーは演技者入場口で衣裳をまとい艶然と微笑むリリーの姿を目にする。
そして、ビリーは危険なナイフ投げを成功させるのだった。
【この映画をさらに詳しく解説】
『ブロンコ・ビリー』: 映画フェイス
制作の裏話
銃を持つ姿が様になるクリント・イーストウッド。
映画『 ブロンコ・ビリー』は、クリント・イーストウッドの魅力が沢山詰まった名作です。カントリーソングとともにビリーのカウボーイ魂が炸裂。また、ソンドラ・ロックの傲慢な態度がビリーの優しさで変化していく姿はたまりません。さらに、主人公と仲間達の強い絆には心温まります。是非、ご覧ください。