エリートヤンキー三郎って覚えてますか?2000年に週刊ヤングマガジンで連載され実写版でドラマ&映画化されたヤンキー漫画!!

エリートヤンキー三郎って覚えてますか?2000年に週刊ヤングマガジンで連載され実写版でドラマ&映画化されたヤンキー漫画!!

今から17年前の2000年12号より2005年24号まで講談社の漫画雑誌『週刊ヤングマガジン』にて、連載された漫画を振り返ってみました。


エリートヤンキー三郎とは?

大河内三郎

エリートヤンキー三郎(第一部)
エリートヤンキー三郎 第二部:風雲野望編
ジャンル ヤンキーギャグ漫画
漫画
作者 阿部秀司
出版社 講談社
掲載誌 週刊ヤングマガジン
発表号 2000年12号 - 2005年24号(第一部)
2005年25号 ‐ 2010年18号(第二部)
巻数 全26巻(第一部)
全25巻(第二部)

漫画

講談社の漫画雑誌『週刊ヤングマガジン』にて、作者、阿部秀司氏よるヤンキーギャグ漫画で2000年12号より2005年24号まで連載された漫画のことです。
また2007年にはテレビドラマ化、2009年には映画化されました。
続編である『エリートヤンキー三郎 第2部:風雲野望編』(エリートヤンキーさぶろう だいにぶ ふううんやぼうへん)が『週刊ヤングマガジン』2005年第25号から2010年18号まで連載されました。

あらすじ

エリートヤンキー三郎1巻

私立徳丸学園高等学校は県内屈指の不良校であり、その学校を仕切っているのが県内全域に名を轟かす極悪な大河内一郎と大河内二郎の「大河内兄弟」であった。2人の悪名や強さは半端ではなく、校内はおろか教師や警察でさえも逆らえないのである。

そしてこの春、彼らのいる徳丸高校に大河内兄弟の末っ子、大河内三郎が入学する事になり、当然周囲は騒然とする。しかし、三郎は内気で少しオタクな普通の高校生だったのだ。

だが周囲の誤解や運の無さ、そして三郎に秘められた真の力により彼は徳丸学園を仕切るエリートヤンキーとして自身の思いとは裏腹にのし上がって行く。その設定も第二部九州編以降著しく薄れ、三郎のダメ人間化や徳丸の平和ボケが顕著化してしまい、現在では「エリートヤンキー」の称号すら有名無実化しており、変人ギャグ漫画へと決定的に脱線した状態にあった。

作品解説

エリートヤンキー三郎2巻

連載開始まで

当時売れない新人漫画家だった阿部が晩酌で銘酊していた頃「『キャプテン』と『噂の刑事トミーとマツ』とヤンキーもの」をくっつけたらどうだろう?」と、手元にあった煙草の箱にアイデアを殴り書いた。翌朝、「なんじゃい、こんなベタベタな設定は、ボツ!」とちょっとだけ思ったが、こういう話は大好きなため、気楽にコンテを起こした所、編集からのウケもよく、そのまま新連載となった。その時のコンテが1部の1話2話になっているという。

全26巻

単行本

登場人物

エリートヤンキー三郎第2部風雲野望編(25)

徳丸学園

千葉県にある私立高校で、県内屈指の不良校であり、県内一のバカ高校。入学願書さえ出せば合格出来るらしく、一郎・二郎に至っては退学後に再受験を認められる等、学校としての建前から大きく外れる。それでも赤点を取ると留年するといった、わずかに抑制された方針。

主な学校行事に球技大会(選手宣誓は徳丸最強の男がやる)、徳丸祭(殆ど客は集まらず、生徒たちもまるでやる気が無い)、修学旅行などがある。元は男子校で、三郎在校時に共学化されたが、女子は入学者どころか受験者すら1人もいない。その一方、「不良の殿堂」としての徳丸や三郎軍団に憧れて志望する受験生もいる。
校風は飲酒・喫煙お咎め無し。強盗や幼児虐待を働いて逮捕された生徒についても、学校側としては一切不問。最盛期である三郎2年目のシーズンにおいては、ついに教師から授業に現れなくなり、軍団が好き勝手に活動を行うといった、出席日数の大前提をも超越した強勢を誇るも、流石にそれは一時期だけで、同年度の三学期からはきちんと授業が行われる描写が見られる。その年度に十数名の留年者が出て以降、学力・出席の状況が無視される状態から脱し始め、生徒同士でも成績不振を意識するシーンが増える。

三郎軍団

エリートヤンキー三郎 第2部 風雲野望編(21)

私立徳丸学園の生徒達で結成されている不良グループ。事の発端は河井が三郎の(正確には大河内の)名前を利用するために近づき、河井の仲間を引き込んで結成。その後、三郎に対する周囲の誤解や不運が重なり、団員は増えていった。

当初は三郎に何かと付きまとって迷惑をかけたり、河井が自分の考えた悪徳商法を三郎の命令と偽ってあくどい事をさせたりしていた。しかし発足時から最盛期にかけてすら、石井と河井以外が軍団を運営することもなく、主要キャラを除けば一般団員は不良と言うよりマナーの悪い我儘の集団で、熱した時は歯止めの効かない問題行動を起こす反面、冷めると結構適当になるなど団結力が高いとは言い難い。

大河内一族

大河内一族

三郎の家族や親戚たち。その歴史は古く、127代までさかのぼる事が出来る。また、時代時代の政変には必ずといっていいほど裏で関わってきたらしく、「悪魔の一族」としてその悪名は轟いている。一族には色々仕来りがあり、
「大河内の男は18歳で結婚する(三郎もこの仕来りによって無理やり結婚させられたことがある)」
「大河内の嫁は強運の持ち主でなければいけない(大河内家の敷地に五重塔があり、そこで嫁候補は様々な運試しを行う)」
「身内でトラブルが起こった場合は裁判を行う(有罪になった場合は問答無用で脱出不可能な地下に落とされ、事実上の死刑)」
などがある。

なお、そのような仕来りはなぜか三郎には知らされていないことが多い。さらに、家系図に三郎の名前は加わっていない(戸籍謄本では三郎も大河内一族の人間であることが確認できる)。

テレビドラマ

エリートヤンキー三郎
ジャンル 学園ドラマ、コメディ
放送時間 金曜日24:12 - 24:53(41分)
放送期間 2007年4月13日 - 6月29日(11回)
放送国 日本の旗 日本
制作局 テレビ東京、THE WORKS
プロデューサー 岡部紳二、森田昇
出演者 石黒英雄
板倉俊之
倉科カナ
橋本じゅん
虎牙光揮
テレビ東京系列「スポパラ・ドラマ24」枠にて、2007年4月13日 - 6月29日に放送された。全11話。

登場人物・キャスト

大河内三郎:石黒英雄
河井星矢:板倉俊之(インパルス)
浅井春菜:倉科カナ
石井武:橋本じゅん
前田直也:虎牙光揮
田所雄二:伊藤明賢
関雲竜:津田耕作
福士譲:聡太郎
白石圭太:清水良太郎
荒生健介:指宿豪
新開洋一:荒川優
校長:児玉謙次
教師・関根孝三:池田鉄洋
大河内二郎:小沢和義
大河内一郎:小沢仁志

スタッフ

脚本:小池竹見、松本美祢子、杉山嘉一、大前一明
監督:白川士、神徳幸治、山田勇人
プロデューサー:岡部紳二・森田昇、池田禎子
制作:テレビ東京、ザ・ワークス
製作:「エリートヤンキー三郎」製作委員会

原作との変更点

変更点は中学時代に塾で知り合った(原作では前田主催の合コンで出会った)。
春菜が聖アーバン学園に通っている(原作での聖アーバン学園は三郎が転入するための学校としか描かれておらず、春菜が通っている学校名は不明)。

福士が最初から「オウヨ」としか喋らない(原作では初期では普通に喋っていたが、河井のスタンガンのショックが原因で「オウヨ」としか喋らなくなる)。
関が三郎の同級生として最初から登場する(原作では三郎が2年生時の文化祭のボクシングトーナメントが初登場)。
田所が吹奏楽部ではなく、ミュージカル部の部長。
関根が三郎とのトラブルの後も学校に残っている。

石井が春菜に恋をしてしまい、更には紆余曲折を経て春菜が石井に弟子入りまでしてしまう(原作では石井→春菜「総長を誑かす雌狐」春菜→石井「態度のでかい変な髪形の男」とお互いに嫌い合っている)。
河井は「乳酸菌飲料を飲むと酔っ払う」という設定に変更されている(原作では「15歳で酒浸り」という設定)。
ほとんどストーリーとは直接関係のない場面でAV女優が演ずる人物が胸や下着姿を晒すお色気シーンがある(原作では性的描写は一切無い)。
ドラマではしばしばクリスタルガイザーがネタとして出てくる。

映画

激情版 エリートヤンキー三郎
監督 山口雄大
脚本 木田紀生
出演者
石黒英雄
板倉俊之
橋本じゅん
山本ひかる
佐伯日菜子
池田鉄洋
仲間由紀恵(友情出演)
小沢仁志
小沢和義

激情版 エリートヤンキー三郎 通常

『激情版 エリートヤンキー三郎』というタイトルで、2009年2月28日公開。PG-12指定。上映時間106分。
『エリートヤンキー三郎』と『彼岸島』はどちらも、『週刊ヤングマガジン』掲載の漫画作品であり、かつ石黒が主演している。撮影時期は『彼岸島』の方が先だったが公開時期は本作の方が約1年ほど早かった(『彼岸島』の公開は2010年1月9日)。

ドラマとの変更点

映画のみに登場したキャラクターを除けば、主要キャラはほぼドラマ版と同様のキャストだが、ドラマ版の続編というわけではなく、ドラマ版のエピソードは全てリセットされて、再び三郎が徳丸に入学するところから始まる、いわばパラレルワールド的な内容である。
入学時、番長の座を狙い三郎に立ちはだかる役が石井となっている。
春菜は演者(倉科カナ→山本ひかる)や姓(浅井→如月)が変更になり、如月聖之の妹という設定となった。
仲間はシスター役で登場。

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