NHKで急きょ松方さんの追悼番組『ファミリーヒストリー』を放送することが決定
今月21日に脳リンパ腫のため74歳で亡くなった俳優・松方弘樹(本名:目黒弘樹=めぐろ・こうじゅ)さんの追悼番組が、NHKで放送されることが分かった。
番組は『ファミリーヒストリー』で「松方弘樹・目黒祐樹~芸能一家の歳月~」と題されている。

松方弘樹さん(左)と目黒祐樹
『ファミリーヒストリー』は、著名人の家族の歴史を本人に代わって徹底調査する番組。今回の放送では、芸能一家だった松方さん・目黒兄弟の家族のルーツに迫る。
父は昭和を代表する剣げきスター・近衛十四郎、母は元女優の水川八重子。戦争中、近衛さんに助けられたという人物が70年以上の時を経て見つかった。そして、闘病中だった松方さんに、ゆかりの人たちが熱いメッセージを送る。
番組の取材が始まって間もなく松方さんが病に倒れ、回復を待ってオンエア予定だったが、叶わなかった。
収録は昨年12月23日に行われ、弟で俳優の目黒祐樹(69)だけが参加。関係者によると「兄も(収録に)来たかったはず」と共演叶わず、残念がっていたという。
松方弘樹さん
1942年7月23日 - 2017年1月21日。東京市王子区(現在の東京都北区)出身。
俳優・映画監督・映画プロデューサー。
もともとは歌手志望で、作曲家の上原げんとの下で五木ひろしらと席を並べて歌を学んでいたが、五木の歌声を聞いているうちに自信を無くし、父と同じ俳優の道に入った。
1973年の『仁義なき戦いシリーズ』などで敵役・悪役で芸域の幅を広げた。「仁義なき戦いシリーズ五部作」では、三役を演じ分ける怪演を見せた。
俳優業の一方で、バラエティ番組『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』ではそれまでのイメージを覆し、冗談好きで笑い上戸な一面をみせ、以後バラエティ番組にも顔を出すようになる。
1990年代までは、ドラマ・バラエティともにレイバンのサングラスをかけながら出演し、それがトレードマークにもなっていたが、2000年以降はメガネを外して出演していた。

『仁義なき戦い 完結篇』出演時の松方弘樹さん

『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』出演時

『刑事貴族3』にも出演していた
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