野茂の女房役マイク・ピアザ!捕手を拒み続け、ドラフトでは1,389番目での指名だった!

野茂の女房役マイク・ピアザ!捕手を拒み続け、ドラフトでは1,389番目での指名だった!

1995年に近鉄からメジャーリーグへ挑戦した野茂英雄。その女房役である捕手を務めていたのがマイク・ピアザ。野茂の活躍と共に日本でのピアザの知名度も向上。日本のCMにも出演するほどだった。MLB史上最も攻撃力に溢れた捕手と称賛されたピアザを特集する。


野茂の女房役マイク・ピアザ

1995年に近鉄からメジャーリーグへ挑戦した野茂英雄。
ドクターKと呼ばれた野茂は、入団したドジャースでも次々と三振を奪っていった。
その時、正捕手を務めていたのが、マイク・ピアザだった。

ドジャーズ時代のマイク・ピアザ

ドジャーズ時代の野茂英雄

ピアザと野茂

当時、村上雅則以来、日本人2人目のメジャーリーガーだった野茂への国内での(アメリカでもだが)注目度は非常に高く、試合ごとの成績が事細かく伝えられていた。
そして、その女房役であるピアザも自然と知られるようになり、日本のCMに出演するまでになった。

野茂のメジャー初年度である1995年は、選手会によるストライキがあり、アメリカ球界が揺れた年でもあった。その後、なんとか開幕したシーズンでピアザは打ちに打ちまくった。
結果として、リーグ2位の打率.346を記録し、球団がロサンゼルス移転後の球団タイ記録となった。
この活躍はチームの7年ぶりとなるプレーオフ進出への原動力にもなり、MLB史上最も攻撃力に溢れた捕手と称賛された。

ピアザと野茂

後年、ピアザは野茂との関係を振り返り、「ヒデオと言えば、あの凄いフォークボールだ。だけど、基本的には速球との2つしか球種がない。そういう投手をどうやって打者三巡目まで成功させるのかってことを考えるだけで、自分の捕手としての能力が磨かれたような気がするんだ」と語っている。

一番嫌いなポジションは捕手だった!ドラフトは1,389番目での指名!!

リトルリーグ時代は監督から足が遅いことを理由に捕手を薦められるも、一番好きなポジションは投手で一番嫌いなポジションは捕手だったというピアザはカーブを習得し投手になった。

高校時代も捕手不足から、肩が強いことを理由に監督からは捕手をやってみないかと誘われた。ピアザ本人も投手としての限界を自覚していたが、やはり捕手は好きになれず、打撃に集中したいため一塁手をやりたいと、翌日監督に伝えたエピソードがある。

ドジャーズ時代

高校では打率6割を記録するも無名校のためどこからもドラフトで指名されず、マイアミ大学へ進学するも出場機会に恵まれず、試合に出場したいため、マイアミ・デード大学へ転校するなど、”雑草”の選手でもあった。

1996年までドジャーズの監督を務めることになる名将トミー・ラソーダは、かつてバットボーイ時代の空いた時間にピアザがドジャースの投手相手にした打撃を覚えており、これがプロになるきっかけともなった。

1988年にドラフト62巡目でドジャースに指名されて入団する。1433人指名され1,389番目だった。
しかも球団から連絡があったのは指名から2か月後だった。

ラソーダは間もなくドジャース史上最も攻撃的捕手の一人になるだろうと評し、ポジションはあれほど拒んでいた捕手に決定した。捕手をやるのはリトル・リーグ以来で、しかも縁故入団のような印象があり、「ラソーダのペット」と陰口を叩かれた。そうした誹謗中傷に耐え、ピアザは捕手について学んだ。

「20世紀最高の監督」に選出されるほどの名監督。
「背中の名前(=個人)のためにプレーするのではなく、胸の名前(=チーム)のためにプレーしろ」との哲学を選手達に伝え続けた。

1997年にアメリカ野球殿堂入り、2006年にはカナダ野球殿堂入りを果たしている。

ドジャーズのトミー・ラソーダ監督

1992年9月にメジャーデビューを果たす。

1993年春にチームは、長らく正捕手を務めたマイク・ソーシアを解雇したため、「ラソーダのペット」の声がより高まるが、レギュラーシーズンで149試合に出場し、打率.318・35本塁打・112打点を記録。MLBオールスターゲームに選出され、新人王を満票で受賞するなど、悪評を実力で弾き返した。
その後、球団と3年総額420万ドルで契約延長した。

1994年はチームが首位でマイクも5月に初の月間MVPを受賞するなど好調を維持した(その後、メジャーリーグがストライキに入ってしまう)。

現在はロサンゼルス・エンゼルスの監督として知られ、選手・監督の両方でワールドシリーズ優勝を経験している(メジャー史上17人目)。

マイク・ソーシア

選手としては守備より打撃が評価された!

打撃は捕手でMLB史上最高の選手といわれる。捕手の本塁打記録を持っている。

新人王に輝き才能を開花させた1993年以降、2002年までの間、ストライキで短縮シーズンだった1994年を除けば毎年30本塁打、90打点以上を記録。この10年間は、全てシルバースラッガー賞を獲得した。

特に圧倒的だったのが1997年で、打率.362、40本塁打、124打点と打撃三部門でいずれも4位以内につけていた。MVP投票でも2位に付けている。
さらにキャリアの大半を打者不利の球場とされるドジャース、メッツで過ごしており、このこともピアッツァの打撃が評価される要因となっている。

一方、本職である捕手への評価は低い。特に盗塁阻止率が非常に低く、年間で三桁の盗塁を許したことが8度もある。ゴールドグラブ賞は打撃の良い選手が優遇されるという傾向があるが、一度も選出されることはなかった。一塁守備もバウンド捕球に難があり、晩年はほとんどがDHでの出場だった。

1998年~2005年まで在籍。メッツに在籍した間には、日本のロッテで監督を務めたボビー・バレンタイン監督や新庄剛志がいた。

メッツ時代

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