セクシーで危険なスピードスター『フェアレディーZ』の魅力とは?

セクシーで危険なスピードスター『フェアレディーZ』の魅力とは?

1960年代に登場し、70年代、80年代、90年代と、世界中の車好きを虜にし続けたフェアレディZ。21世紀に入ってもなお、進化を続けるZの魅力に迫ります。Zの歴史は国産スポーツカーの歴史でもあります。歴代の輝かしいフェアレディZ達の画像や映像と共に、振り返っていきましょう。


初代フェアレディZ(S30/31型系)

日本のスポーツカーの魁的存在の、ダットサン・フェアレディの後継として1969年に発売されました。それまでのコンパーチブルタイプから、クローズドのスポーツクーペとして生まれ変わりました。

フェアレディ2000 SR311

ジャガーEタイプの様な洗練されたフォルムを目指し、それでいて《スポーツカー=高級》というイメージを覆し、比較的手に入れやすいスポーツカーとして、世界中で認知され、1978年までの9年間で50万台以上売り上げる大ヒット車となりました。

ジャガーEタイプ(1967)

エンジンは国内ではL型直列6気筒の2.0Lが主流。パワーはさほど大きくないものの、車重が軽い事と、乗り手がエンジンを自由にいじる事が普通だったので、そんなにパワーがなくても良かったのかもしれません。
海外版では2.4Lが主流でした。アメリカの古い映画やドラマでも、ちょくちょく見かけるので、いかにアメリカで売れたかという事が、うかがい知る事ができますね。

初代フェアレディZのスペック

1977年 フェアレディZ-T
型式 S31
全長×全幅×全高  4,115×1,630×1,295mm
ホイールベース 2,305mm
エンジン型式 L20型
最高出力    130ps/6,000rpm
最大トルク   17.0kg・m/4,400rpm
種類  直列6気筒OHC
総排気量  1,998cc
車両重量  1,135kg

2代目フェアレディZ(S130型系)

【画像提供:カーセンサーnet】

米国日産(UN) Z S130 280ZX クーペ

Z S130 280ZX 280ZX 左ハンドル 純正ターボ Tバールーフ(愛知)の中古車詳細 | 中古車なら【カーセンサーnet】

初代のコンセプト、フォルムをそのまま受け継ぐ感じで、1978年に2代目フェアレディZが発売されました。幅と全長が少し大きくなり、エンジンは2.0Lと2.8Lの2種類。
1980年に国産で初めてTバールーフ仕様車が発売され、82年には国産初のターボエンジンン搭載車が発売されました。

1983年、初代からのZの世界での販売が100万台を突破。名実共に日本を代表する世界のスポーツカーとしての地位を確立します。

2代目フェアレディZのスペック

1978 フェアレディZ-L
型式 HS130
全長×全幅×全高 4,420×1,690×1,295mm
ホイールベース 2,320mm
エンジン型式 L28E型
最高出力    145ps/5,200rpm
最大トルク   23.0kg・m/4,000rpm
種類  直列6気筒OHC
総排気量  2,753cc
車両重量  1,225kg

3代目フェアレディZ(Z31型系)

1983年、デザインと機能を一新して3代目フェアレディZが発売になります。
ロングノーズ&ショートデッキのスタイルは踏襲しつつ、より空気抵抗が少ないボディになり、リラクタブルヘッドライトに変わり、エンジンも従来のL型直列からV6になり、全車ターボ化され、パワーが格段にアップしました。
安価なスポーツカーからの脱却を図った3代目から、Zマニアの間では「後期型」と呼ばれています。

3代目フェアレディZのスペック

1983 フェアレディZ300X
型式 GZ31
全長×全幅×全高 4,385×1,725×1,295mm
ホイールベース 2,320mm
エンジン型式 VG30ET
最高出力    230ps/5,200rpm
最大トルク   34.0kg・m/3,600rpm
種類  V6SOHCターボ
総排気量  2,960cc
車両重量  1,325kg

4代目フェアレディZ(Z32型系)

1989年、これまでのロングノーズ&ショートデッキのスタイルから、ワイド&ローのマッスルなスーパースポーツカーへと変貌を遂げた、4代目フェアレディZが登場します。

完璧なスポーツカーを標榜し、ハイパワー・ハイスペックを目指して開発され、当初は300馬力での販売を試みていましたが、当時の運輸省から「過度の馬力増は交通ルール上よろしくない」という謎の規制がかかり、280馬力に落ち着きました。

四輪マルチリンクサスペンションが装備されて、車重が重くなったのですが、ハンドリング性能は非常に高く、キビキビした運転を楽しめるようになっています。
この世代から完全に高級志向の車になり、フェアレディZ開発当初の、安価なスポーツカーという路線から離れ、その役目は240XSに引き継ぐことになりました。

バブル全盛時に生まれた4代目フェアレディZは、バブル崩壊後は日産本体の経営も悪化したため、新たなモデルを投入される事無く、2000年には絶版車となってしまいます。

4代目フェアレディZのスペック

1989 フェアレディZ300ZX ツインターボ2by2
型式 E-GCZ32
全長×全幅×全高 4,525×1,800×1,255mm
ホイールベース 2,570mm
エンジン型式 VG30DETT
最高出力    280ps/6,400rpm
最大トルク   39.6kg・m/3,600rpm
種類  V6・DOHCツインターボ
総排気量  2,960cc
車両重量  1,570kg

21世紀のフェアレディZへ

そして2002年、倒産寸前の危機を乗り越えた日産は、5代目Z(Z33型系)を発売します。
今までとは全く異なるフォルム、2シーターのみ、MTは6速になり、よりスポーティーに進化。

最高出力:313ps/6,800rpm
最大トルク:36.5kg・m/4,800rpm
V型6気筒DOHC

5代目Z 3.5バージョンST(CBA-Z33)

日産 フェアレディZ 3.5 バージョン STの基本スペック|中古車なら【カーセンサーnet】

2008年には280馬力の謎の規制がようやく取り払われ、6代目Z(Z34型系)に受け継がれ、馬力は350psを超える、ハイパフォーマンスなスポーツカーとなっています。

最高出力:355ps/7,400rpm
最大トルク:38.1kg・m/5,200rpm
V型6気筒DOHC

6代目Z 3.7ニスモ(CBA-Z34)

日産 フェアレディZ 3.7 NISMOの基本スペック|中古車なら【カーセンサーnet】

とにかくカッコ良くて、比較的手が届きやすい価格の、庶民も若者も楽しめるスポーツカーから始まったフェアレディーZの歴史は、高出力化・高級化の道を辿りながら、今も進化し続けています。

噂ではZ35の開発も近いなどと言われていますが、省エネ・電気自動車の時代に、走りを楽しむ事を提示し続けてくれているフェアレディZには、感謝の念と今後への期待を同時に抱かずにはいられませんね。

関連する投稿


ハチロクやソアラが集結!『OPTION』7月号は80年代チューニングカーを大特集!

ハチロクやソアラが集結!『OPTION』7月号は80年代チューニングカーを大特集!

株式会社三栄は、2026年5月26日に自動車雑誌『OPTION 2026年7月号』を発売した。今号の巻頭特集は「ネオクラシック80’s」。現在も熱狂的な支持を集める1980年代の国産スポーツカーやチューニングカーを徹底取材。オーナーたちの愛車へのこだわりや、最新のカスタムトレンドに迫る一冊だ。


レトロゲーム配信サービス「プロジェクトEGG」より『トラぶるCHASER 第1話』『3Dテニス』が配信スタート!!

レトロゲーム配信サービス「プロジェクトEGG」より『トラぶるCHASER 第1話』『3Dテニス』が配信スタート!!

レトロゲーム関連の復刻・配信ビジネスなどを行うD4エンタープライズが運営するレトロゲーム配信サービス「プロジェクトEGG」にて、新規コンテンツ『トラぶるCHASER 第1話 トラブルは空から未来から(PC-9801版)』『3Dテニス(MSX版)』の配信がスタートしました。


『オホーツクに消ゆ』と北海道紋別市がコラボ!ゲームに登場するシーンを使用したアクリルジオラマが「ふるさと納税返礼品」に!

『オホーツクに消ゆ』と北海道紋別市がコラボ!ゲームに登場するシーンを使用したアクリルジオラマが「ふるさと納税返礼品」に!

ジー・モードより、推理アドベンチャーゲーム『北海道連鎖殺人 オホーツクに消ゆ ~追憶の流氷・涙のニポポ人形~』の世界観を再現したオリジナルグッズが、北海道紋別市のふるさと納税返礼品として提供されます。


抜群のスタイルで💦世の脚光を浴びた『広田恵子』現在は?!

抜群のスタイルで💦世の脚光を浴びた『広田恵子』現在は?!

高校時代からモデル活動を始め1986年に「カネボウ・スイムウエアイメージモデル」として脚光を浴びた広田恵子さん。現在は家族で〇〇を組んで活動している・・・。


完璧・無量大数軍の一人「完肉」の称号を持つキン肉マン『ネメシス』が、SpiceSeedキン肉マンシリーズに登場!!

完璧・無量大数軍の一人「完肉」の称号を持つキン肉マン『ネメシス』が、SpiceSeedキン肉マンシリーズに登場!!

ハイクオリティフィギュアの製造・販売で好評を博している株式会社SpiceSeed フィギュア事業部より、キン肉マンシリーズのフィギュア『ネメシス』が発売されます。


最新の投稿


『ちびまる子ちゃん』原作40周年×チチカカの限定コラボが再販!大反響のエスニックデザインが復活

『ちびまる子ちゃん』原作40周年×チチカカの限定コラボが再販!大反響のエスニックデザインが復活

国民的作品『ちびまる子ちゃん』の原作40周年を記念した「チチカカ」限定コラボアイテムが、ファンの熱い要望に応えて2026年6月中旬より待望の再販を開始する。貴重な秘蔵イラストにカラフルでエスニックな要素を融合させたオリジナル雑貨や衣料が登場。公式オンラインショップ等で予約受付中だ。


大宮にシティーハンター限定店が登場!80年代新宿のネオン煌めく世界観と限定グッズがファンを魅了

大宮にシティーハンター限定店が登場!80年代新宿のネオン煌めく世界観と限定グッズがファンを魅了

『シティーハンター』のポップアップストア「Midnight Rendezvous」が、2026年6月20日よりハンズ大宮店に登場。80年代の夜の新宿をコンセプトに、ミラーボールやネオンが彩る都会的でアーバンな世界観を展開。ファン必見の最新オリジナルアパレルやカセットテープ風グッズが多数ラインナップ。


ふかわりょうの大人気エッセイ『ひとりで生きると決めたんだ』が待望の文庫化!書き下ろし新作も収録

ふかわりょうの大人気エッセイ『ひとりで生きると決めたんだ』が待望の文庫化!書き下ろし新作も収録

新潮社は、タレント・文筆家として活躍するふかわりょう氏のこだわりが詰まった大人気エッセイ集『ひとりで生きると決めたんだ』を2026年6月24日に新潮文庫から刊行します。日常のモヤモヤを独自の視点で描いた本作。文庫化に伴い、貴重な書き下ろしボーナストラック「芸人失格」も新たに収録されます。


脅かさない新感覚お化け屋敷!?満足度90%超の「ホラーにふれる展」が2026年夏に大阪で開催決定!

脅かさない新感覚お化け屋敷!?満足度90%超の「ホラーにふれる展」が2026年夏に大阪で開催決定!

松竹ナビなどは、映画美術の造形物を「見て・撮って・触れる」体験型展示会『ホラーにふれる展 -映画美術の世界-』大阪を2026年7月25日から開催します。新潟や東京で大ヒットし、満足度90%以上を記録した本展。お化け屋敷のように脅かされるのが苦手な人も、知られざる恐怖の舞台裏をじっくり体感できます。


ウルトラマンシリーズ60周年記念!スチール写真の色味を再現した特別限定フィギュアが数量限定で登場

ウルトラマンシリーズ60周年記念!スチール写真の色味を再現した特別限定フィギュアが数量限定で登場

フィギュアメーカーのCCPJAPANは、ウルトラマンシリーズ60周年を記念した限定仕様のフィギュア「1/6特撮シリーズ ウルトラマン(Aタイプ)スペシウム光線 ウルトラマン誕生 ver.」を発売します。2026年6月13日よりオフィシャルショップ「ウルトラマンワールドM78」にて数量限定で予約受付を開始します。