プロフィールから
俳優の篠田三郎さんのこれまでのご活躍と最近のご様子を、勝手ながらの幾つかの作品をピックアップしてご紹介したいと思います。
まずはプロフィールですね。
タロウばかりじゃありません。たくさんの良い作品で様々な役を演じていらっしゃいます。
略 歴 デビュー作から抜粋で
1966年 映画『雁』でデビュー
1971年 関根恵子さんと(現・高橋惠子)と共演した『高校生心中・純愛』がヒット。その後、関根とのコンビ作が続きますが、大映の倒産を機に出演の場は映画からテレビ界に移ります。
その後の出演作は勝手ながらの抜粋で。
お詳しい篠田さんのファンの皆様すみません。
映画作品
テレビ作品と舞台はリンク先でご覧ください。
映画だけでも抜粋してこの多さ。テレビや舞台、他もあまりに多いし、ピックアップも難しいのでリンクにしますが、記事に関係するものだけピックアップ致します。
篠田三郎 - Wikipedia
篠田三郎さんといえば…やっぱりタロウ?
篠田三郎さんといえば、ミドル世代にとってはあのウルトラマンヒーロー「ウルトラマン タロウ」に変身する東光太郎役をまず思い出しませんか?
ウルトラマンシリーズの第5作目、全53話は昭和のウルトラマンシリーズでの最多です。
小学生だった私(haco)からすると、それまでの変身前の隊員の皆さんももちろん素敵で格好良かったのですが、この東光太郎青年は、ダントツで爽やか、ダントツに優しい雰囲気。
何より途中から「白鳥少年」という自分たちの等身大のようなキャラクターが登場したことが大きいです。
その子に対する光太郎お兄さんの振る舞いが、自分にとってもまるでお兄さんのように感じられて、そりゃもう憧れました。
ウルトラマンタロウ - Wikipedia

タロウと東光太郎
タロウより以前にもヒーローもので活躍してました!
特撮ヒーローが数多く作られた70年代。
篠田さんはタロウの前にも特撮ヒーロー作品に出演していました。
タロウの前作「ウルトラマンA」に篠田一郎という青年役で体験出演(?)的な形で1話だけ出ていますが、それ以前に「シルバー仮面」にレギュラー出演しています。
シルバー仮面 - Wikipedia
篠田三郎さんといえば…やっぱり松陰?
タロウに出演していた1973年〜1974年は主役に引っ張りだこでした。
後年、ご自身が「若かったからできたと思うけれど、タロウでは本当に走って、動いて体がよくできたと思う」とおっしゃっていますが、それに加えて時代劇、アクション刑事ドラマと主役をされていました。
NHKの時代劇「天下堂々」うっすら観た記憶はあるのですが…
数本のビデオが残っているのみだとか。改めて観たいのですが、無理かなあ〜?
1977年大河ドラマ「花神」の吉田松陰が大ブレイク
中村梅之助さんが大村益次郎を演じた幕末が舞台のNHK大河ドラマ「花神」
篠田さんは後の吉田松陰、吉田寅次郎を演じました。
花神 (NHK大河ドラマ) - Wikipedia
花神 (NHK大河ドラマ) - Wikipedia

吉田寅次郎
現在までも、たくさんの俳優さんが吉田松陰を演じられてますが、中学の歴史の授業から今現在も、吉田松陰と聞くとパッと浮かぶのは篠田さんの吉田松陰。
そんなミドルエッジ女子も多いと思います。
今、見ても素敵ですよね〜

大河ドラマ 花神 総集編 第1回「革命幻想」
NHKオンデマンド | 大河ドラマ 花神 総集編 第1回 革命幻想
お気に入りだった篠田さん作品は?
タロウと松陰は代名詞のような作品ですが、篠田さんにはまだまだ素晴らしい作品がたくさんあります。
例えば…の1作をご紹介します。
覚えてますか?「二人の事件簿」
篠田三郎さんと高岡健二さんのダブル主演の刑事ドラマ。
『TOKYO DETECTIVE 二人の事件簿』(1975年)
『新・二人の事件簿 暁に駆ける』(1976年〜1977年)
育った環境がまったく違う二人。同じ高校のボクシング部でもライバル同士だった二人が、同じ刑事になり、同じ部署に配属された。ライバル心をむき出しにしながら、様々な事件に体当たりし、お互いにぶつかり合いながら成長していく。
刑事ドラマと青春ドラマを合体したような作品でした。

まもなく空に陽が昇る…二人の事件簿シリーズに魔法少女アニメの原点を見た! - サソリの唐揚げ、一丁上がり! - Yahoo!ブログ
極端な生い立ちの違いが70年代だなあと思うドラマですね。
二人のキャラクターでいうと高岡健二さんの方が好印象で人気もあったような気がします。
高岡さんはこのドラマで、熱血でスポーツマンというイメージが人気となりスターダムに乗りました。
篠田さんは裕福な家庭で育ち、独善的で、いわゆる上から目線というかプライドが高い。
珍しくちょっと嫌な感じなのですが、決して「嫌なライバル」という設定ではなくて、彼は彼なりに一生懸命なので、本当にうまくライバル関係を演じていて、この配役はプロデューサーさんのまさにグッジョブ!だったと思います。
なんでこのドラマをよく覚えているのか?…
篠田さんが「嫌な感じなんだけど、やっぱり素敵!」という珍しいキャラクターだったからかもしれませんね(笑)
そろそろ現在の篠田さんが気になりだしたところで
懐かしい篠田さんの作品を思い出してきましたが、これまでも現在もテレビ、映画、舞台に大活躍されています。
篠田さんらしい心に残る優しい映画にも主演されています。
「さくら」という作品はとても良質な作品ですが残念ながらDVD化されていません。
見るチャンスがあったら是非ご覧くださいね。
CMでタロウ復活
タロウのストーリーの終わり方や、制作サイドとの関係が原因で、スペシャルや映画にタロウである篠田さんが出演しないのでは?という噂もあったようですが、これは完全に否定されていますね。
俳優は特に舞台のスケジュールは決して穴は空けることは(休むことは)出来ません。
後から入ったスケジュールはどんなに出たい作品でも、決まった仕事が優先ですから、そういう事情で参加できなかった篠田さんにとっては、悲しい噂だったと思います。
今も変わらないって本当にすごい!
バラエティー番組で普段の篠田さんを拝見
ドラマで役を演じる篠田さんはたくさん、たくさん拝見しましたが、篠田三郎さんとしてのテレビ出演はとても少なかったと思います。
最近、バラエティーや「徹子の部屋」などに出演されたものを見つけました。
現在の篠田さんも、これまでのイメージそのままの誠実な優しいイメージ。
若い熱さは落ち着いたものの、明るくて素敵なおじさまになっていらっしゃいます。
一緒にドライブされているのはタロウの後番組「ウルトラマン・レオ」に主演された真夏竜さん。
篠田さんもとっても楽しそうです。
おかしなもので、ウルトラ兄弟が本当に仲良しって知ると、なんだか普通以上に嬉しいものですね。
後々、余命半年と宣告された真夏竜さんを篠田さんが救ったというエピソードが「爆報THEフライデー」で紹介されていました。
びっくり!篠田さんがブログ?
ご本人のブログを見つけました
今年2016年からご自身でブログを始められたようですよ。
言葉少ないけれど、丁寧にご自分の文章で書いていらっしゃいます。
俳優としての篠田さんらしい内容はもちろん、
ちょっと素顔の篠田さんも感じられる貴重なサイトです。
無理なく、是非是非続けていただきたいです。
篠田三郎オフィシャルブログ「もぅ~いいかい?まぁ~だだよ!」Powered by Ameba
久しぶりに篠田さんの松陰を見たくなった方へ
最近のお仕事は?
篠田さんの一番最近のお仕事は劇団民芸の舞台でした。

SOETSU―韓からくにの白き太陽―
まとめ…変わらない篠田さんのご苦労を思う今日この頃
子供心に憧れた篠田三郎さんを思い出しながら調べて、しばし童心に帰りました。
嬉しいのは、変わらずお元気でお仕事をしていらっしゃること。
なんといっても、爽やかで誠実なイメージが変わらないことが嬉しいです。
でも、考えてみたら、何十年もズーーーーーッとイメージを保つって大変ですよね。
しかも「爽やか」「誠実」「真面目」なイメージですよ〜
自分に置き換えると、そう思われ続けるのって相当鬱陶しいと思いませんか?
誰だって多面的なところがあるのが人間。
真面目で、誠実で、クリーンだけなんてありえない。
きっと篠田さんも怒るし、グダグダの時もあるし、天然なところもあるに違いないし、あって当たり前。
私たちは常に俳優・篠田三郎さんを見せていただいてるわけです。
もう、そう思うとファンとして本当にありがたいです。
篠田さん!
ありがとうございます!
個人的な想像ですが、きっと、こんなに穏やかに優しくイメージを保っていられるのは、奥様が素晴らしいのではないでしょうか?
徹子の部屋でちらっと篠田さんがおっしゃってましたが、地方公演での洗濯物を自分で洗わずに全部ご自宅に送り返していたとか(笑)
最近はご自身でコインランドリーを利用するようになったそうですが、
そんなどっさり洗濯物を送ってくる旦那様でも受け止めてあげる奥様って、
偉いなあ〜と思いませんか?
奥様がしっかり家庭を守って下さるから、篠田さんはお仕事にも集中できたんでしょうね。
奥様の支えと、篠田さんの「篠田三郎というお仕事」への真摯なお気持ちが
ずっとファンを裏切らない俳優さんでいて下さる秘密かもしれませんね。
ウルトラマンタロウは3分間しか戦えず、吉田松陰は29歳という若さで亡くなりましたが…
演じた篠田さんはまだまだこの先も、ずっとずっと時間や年齢などを気にせず、良いお仕事をしていただきたいと思います。
憧れたお兄様俳優が、今も変わらぬおじ様俳優さんになられていることに幸せと有難さを感じる43年前の小学生女子でした。