超美声の高音

広瀬香美の魅力は、頭のてっぺんから突き抜けるような伸びのある高音。
ただ声量があるだけではなく、澄み切ったきれいなソプラノは絶品ですね。
私も私もっ、てな感じでカラオケでマネしてせき込んでる女子がたくさんいました。
やめとけばいいのにね。。
バブル崩壊でどんよりしてる日本の1990年代、ウィンターソングの女王が誕生します。
ミリオンヒット
ロマンスの神様

デビューから3作目、1993年12月に「ロマンスの神様」を発売。
アルペンの冬のCMにのってミリオンセラーとなります。
軽快なメロディに女子の等身大の詩がマッチし、若者を中心に人気となりました。
また彼女の澄み切ったソプラノは、人々を魅了し、瞬く間にファンを増大させたのでした。
170万枚(シングル)も売り上げたこの歌は、彼女自身の最大のヒット曲となりました。
そしてこの年以降、冬になるとアルペンのCMに彼女の歌が流れるようになります。
そして、こんな逸話も。
彼を食べちゃいたい!?
ドラマティックに恋して

1994年5月に発売の「ドラマティックに恋して」は、人気テレビドラマの「上を向いて歩こう」の主題歌にもなりまたヒット。
「食べちゃいたい」が女子の間でちょっとした流行語になりました。
ウィンターソングの女王へ
幸せをつかみたい

メガヒットとなった「ロマンスの神様」は、冬の歌ではなかったのですがCM等のイメージもありウィンターソングとして浸透しました。
そして、翌1994年12月、「幸せをつかみたい」を発売。特別冬を意識した歌ではないのですが、アルペンのCMにのってまたまたヒット。
広瀬香美=ウィンターソングのイメージが定着していきます。
絶好調 真冬の恋
ゲレンデがとけるほど恋したい

「ロマンスの神様」から3シーズン目、1995年12月、初めて冬・雪を意識した歌が生まれます。 「ゲレンデがとけるほど恋したい」。
巨人軍(ジャイアンツ)の中畑選手の代名詞「絶好調」を詩に用い、高揚する女心をきれいなソプラノで歌い上げ、定番のアルペンのCMソングになるとともに、東宝映画の「ゲレンデがとけるほど恋したい」の主題歌としてヒットします。
ウィンターバラード
DEAR…again

今までのアップテンポのポップス調の歌と一味違う歌「DEAR…again」。
1996年11月に発売されたこの歌は、遠距離恋愛の切ない女心を、バラード調のテンポでしっとりと歌っています。
幸せは冬にやってくる
真冬の帰り道

「DEAR…again」に次ぐ、初のワンシーズン2曲目のリリース。
1997年1月発売、「真冬の帰り道」。
すっかり冬の女王となった広瀬香美ならではの明るい、アップテンポの曲です。
ぎゅっと抱かれ 燃える恋心
promise

「ロマンスの神様」に次ぐヒットとなった、1997年11月発売の「promise」。
ハイストロークで歌われながらも、ちょっと切ない女の恋心を、広瀬香美ならではのクリアなソプラノで歌い上げたヒット曲。
つのる想い誰も止められない 逢いたくて
ストロボ

1998年12月発売の「ストロボ」。
今までのアップテンポの明るい曲とちょっと雰囲気が違って、何かを予感させるようなとてもミステリアスなメロディで、女性のときめく恋心を表した歌となっています。
スレ違ってた昨日も 今日からOnly Only You
I Wish

1999年1月発売、「I Wish」。
女性の切ない願いと恋心をバラードにのせて歌い上げた名曲です。
90年代の冬は、いつも広瀬香美の歌で飾られていました。
時にはアップテンポで明るい恋歌を、時にはバラードでせつない恋心を、
たぐいまれな美声とともに人々の心に響かせてくれたのでした。
指導者として

単なる「教室」ではなく、ステージやテレビ出演、バックコーラス等への道も開かれていて、「育成」という面でのレッスンも念頭においているようです。
多数の生徒が広瀬香美を慕って、今日もトレーニングしているのですね。
今でも冬の女王は健在です。