昔はノーヘルで良かった!86年に全てのバイクでヘルメット着用が義務化!

昔はノーヘルで良かった!86年に全てのバイクでヘルメット着用が義務化!

かつてはヘルメット無しの状態、いわゆる「ノーヘル」での乗車も可能な時代があったのを覚えているだろうか。バイクに乗車する際のヘルメット着用義務は1965年から始まり、1986年には原付も含めた全てのバイク、全ての道路でヘルメット着用が義務化された。


昔はノーヘルで良かった!ノーヘルが良かった!?

バイクでのヘルメット着用は今では当然のことであるが、かつてはヘルメット無しの状態、いわゆる「ノーヘル」での乗車も可能な時代があったのを覚えているだろうか。
今の時代、ノーヘルで公道を走ったら、即白バイがかっ飛んできて違反切符を切られてしまうだろう。

現在もバイクに乗る際にヘルメットをしないという感覚を持っている方は、こちらへどうぞ(笑)

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かつてのバイク・ライダーの風景!

かつてのライダーはアクセルとノーヘル全開!

"カミナリ族(カミナリぞく)とは、公道をオートバイで高速走行することを嗜好していた人達を指し、日本の昭和30年代から40年代頃を中心に用いられていた俗称である。
マフラーの芯を抜くなどの改造を施すことから騒音が大きく、その音が雷に似ているとしてこの呼び名がついた。"

wikipediaより引用

カミナリ族!ノーヘルライダーも!

バイクはヤンチャな若者の憧れだった!

70年代後半頃

ヘルメットの着用義務はいつから?

バイクに乗車する際のヘルメット着用義務は1965年から始まった。

1965年に高速道路でのヘルメット着用努力義務(罰則なし)が規定され、1972年には最高速度規制が40kmを超える道路でのヘルメット着用が義務化(罰則なし)。

しかし、この頃まではヘルメットを被らず走行しても罰則ではなく、注意で済んだ。
当然ながら当時のバイクにはヘルメットホルダーがなかった。今では考えられない。

70年代はポケバイも発売され、若年層でもバイクが憧れの対象に!

子供時代に憧れた乗り物、それはポケットバイク!ボンボンで「おれのサーキット」が連載! - Middle Edge(ミドルエッジ)

罰則ありの制度は1975年から導入され始める。

まず、1975年に政令指定道路区間で、51cc以上のバイクでヘルメット着用が義務化された。そして、1978年に全ての道路(ただし制限速度が30km/h以下の道路を除く)で51cc以上のバイクのヘルメット着用が義務化。
1986年にはついに原付も含めた全てのバイク、全ての道路でヘルメット着用が義務化された。

「BELL STAR(ベルスター)Ltd2」

1986年製のヘルメット

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そもそも何故、ヘルメット着用が義務化された?

ヘルメット着用の義務化の背景には、60~70年代にかけてバイク人口が増えたこと、そして、それに伴って若年層のライダーによる事故が増加したことが背景にあるとされている。

また、80年代に入ってからは、「三ない運動」とされる社会運動が積極的に行われていた。
これは高校生によるオートバイ(第1種原動機付自転車を含む)並びに自動車の運転免許証取得や車両購入、運転を禁止するため、「免許を取らせない」「買わせない」「運転させない」というスローガンを掲げた運動のことである。

この「三ない運動」もヘルメットの完全義務化を推進したのではないだろうか。
やはり親は子の安全を想うものであるが、本田技研工業(通称:ホンダ)の創業者・本田宗一郎さんは生前、「三ない運動」について「教育の名の下に高校生からバイクを取り上げるのではなく、バイクに乗る際のルールや危険性を十分に教えるのが学校教育ではないのか」と語っている。

本田宗一郎さん

「三ない運動」の運動のきっかけはバイクブームに伴って、社会にバイクに対して否定的なイメージがついたことだった。
増加した交通事故件数や、全国各地で増えた暴走族による危険走行や騒音によって「バイクは危険な乗り物、暴走族の乗り物」といったイメージを植え付けた。

そこで1982年、社団法人全国高等学校PTA連合会により高校生の生命を尊重する観点から、仙台大会にて「オートバイの免許を取らせない」「オートバイに乗せない」「オートバイを買わせない」といった「3つの指針」を掲げた「三ない運動」を推進することが決議された。

バイクは確かに危険と隣り合わせの乗り物である。

また、80年代には交通事故者数の増加から、その状況は「第二次交通戦争」と呼ばれた。
なぜ戦争と名付けられたかは、昭和30年代(1955年~1964年)以降交通事故死者数の水準が、日清戦争での日本側の戦死者(2年間で1万7282人)を上回る勢いで増加したことから「交通戦争」と命名された。

その後、1970年をピークに死者数は減少するが、1980年より再び増加に転じたため、第二次として危機感を持って伝えられた。

70年代から80年代を駆け抜けた舘ひろし率いるクールス(COOLS)。
当時、親からすれば、暴走族もクールスも同じに見えていた気がする・・・。

暴走族もクールスそれぞれに譲れないポリシーがあったはずだが、バイクに乗車した時点で親からは「札付きのワル」の烙印が押されたのかも知れない。

”暴走族と呼びたきゃ呼べばいい!!”

日本のバイクヘルメットのアレコレ

日本初の「乗車用ヘルメット」は、1952年に公営競技のオートレース向けに供給された二輪車競技用のヘルメットとされている。
その後、 ハーフ形(半キャップ、半ヘル、半帽)、スリークォーターズ形、オープンフェース形、フルフェース形等が登場。

ヘルメットの耐久性は製造後時間が経つにつれ、緩衝材や外殻が劣化してくる。見た目での劣化状況は分かり辛いが、新品購入時よりも緩くなれば寿命の目安とされている。
ヘルメットは衝撃に対して潰れることで頭部を保護しているため、一度でも強く衝撃を受けたものは外見上大きな損傷が見られなくても保護能力を失っており、交換が必要になる。

半帽の正しい使い方!

日本において通用する規格として、JIS・SGまたはPSCなどがあり、規格ごとに細かな検査内容は異なる。また、サーキットにおいての競技使用を認める規格を日本モーターサイクルスポーツ協会 (MFJ) が定めている。

また、普通自動車の扱いを受ける場合は、ヘルメットの着用義務はない。
道路運送車両法で原動機付自転車に定義されるミニカーや、二輪の小型自動車または二輪の軽自動車として定義されるトライクなど。

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