若き日の五ェ門を描いた「ルパン」新作映画が来年2月に公開予定!!
モンキー・パンチ「ルパン三世」を原作とした「LUPIN THE IIIRD 血煙の石川五ェ門」が、2017年2月4日に公開されることが明らかになった。

「LUPIN THE IIIRD 血煙の石川五ェ門」が2017年2月4日に公開。
今作は、2014年に公開された「LUPIN THE IIIRD」シリーズの次元大介にスポット当てた「次元大介の墓標」に続く作品だ。
前作を5,000枚以上超える原画で、若き日の五ェ門を主人公とし、五エ門が最強に目覚めるまでのストーリーを描いている。若き日の五ェ門を突き動かす守れなかった記憶、そして最強の剣士誕生の瞬間が語られる。
今回、新作の上映決定に合わせて、ビジュアルと特報映像が公開された。9月17日からは劇場にて特報映像が上映されるほか、ムビチケの販売もスタートする。
「ルパン」シリーズに関わりのある制作陣が集結!!
監督・作画監督は「次元大介の墓標」と同じく小池健が担当。脚本は新TVシリーズ『ルパン三世』で構成・脚本を務めた高橋悠也が担当する。音楽は『REDLINE』のジェイムズ下地が手掛ける。
また、アニメーション制作は「ルパン」シリーズに長年携わってきたテレコム・アニメーションフィルムが務め、プロデューサーは新TVシリーズ『ルパン三世』の浄園祐が担当する。
さらに、『ルパン三世 カリオストロの城』(1979年)などを手がけ、第25回日本映画批評家大賞アニメーション部門で功労賞を受けた友永和秀氏も原画で参加する。
本作について、浄園は「五ェ門が過去のルパンのなかで一番斬っている」と明かし、高橋は「今まで1番しゃべり、1番五ェ門が登場する作品」として、「五ェ門の"刀を抜くことの意味"を大事に、彼の哲学・魂を描きました」と熱弁。小池監督も「一回斬って終わりではなく、緊張感のあるギリギリの戦いを描きます」と語る。
さらに、五ェ門が剣術を極めていく過程を、小池監督は「斬鉄剣という何でも斬れる剣がすごいという表現もあるが、どちらかという剣と五ェ門自身が一体化したような。心も身体的にも鍛錬を積んで、磨かれていく。そういう風な開眼の仕方」と説明している。

原画を担当する友永和秀。
今回の声優陣には、ルパン三世役を栗田貫一、次元大介役を小林清志、峰不二子役を沢城みゆき、銭形警部役を山寺宏一、そして石川五ェ門役を浪川大輔らおなじみの実力派が顔をそろえる。
浪川は「『刀を抜くまで』『抜いたら終わり』ってとっても大事だと思った。セリフが少ないから五ェ門ではない。しゃべり始める前に何を思って、どんな言葉が出てくるのか“前”が大事。今作はそこが制御ができない五ェ門なのかなというイメージ。そこを抑え込んで、だんだん皆さんが知っている五ェ門になっていくという過程を演じられたら」と意気込みを語る。
「ルパン3世」

ルパン三世
【石川五ェ門について】

石川五ェ門

アニメでお馴染みの、車の上に乗って斬る石川五ェ門。

石川五ェ門の名言は「またつまらぬものを切ったか…。」である。
【関連記事】
『ルパン三世』シリーズの歴史(1967年から2016年まで) - Middle Edge(ミドルエッジ)
「ルパン三世 燃えよ斬鉄剣」 ルパンの声優・山田康雄の遺作であり、TV第1シリーズの作風に近い作品です。 - Middle Edge(ミドルエッジ)