手塚治虫のキャラがリメイクされたゲーム「アトム:時空の果て」の製作資金を募集中!
2018年に生誕90周年を迎える手塚治虫の作品。
数々の名作に登場するキャラクターをリメイクした対戦カードゲーム「アトム:時空の果て」を作るために、クラウドファンディングKickStarter、Makuakeにて資金募集が開始された。
同プロジェクトでは、手塚作品のキャラクター200体以上が集結する本格カードバトルゲームを制作。ストーリーは手塚プロダクション監修の完全オリジナルとなり、サイバーパンクの世界を舞台に、主人公であるプレイヤーがアトムやブラックジャックといった手塚キャラクターたちとともに物語を展開していく。

「アトム:時空の果て」ビジュアル
参加クリエイターは、漫画「GANTZ」で知られる奥浩哉をはじめ、ゲーム「スナッチャー」「ポリスノーツ」のヨシオカサトシ、ゲーム「ロリポップチェーンソー」メインキャラクター・武器デザインを行った猫将軍など、多くの実力者が集まっている。それぞれが手塚作品のキャラクターをリメイクした。
また、コンポーザーとして、音楽家の山岡晃と、エレクトロニックダンスミュージックの先駆者であるジョルジオ・モロダーも名を連ね、ゲームサウンドを作り上げる。
企画・開発は大阪を拠点にしている「株式会社アクティブゲーミングメディア」。社長をはじめ社員の半数以上が外国人で構成されているローカライズ会社である。
プロジェクト監修は手塚治虫の息子で、ヴィジュアリストの肩書を持つ手塚眞が務める。

マグマ大使

三郎太
同プロジェクトはクラウドファンディングを通じて、資金提供を行うサポーターを募集している。
支援報酬として、「クローズドβ版へのアクセス権」「高技術を使い忠実に再現されたキャラクターの複製原画」「プロジェクトメンバーとなりミーティングへ参加する権利」などが提供される予定とのこと。
リリース時期は今冬、料金形態は基本プレイ無料+アイテム課金と予定されている。
アトム:時空の果て<ストーリー>
闇の軍勢が突如多元宇宙世界の均衡を破った。平和な日常を破壊し尽くし、それぞれの宇宙の外縁は引き裂かれ、星々はことごとく粉砕された・・・
生き残った生命体たちは、それぞれの存亡をかけ決死の抵抗を行った。
しかし、その抵抗もむなしく生命の灯火が消え去ろうとしていた。最後と思われたその瞬間「プリズム」と呼ばれる未知なる意識存在の力により、時空の果てに漂う未来都市に転送され、全滅をまぬがれた。
その街の名は「スプロール」と称される。
多元宇宙の崩壊から救い出されたスプロール市民たちは、新たな社会で、お互いの結束を固め始めた。この窮状にあっても、適正な統率体制を構築し、人々を護るために、8つの新たなる行政区を設立組織したのであった・・・

アトム:時空の果て<ゲームシステム>
手塚治虫のキャラクターが登場するカードバトルゲームである本作。バトルは対戦相手のHPを0にしたプレイヤーの勝利となる。
バトルでは30枚のカードでデッキを編成。“クアンタム”というポイントを使って、フィールドにカードを配置していく。“クアンタム”は1ターン経過することに1ポイント増加し、ターンが進むほど強力なカードを場に出せるようになる。クアンタムはMAX10まで上がる。

各カードにはクアンタム、攻撃力、HP、スキルが設定されている。


バトルの最大の特徴は、フィールドが2つのエリアに分れている点。
カードをエンフォーサー(前方)かガーディアン(後方)に配置することができる。エンフォーサーは直接攻撃が可能で、ガーディアンはプレイヤーを攻撃から守ってくれる。
カードはそれぞれスキルを持っており、“ゾーン内のカード攻撃”、“フィールド上のすべてのカード破壊”などといった、さまざまな効果のスキルを使いこなすことが勝利には欠かせない。

ゲームの1シーン

ゲーム内の1シーン
[プロジェクト概要]
KickStarter
プロジェクト名:Astro Boy: Edge of Time
目標金額 50,000ドル
URL: https://www.kickstarter.com/projects/1732149603/astro-boy-edge-of-time
Makuake
プロジェクト名:【アトム時空の果て】手塚治虫の200体以上のキャラクターが集結するカードゲーム!
目標金額 2,000,000円
URL: https://www.makuake.com/project/atom/
ヴィジュアリスト・手塚眞 プロフィール
てづか まこと。1961年8月11日生まれ。東京都出身。
父は漫画家の手塚治虫。ヴィジュアリスト。映画監督など映像全般に関わるクリエーター。
活動は映像以外でも高い評価を受けている。
1995年、富士通で開発したPCソフト『TEO~もうひとつの地球』は世界19か国で58万本を販売し、数々の賞を受ける。
2001年には「東アジア競技大会大阪大会」の開会式を演出。
また、監修するマンガ『PLUTO』(手塚治虫原作、浦沢直樹漫画、長崎尚志プロデュース)が大ヒット。メディア芸術祭ほかで数々の賞に輝いた。
ちなみに本名の手塚真と表記されることが多い。

手塚眞(てづか まこと)
【主な映画作品】
・FANTASTIC★PARTY(1978年) - (8ミリ映画)
・UNK(1979年) - (8ミリ映画)
※「未知との遭遇」へのオマージュフィルム。オフシアター・フィルムフェスティバル'79 入選
・星くず兄弟の伝説(1985年)
※初の劇場作品。製作総指揮・原案・音楽:近田春夫 出演:久保田慎吾、高木完、戸川京子
・白痴(1999年)
・ブラック・キス(2004年)
等、多数。
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