機動戦士Ζガンダム・ホットスクランブル
「水の星へ愛をこめて」がBGMとして流れるスピーディーな3Dシューティングステージ!

機動戦士Ζガンダム・ホットスクランブル

少年たちはみな、期待に胸膨らませて買ったものです
当時としては珍しく、遠藤雅伸氏自らがCMに出演していました。
また、当時の一般的なファミコンカセットの箱よりも大きな外箱も目立ちました。

当時目立った、一回り大きな箱
販売本数は40万本と1986年当時としては良好な売り上げ本数を記録しました。
原作アニメの主題歌「Ζ・刻を越えて」「水の星へ愛をこめて」「星空のBelieve」などがBGMに
森口博子のデビュー曲でもある「水の星へ愛をこめて」は名曲だと思います。
ガンダムで知った森口博子、この人もとうとうデビュー30周年なんですね! - Middle Edge(ミドルエッジ)
スピーディーな3D画面にテンション上がったものの・・・
ゲームは横スクロールステージとと3Dシューティングステージで構成
プレイヤーはΖガンダムを操作して、ティターンズおよびアクシズの部隊と戦います。
ゲームは2つのシーンに構成されており、一つは画面内を移動する敵モビルスーツに照準を合わせビームライフルで狙撃するコックピット視点のシューティングゲーム、もう一つは要塞面といわれる横スクロールのアクションシューティングで、迷路構造の通路内を移動して要塞コアの破壊を目指す内容でした。

3Dシューティングステージ

横スクロールステージ
【テグザー】飛行機形態に変形可能なロボット「テグザー」!高速8方向スクロールと秀逸なゲームサウンド(BGM)も話題の人気アクションシューティングでした!! - Middle Edge(ミドルエッジ)
ただ、いまいち感情移入がしにくくありませんでしたか?
当時、バンダイの名作「オバケのQ太郎」「ゲゲゲの鬼太郎」「キン肉マン」などと比べるとこの作品はイマイチ、ハマれなかった思い出があります。
銀メッキの特別バージョンが存在します

ファイナルバージョン
このバージョンは遠藤雅伸氏がバンダイにゲーム化を立案した際に独力で作り上げ、ロケテストに臨んだ際のものであり、製品版とはいくつかの違いがあります。
・ステージ構成はシューティング面のみで、要塞面が存在しない。
・照準マーカーが十字キーの操作に合わせてある程度動く。
・BGMの曲調が製品版と異なる。
・スタッフロールが存在しない。その代わり、オープニングデモのタイトル画面表示にスタッフの名前が表記されている。
・製品版では再接近した際にモビルスーツ形態に変形する可変モビルスーツが変形せず、モビルアーマー形態のままで交戦する。
・敵モビルスーツはティターンズ陣営のみで、アクシズ陣営のモビルスーツは登場しない。3D戦闘も対モビルスーツ戦のみで、対戦艦戦闘は存在せず、巨大モビルアーマーや宇宙戦艦も登場しない。
・画面構成が製品版とかなり異なる。中央下部がレーダー、左下部がΖガンダムの機体を模したダメージゲージ、右下部がスコア表、左右の横棒ゲージは右が燃料、左がビームライフルのエネルギーとなっている。
このバージョンは難しすぎたために、製品版で改良されたようです
当時のファミコンユーザーには、3Dシューティングがなかなかウケないということもあったのではないかと思います。