作品紹介
1985年6月公開。
日仏合作ながらも、フランスの俳優やロケ地は一切出てきません。
資金のほとんどがフランスの提供だったにもかかわらず、制作を黒沢が一任されたからなのです。さすが、セカイのクロサワですね。
戦国時代ならではの親と子、兄と弟の骨肉の争いを仲代達矢が鬼気迫る迫力で演じ、妖艶にして復讐に燃える女を若いながらも原田美枝子が見事な貫禄のある演技を魅せています。
本編のハイライトであり前半のクライマックスシーン(炎上し落城する三の城)には、制作費4億円のセットが使われました。
NGができないこのシーンで、仲代達矢は「4億、4億」と自分に言い聞かせて演じたそうです。
乱(1985) | Movie Walker
突然の隠居
新たなる旅立ち
滅亡の始まり
前半のクライマックス
放浪の旅 秀虎と狂阿弥
妖艶な女 楓