1992年頃からは、それまでの映画ソフトで主流だった画面のトリミングをやめ、劇場公開時の画面サイズに忠実なワイドスクリーンサイズの画面で映画ソフトを次々に発売して映画マニアを中心にユーザー層を厚くしていきました。
また、LDのデジタル音声領域にCD-ROMと同様のデジタルデータを記録した「LD-ROM」も登場し、パイオニアが自社パソコンとして発売していたMSX機器との連携がなされましたが、こちらはほとんど企画倒れに終わります。
レーザーディスクの衰退
レンタルが解禁されないなかで普及が進まず
1994年~1995年頃には、一部の人気商品を除いてほとんどの商品が初回ラインのみの生産で終了するようになり、発売と同時に販売元品切れとなるソフトが続出。新譜として発売された月に廃盤で入荷不可という奇妙な商品も相次いで出現することになります。
DVDの登場
レンタルを解禁したDVD
DVDは、当初からレンタルを解禁した事(これはDVDソフトがコピーガードを標準規格として採用できた事が大きい)と、録画に対応する規格が登場した事が、LDとの大きな差になりました(もっともDVDの録画機能は、DVD-R、DVD-RW、DVD-RAMなど、規格が乱立した事が消費者の混乱を招くという問題にも)。
「PlayStation 2」でDVDは一気に普及
邦画・テレビドラマのDVD化やアダルトDVDも出回るようになり、LDユーザーのターゲットだった洋画やOVAも新作はDVDへ移行するといった市場変化がみられました。まあ普及期の最初を手助けするのはいつの時代もアダルトですね。
LDからDVDへの過渡期だった1999年頃は、同一タイトルをLDとDVDで併売するスタイルがパイオニアLDCが発売元の洋画とOVAを中心に見られました。当時はバンダイビジュアルもアニメ作品を中心に併売を行っています。
2002年に、パイオニアがLDプレーヤー事業から撤退する報道があったものの、消費者からの要望があったために細々と生産・販売を継続する方針を続けました。
レーザーディスクの終焉
2007年、LDのプレスメーカーが製造ラインを廃止に
ソニー・松下電器産業などはLDプレーヤーを1999年度までに販売終了・撤退し、DVDへ軸足を完全に移していましたが、それ以後もパイオニアだけが発売を続けていました。
そして2009年度、LDプレーヤーの販売終了が決定されました。
一時代を築いたレーザーディスクに感謝です!