「ちょっと待った!」が楽しみで毎週見ていた【ねるとん紅鯨団】

「ちょっと待った!」が楽しみで毎週見ていた【ねるとん紅鯨団】

土曜深夜の名物番組だった『ねるとん紅鯨団』。司会は人気絶頂期のとんねるず。バブル期を象徴する人気バラエティ番組で、タイトルの「ねるとん」は、集団見合パーティーの代名詞にもなりました。


『ねるとん紅鯨団』とは

1987年10月3日~1994年12月24日、毎週土曜23:00~23:30にフジテレビ系列(関西テレビ制作)で放送。

ねるとん紅鯨団(ねるとんべにくじらだん)

ゼネラルディレクターは伊藤輝夫(現・テリー伊藤)。

司会はとんねるず

毎週土曜日深夜に放送された集団お見合い系バラエティー『ねるとん紅鯨団』。素人参加型による集団お見合いパーティー企画が大ヒットした、バブル期を象徴する超人気番組でした。

番組の参加者は一般公募による素人で、男女それぞれが自己紹介し、自由に話せるフリータイムを経て最後に男性が意中の女性に告白し、女性がOKすれば、カップルが成立するという内容。

当時深夜という認識がまだ強い夜11時台の放送でありながらも、平均視聴率17.3%、最高視聴率24.7%をマークし、数々の流行語を生んだお化け番組でした。

とんねるずとゲストが本編VTRを見ながらフリータイム前と後、告白タイムの後にトークをする流れ。

VTR部分はオールロケで、とんねるずの片方がロケに参加し進行していた。

『ねるとん紅鯨団』が生んだ流行語

◆「ちょっと待った!」(ちょっと待ったコール)

意中の相手に告白しようとしたときに、競合相手がいる場合には「ちょっと待った」の声が掛かる。この番組以後、お見合いパーティー(ねるとんパーティー)や恋愛において意中の相手が競合した場合に、掛ける言葉の定番になっている。

「ちょっと待った!」コールとは

◆「タカさ~ん、チェック!」

石橋貴明が男女を引き合わせる前に男性陣に先駆けて女性陣をチェックする際に発した言葉。

「チェック!」の部分では、親指と人差し指を立てるお決まりのポーズもあった。

「タカさ~ん、チェック!」とは

まず、男性陣の参加者紹介があり、男子全員の紹介が終わった後で「女性陣はあそこにいる」と男性陣のはるか遠方にいる女性陣をちらりと見せるのが番組の流れ。その際、石橋貴明がMCの時には「オーケー!おめーらの気持ちはよーく分かった! おめーらを待ってるお嬢さん方はあちらにいる!(ここで男性陣の「オォー!!」という歓声) しかーし!おめーらが見る前に、恒例のタカさ~ん、チェック!」と言って、石橋だけが先に女性陣の方へ行くというお決まりのパターンでした。懐かしいっ♪

◆「大っどんでんがえしっ!」

第一印象の良いもの同士でずっとツーショットだったのに最後に振られる、フリータイムで全く絡んでいなかったのに告白が成功するなど、思いもよらない展開だったときに石橋が使う言葉。

「まさに、だ〜いどんでん返し!」といった感じで使っていた。

「大っどんでんがえしっ!」とは

◆「ツーショット」

元々はカメラフレームの中に2人だけ写っている状態のこと。とんねるずは正しい意味で使用していたのにもかかわらず、使用される場面が男女二人であったことから【男女2人で喋ること=ツーショット】、簡潔にいえば「男女カップル」を表す俗語として若者の間で広まった。

「ツーショット」とは

◆「彼女(彼氏)いない歴」

(※画像はイメージです)

文字通り、彼女(彼氏)がいない期間のこと。この番組発祥で現在でも使われている。
いない歴=実年齢と一緒の場合、いじられる対象になっていた。

「彼女(彼氏)いない歴」とは

あの有名人も素人時代に出演!!

20歳の時に一般参加者として出演。カップル成立はしなかった。

その後原田泰造が芸能界に入り、石橋貴明に再会した際このことを話したが、石橋は全く覚えていなかったという。

ネプチューン・原田泰造

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