『ねるとん紅鯨団』とは

ねるとん紅鯨団(ねるとんべにくじらだん)

司会はとんねるず
毎週土曜日深夜に放送された集団お見合い系バラエティー『ねるとん紅鯨団』。素人参加型による集団お見合いパーティー企画が大ヒットした、バブル期を象徴する超人気番組でした。
番組の参加者は一般公募による素人で、男女それぞれが自己紹介し、自由に話せるフリータイムを経て最後に男性が意中の女性に告白し、女性がOKすれば、カップルが成立するという内容。
当時深夜という認識がまだ強い夜11時台の放送でありながらも、平均視聴率17.3%、最高視聴率24.7%をマークし、数々の流行語を生んだお化け番組でした。

『ねるとん紅鯨団』が生んだ流行語
◆「ちょっと待った!」(ちょっと待ったコール)

「ちょっと待った!」コールとは
◆「タカさ~ん、チェック!」

「タカさ~ん、チェック!」とは

まず、男性陣の参加者紹介があり、男子全員の紹介が終わった後で「女性陣はあそこにいる」と男性陣のはるか遠方にいる女性陣をちらりと見せるのが番組の流れ。その際、石橋貴明がMCの時には「オーケー!おめーらの気持ちはよーく分かった! おめーらを待ってるお嬢さん方はあちらにいる!(ここで男性陣の「オォー!!」という歓声) しかーし!おめーらが見る前に、恒例のタカさ~ん、チェック!」と言って、石橋だけが先に女性陣の方へ行くというお決まりのパターンでした。懐かしいっ♪
◆「大っどんでんがえしっ!」

「大っどんでんがえしっ!」とは
◆「ツーショット」

「ツーショット」とは
◆「彼女(彼氏)いない歴」

「彼女(彼氏)いない歴」とは
あの有名人も素人時代に出演!!

ネプチューン・原田泰造

元フジテレビアナウンサー・大坪千夏


Do As Infinityの大渡亮(右)
ユーミン(松任谷由実)の「リフレインが叫んでる」も大ヒット
♪ どうして どうして 僕たちは 出逢ってしまったのだろ~
ユーミン(松任谷由実)の「リフレインが叫んでる」です。
男性陣、女性陣が顔合わせをする時にバックでこの曲が流れていましたよね。
この曲は、1988年に発売されたアルバム「Delight, Slight, Light KISS」に収録されている曲で、実はシングルになっていません。しかし、有線チャートでは大ヒットし、最高2位まで上昇しました。
アルバムからのトラックがここまでヒットするというのは当時では異例中の異例で、『ねるとん紅鯨団』に使われたことで有線チャートの大ヒットになったことは間違いのないところでしょう。
芸能人バージョン「ねるとんね紅鮭団」
「ねるとん紅鯨団」は素人参加番組でしたが、ゲストで出演していた芸能人から自分も出てみたいとの声が多数挙がり、不定期で芸能人大会も行われました。その芸能人参加バージョンが『ねるとんね紅鮭(べにしゃけ)団』です。

芸能人ではまだ売れていなかったナインティナインやココリコ、よゐこも出演



柳沢慎吾の「あばよ!」もこの番組(ねるとんね紅鮭団)から生まれた!
第1回目の『ねるとんね紅鮭団』出演者の柳沢慎吾は、元・おニャン子クラブの内海和子に告白して玉砕後に「あばよ」の捨てゼリフを残し、その後コレが彼の持ちネタになりました。

柳沢慎吾

ニューハーフへの捨てゼリフ「幻を見たよ!」
懐かしい『ねるとん紅鯨団』動画
いつか出たいと思っていた『ねるとん紅鯨団』。もう番組に出演するような年齢ではなくなってしまったけど、もう一度見てみたい番組であることには変わりありません。