100年以上生き続ける美しきバンパネラの物語、萩尾望都「ポーの一族」2016年40年ぶりに連載再開

100年以上生き続ける美しきバンパネラの物語、萩尾望都「ポーの一族」2016年40年ぶりに連載再開

少女漫画というジャンルの素晴らしさを世に知らしめた、少女漫画界のレジェンド・萩尾望都先生の代表作「ポーの一族」。バンパネラたちの美しくも儚い世界を繊細に描いた作品です。どのような作品だったかご紹介します。


「ポーの一族」

パンパネラ(吸血鬼)と呼ばれる一族がポーの一族です。普通の人間でもパンパネラに生気を吸われるとバンパネラになることも。パンパネラは年を取らず、殺されない限り、永遠に若い姿で行き続けます。本来なら、成人してからパンパネラになるべきですが、ポーの一族の正体を知ってしまった、普通の人間だったエドガーと妹のメリーベルは、13・14歳の若さでバンパネラになり、それから200年ほど生き続ける事になります。
長く生きる間、その一族を追う人間も現れたりします。美しい吸血鬼の長い人生の物語と書くと、トム・クルーズ、ブラッド・ピット出演で話題になった映画「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」を思い出すかもしれませんが、その原作が1973年執筆、1976年に発表ですから、萩尾先生の「ポーの一族」の方が先です。

萩尾望都先生

1969年デビュー。代表作は「ポーの一族」「11人いる!」「トーマの心臓」「半神」「イグアナの娘」「残酷な神が支配する」など多数。昭和24年生まれで、70年代に少女漫画界を担った先生方を、花の24年組と呼び、萩尾先生もそのおひとりです。他には、山岸涼(二水)子先生、竹宮惠子先生などを指します。
少女漫画といっても、恋愛メインの漫画ではなく、ファンタジーやSF、少年愛などが主流でした。
お名前の「望都(もと)」は本名です。
2012年に少女漫画家初の紫綬褒章受賞。

「ポーの一族」主な登場人物

エドガー

アラン

メリーベル

エドガーたちに関わった人間

偶然、ポーの村に迷い込んだ人間。そのときの不思議な体験を日記に記し、彼の曾孫がその日記を出版します。

グレンスミス

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1934年にエドガーに会って以来、年老いてもなお、エドガーを追い続けています。

オービン

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若いころに出会った時のままの姿のエドガーに再会します。

年老いたオービン

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1976年、アランに出会った少女。エドガーの父親のエヴァンズ伯爵の子孫。エドガーに似ているエディスに、アランは惹かれます。

エディス

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バンパネラの特徴

・伝説の吸血鬼のように、噛み付いて血を吸わなくても、触れるだけで、相手の生気を吸い取ることができます。
・鏡に映ることや、聖書、十字架などは慣れれば普通の人間のように振舞えます。
・バラを紅茶に入れて飲みます。
・心臓を杭や銀の銃弾などで打ち込まれると、消滅します。そのようなことがない限り、永遠に同じ姿のまま生き続けます。

略年表

「ポーの一族」は1話完結のストーリーが、時系列バラバラで紡がれています。
ざっくりとですが、エドガーたちの年表を紹介します。

1740年 エドガー誕生
1974年 エドガー、生まれたばかりのメリーベルと捨てられたところ、老ハンナ(ポーの一族)に拾われる。
1754年 エドガー14歳の時、バンパネラになる。
1757年 メリーベル13歳の時、バンパネラになる。
1865年 グレンスミス、ポーの村に迷い込み、そこで過ごした2日間について日記に記す。
1879年 アラン、エドガーとメリーベルと出会う。
      メリーベル死亡。アラン、バンパネラになる。
1888年 クエントン卿、エドガーの絵を書き残す。
1934年 オービン、エドガーに会う。
1960年 マルグリッドが曽祖父であるグレンスミスの日記を出版。
1966年 クエントン卿の絵や、日記など、エドガーたちに関わった人間が集まって、バンパネラについて話し合っていたところ、火災が起きる。
1976年 エヴァンズの子孫、エディスにアランは恋する。

最後はどうなった?

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