「MONSTER」
「パイナップルARMY」「MASTERキートン」という良作を連載しながら、「YAWARA!」が大ヒットしたため、「Happy!」と、スポーツ漫画が続いた浦沢先生ですが、この「MONSTER」のヒットにより、ジャンルの幅の広さを世に知らしめました。
登場人物とあらすじ
1986年
登場人物を紹介しつつ、あらすじもご紹介します。
物語のスタートは、1986年のドイツ。ベルリンの壁の崩壊前で、ドイツは東西に分かれていました。
天馬賢三(ケンゾー・テンマ)
エヴァ・ハイネマン

ヨハン(手前左)アンナ(手前右)
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助かったヨハン
命令をきかず、ヨハンを助けたテンマは院長から見放され、エヴァとの婚約も解消。出世コースが絶たれました。ところが院長の死亡により、再びテンマは医師として順調に働くことになります。
9年後
美青年に成長したヨハン
ニナ/アンナ

ルンゲ警部
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ヨハンを追うテンマ
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9年前、何があったのか?
そもそも、どうして9年前、ヨハンは重傷を負い、アンナは心身喪失でテンマの病院に運ばれてきたのでしょうか?
兄の殺害現場を見た妹
なぜ、ヨハンはモンスターになったのか?
ヨハンとアンナはボナパルタという人物の、実験として生まれた子供でした。実験から逃れるため、母親は双子をつれ3人で隠れるように生活していました。ところが、ボナパルタが現れ、双子のどちらかを差し出すように言います。そして連れていかれたのはアンナ。アンナは「バラの屋敷」に連れて行かれ、大量の死体を目撃。アンナは戻るとそのことを詳しくヨハンに話したため、ヨハンは自分が経験したことだと記憶しているようですが・・・。その間、母親は失踪しており、二人で彷徨うことに。

ボナパルタ
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「なまえのないかいぶつ」
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511キンダーハイム
このような経験からか、天性のものか、人を殺し続けるモンスターになったヨハン。ついにテンマはヨハンを追い詰めます。
最後はどうなった?

対峙するヨハンとテンマ
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ヨハンを倒すことが目的だったのに、撃たれたヨハンを見たテンマは医師としての宿命で、、再びヨハンの手術をし、命を救います。

双子の母親
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ヨハンを見舞うテンマ
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ラストシーン
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アニメにもなりました
さいごに
ざっくりとあらすじを紹介しましたが、「MONSTER」は他の浦沢作品同様、多くの登場人物が絡み合いそれぞれにドラマがあります。そこが面白いところです。
ハリウッド映画化の噂も出ましたがうやむやになりつつも、それほどまでに熱い支持を受けている、浦沢直樹先生の「MONSTER」。もう一度、読み返してみてはいかがでしょうか。