今では絶対ムリな超絶過酷なバラエティ「ザ・ガマン」という番組を憶えていますか?

今では絶対ムリな超絶過酷なバラエティ「ザ・ガマン」という番組を憶えていますか?

いまだったら絶対に放送出来ないであろう過酷なバラエティ「ザ・ガマン」は木曜スペシャル。子供のときに見てたのを憶えていますが、昔のバラエティはムチャしてたんだな~と思いますよね。同様に今だったら確実にクレームもんの「ザ・しごき」などもあわせて、恐る恐る振り返ってみましょう。


「ザ・ガマン」なんちゅーバラエティwww

これの何がバラエティなのか?と思うほどの「ザ・ガマン」

「ザ・ガマン」は、1980年頃から1980年代半ばに掛けて放映されたフジテレビのバラエティ番組でした。

とにかく「我慢する」勝負で構成された番組で、子どものころの私にはまるで笑えない番組だったことを憶えています。

数々のムチャクチャな我慢比べを競い合った「ザ・ガマン」

火曜ワイドスペシャルの枠内で放送された「ザ・ガマン」

チャレンジャーはなぜか「東京六大学の学生」でしたね

どうやら本当に「東京六大学の学生」だったのかは謎のようです

番組開始当初は六大学対抗の形式でしたが、その後個人戦の形態に変更されるなど度々変更が見られました。なお派生の番組企画として同様に「女子大生限定」という触れ込みの「ザ・ギャルズ・ガマン大会」も制作されました。

また後述しますが、類似の番組もいくつか放送されており日本テレビで放送された「ザ・しごき」などは、今だと放送できないような「女子大生が全身を無数の豚になめられ続ける」などの企画がありました。

いずれの「我慢」も下品かつ過激な内容であったため、低俗番組のレッテルを貼られる存在に。
と同時に人気も非常に高く、シリーズ化されて年2-3回のペースで放映されました。

しかしながら、回を重ねると共に番組内容はエスカレート。
「試練」の内容も過激化の一途を辿った結果、1984年2月に箱根小涌園での『ザ・ギャルズ・ガマン大会』の撮影中に参加者に熱傷を負わせる事故を起こしてしまいます。

結局、番組収録と参加者に大小様々なアクシデント・事故がつきまとい、1986年頃にシリーズは事実上の打ち切り終了となりました。

これが「ザ・ガマン」我慢の基本パターン

もうムチャクチャな我慢だらけです

決められた量の食事(ゲテモノ)を早く食べさせる。
ゲテモノ食いによって時間内にできるだけ体重を増やす。
青汁・タバスコ等を休まず一息に飲ませる。その際山葵が鼻に乗せられることもある。

ゲテモノ食い(飲み)

炎天下、燃え盛る焚き火の近くで毛布に包まれ、ひたすら暑さに耐える。
全身にガソリン(実際は水)をかけ、いくつもの燃え盛る火の輪の中をくぐらさせる。

灼熱地獄

尻に強度のアルコールを吹きかけつつ、尻を叩く。
縦に吊られたコンクリート等の円柱につかまらせ、それを一定の高さまで引き上げて地面に落下させて尻を打つ。さらに落下地点に尖った石を集めたりもする。
粗い芝生や草むらで体育座りにさせ、その体勢のまま動物(ゾウ等)に引っ張らせて尻を引きずりまわす。

尻叩き

人の顔程度のアクリルの筒を用意、一方に額に肉片を取り付けた出場者の顔を密着させ、反対側からは爬虫類(ワニ・イグアナ等)を入れて挑戦者に接近させる。
動物(鶏・ヤギ等)を多数用意、身動きできない状態の出場者の体にその餌を大量に付着させ、餌をついばませる。
逆さ吊りにした状態で体の周りを大きな袋で包み、その中にゴキブリなどを入れる。

動物や昆虫責め

水車に貼り付けられて水を耐える。

水責め

冷たい水などを大量に飲ませて放尿を我慢させる。

放尿我慢

決勝戦まで残った数名が、灼熱下などの苛酷な環境で1人を残して全員ギブアップするまで断食・断水を続けるという内容。放送開始当初は断食だけだったが、より苛酷さを増すためシリーズ途中からは加えて断水も行うようになった。

その試練の極限の内容と収録が数日に及び昼夜ぶっ通しで行われる状況から、そこまでの下品で馬鹿馬鹿しい内容から一変、笑いを通り越して悲壮感漂う映像となる。

途中、リポーターが出場者の目の前でうまそうに飲食をする悪魔の様な誘惑を行い、これを目の当たりにして参加者が苦しむのが定番の演出となっており、この誘惑に負け脱落する者が多かった。

灼熱時には特設プール、極寒時には特設風呂を作り、水着美女が「一緒に入ろうよ~」と誘惑した時もあり、この誘惑に負け脱落した者もいる。

断食・断水(決勝)

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