『悪魔城のプリンス 三つ目がとおる』
絆創膏がはがれただけで何で制服の色が変わるのかはさておき、好きでした。
額の目は「目(眼球)」じゃないことを大分後になって知った次第です。
背は低いけど、三つ目写楽の悪ぶりはかっこよかった・・・。
和渡さんとの微妙な距離も含めて、いい作品でした。
概要
あらすじ
中学生なのに、まるで幼児のように純粋な写楽保介。
額に張られた大きな罰点印の絆創膏の下には、目のような器官があった。
その「目」が出ているときの写楽は、悪魔のような知能と性格を有する「悪魔のプリンス」。
しかし、ある意味では頼れる存在でもあった。
「三つ目族」の末裔たる写楽と、様々な陰謀の戦いを描く。
三つ目族
古代に栄えた一族。
額に目のような器官を有する。
それは「目」ではなく脳の一部が伸びた物。
超能力、超知能、そして超文明を持っていたが滅んだ。
額の目を何かで覆うと、知能は減退し、超能力も使えなくなる。
普通の人間を「二つ目族」と蔑む傾向にある。
登場人物
写楽保介(しゃらく ほうすけ)
「三つ目族」の生き残りの子孫。
赤ん坊のころ、犬持医師の下に預けられた。
3歳頃から額に目のようなものができ、妙な機械を作ったり、難しい計算をしたり。
成長を危ぶんだ義父犬持医師により、額の目を巨大絆創膏でふさがれた。
絆創膏状態:幼児、赤子のように純粋無垢。そしてお人よし。しかし、「絆創膏を取ってはいけない」ときつく言われているため、はがすことを拒否する。「目」のことは「オデキ」と認識している模様。
三つ目状態:常人以上の高度な知能と超能力を発揮。まるで絆創膏状態の反動のように、性格まで変わってしまう。当初は「二つ目族」を蔑んでいたが、自分から絆創膏を貼るように言ったりと変化が見られるように。「三つ目族」の遺物たる「赤いコンドル」を武器とする。三つ目帝国を作るのが野望。
和登千代子(わと ちよこ)
写楽のクラスメイト兼お目付け役。
というか、ほぼ母親状態。
一人称は「ボク」。通称和登さん。
ある時期から、暴走状態の写楽を止める(絆創膏を叩き付けるように貼る)役割を担うように。
犬持医師(けんもちいし)
写楽の養父。職業は医者。
赤ん坊のころ、高熱を出した写楽を診た縁で、預かることに。
「普通の子のように」育ってほしいと願い、絆創膏を貼った。