ロミ・山田さんのプロフィール
芸名:ロミ・山田
本名:山田ひろみ
生年月日:1933年8月8日
出生地:韓国・京城(現在のソウル)
身長:155cm
血液型:A型
現在のソウルにあたる韓国の京城で生まれたロミ・山田さんは、1歳の時に帰国し兵庫県宝塚市や神戸市で育ちました。
芸名の「ロミ・山田」という名前の由来は、家族や友人から呼ばれていた愛称の「ロミ」からきているもので、1956年にアメリカ、ボストンの「ニューイングランド音楽院」に留学した際には「Hiromi」という発音が難しいと言われたため「ロミ・ヤマダ」という名前で通していたんだそうです。
ブロードウェイ・ミュージカルで主演
国立音楽大学声楽科を卒業後、1956年に渡米したロミ・山田さん。
ニューイングランド音楽院、サンフランシスコ音楽院を経て、ニューヨーク音楽大学に在籍していた頃、芸能プロダクションの社長からスカウトされ、ブロードウェイドラマ「スージー・ウォンの世界」の舞台版で主人公のスージー・ウォン役に抜擢されました。
約1年間に渡ってアメリカ各地で公演され、ロミ・山田さんの人気は急上昇!
1961年にはブロードウェイ・ミュージカル「フラワー・ドラム・ソング」で主人公のメイ・リー役を務め、アメリカでミュージカルスターとして活躍されました。
帰国後は日本の芸能界でデビュー
1963年に帰国されてからは、日本の芸能界で女優や歌手として活躍されるようになりました。
歌手としては、1963年にシングル曲「煙草のけむり」でデビュー。
4thシングル「知りすぎたのね」(作詞・作曲なかにし礼)は45万枚のヒットを記録しました。
以降2008年までに、シングルレコード及びCDを18枚、アルバムを5枚リリースしています。
女優としてもドラマ、映画、舞台に出演し活躍されたロミ・山田さん。
その他にも、「連想ゲーム」や「ABOBAゲーム」といったクイズ番組に解答者として出演されたり、「ライオンのいただきます」や「午後は○○おもいッきりテレビ」ではコメンテーターとして出演されていました。
結婚、離婚、そして長男の介護
プライベートでは、1965年に放送作家の岡田教和さんと結婚されました。
しかし、一男に恵まれたものの1989年に離婚。
また、2003年からは聴神経腫瘍という病気を患ったご長男の介護に専念していたというロミ・山田さん。
この病気は、内耳神経にできた腫瘍により、聴力の低下やめまい、歩行困難や意識障害といった症状を引き起こす難病で、介護生活は5年間にも及びました。
しかし、2008年12月にご長男は40歳という若さで逝去。
ロミ・山田さんにとって、大変お辛い時間であったことは想像に難くありません。
芸能界復帰
しばらく芸能活動を休止していたロミ・山田さんが復帰されたのは2010年のことでした。
この年は、1960年に「スージー・ウォンの世界」で全米デビューをされてから50周年となった節目の年。
「全米デビュー50周年記念リサイタル」の開催や、自伝「楽譜を抱いて」を発表されました。
その後も、2013年には日本デビュー50周年記念特別公演「ハッピートーク&ミュージック」、2014年8月8日には、芸能生活初のバースデーライブ「“ロミ・山田Birthday”1st Live2014」を開催。
さらに、2016年には18枚目のシングル曲「さらば燃えた日よ〜モルダウ(我が祖国)より〜」を発売するなど、精力的に芸能活動を続けられています。
オリジナル商品開発にも挑戦!
ロミ・山田さんは芸能界以外でも活動の場を広げています。
2017年から、つけまつげ装着器「つけまフィッタ―」というロミ・山田さん監修のオリジナルメイク道具の商品化に着手。
2018年に商品の企画・開発会社「株式会社Pippin(ピピン)」を設立し、販売もされました。
また、2019年には階段などの段差の昇降のしやすさを追求したキャリーケースの開発にも着手。
これは、闘病中車いす生活を余儀なくされたご長男を介護されていた時の経験に基づくもので、車いすにも階段昇降装置を付けることを目標にされているそうです。
現在どうしてる?
さて、2025年8月8日で御年92歳となるロミ・山田さん。
近年あまりテレビなどではお見かけしていませんが、YouTubeチャンネルでは、90代に突入してもまだまだお綺麗でお元気な姿を見せてくれています。
2024年6月3日に配信されている動画なので約1年前のものになりますが、お話されている口調もハキハキとされていてとても90歳とは思えません!
また、こちらは2013年頃に掲載されたロミ・山田さんのブログ「ロミ通信」の一部。
元気の秘密は週一回は召し上がっているというステーキのようです。
YouTubeチャンネルでの元気なお姿を拝見していると、きっと今でも大好きなステーキを召し上がっているのかもしれませんね。
またどこかでロミ・山田さんが活躍されている姿が見られることを楽しみにしたいと思います。