ほぼゲーム機と化していたPC9801VM以降シリーズ!

ほぼゲーム機と化していたPC9801VM以降シリーズ!

1985年に発売されたNECのパソコン『PC9801VM』。価格は295.000円(モニターなし)という凄い値段のパソコンでしたが、対応ゲームソフト(アダルト含む)が大量に発売され大ヒット。ほぼゲーム専用機して使用していた人も多かったのでは…。


PC9801とは

PC-9800シリーズとは、日本電気(NEC)が開発・販売をしたパーソナルコンピュータ(パソコン)の製品群で、1982年10月に発売された16ビットパソコン「PC-9801」が初代機です。1982年から1997年頃までにわたり、NECの主力商品として製造・販売が続けられ、全盛期には日本国内の市場占有率90%以上を獲得しました。

社団法人情報処理学会から、2008年度(第1回)「情報処理技術遺産」の一つに認定。

初代『PC-9801』

[拡大画像]【大河原克行の「パソコン業界、東奔西走」】 これが「NEC品質」を実現する厳しい試験の数々だ! 〜NEC PCが米沢事業場の品質保証施設を初公開

「PC9801VM以降」の表記

1985年~1995年頃までに発売された多くの市販ソフトに、「PC-9801VM以降対応」という表記が使われました。PC-9801VMは、それまでに発売されていたPC-9800シリーズと比較して、V30の搭載、動作周波数の向上により処理速度が1.6倍に、グラフィックの処理速度は2倍に向上したと言われていて、これ以降のPC-9800シリーズの標準的な仕様を確立しました。そのため、多くのソフトの対応機種の基準として、約10年にわたり「VM以降」という1つの目安に使われていました。

「VM以降」や「UV以降」などの対応機種が、パッケージの背表紙などに必ず表記されていた。

フロッピーディスク

1980~1990年代前半はCD-ROMやDVD-ROMなんて普及していなかったので、大量にフロッピーディスクを使って容量を補っていました。1つのゲームで5インチフロッピー10枚組とかもよくありました。ディスク交換が面倒だった…。

5インチフロッピーディスク

感情のおもむくままに 15,6年前の代物

3.5インチフロッピーディスクになったことで、ちょっと小型化され、5インチディスクよりは強度が強くなりました。それと、書き込み禁止用爪ができたので、シールでプロテクトする必要がなくなりました。

3.5インチフロッピーディスク

ヨコヤマ企画: 記録メディアの歴史

発売元:ソニア
発売日:1997年1月24日

『VIPER CTR 〜あすか〜』

Viper CTR Box Shot for PC - GameFAQs

日本のアダルトゲーム史上最多のフロッピーディスク40枚組!!!
ただハードディスクインストール専用なので、初めにインストールしてしまえば、あとはディスク交換の必要はないんですけどね。

発売元:エルフ
発売日:1996年6月7日

『下級生』

こちらはフロッピーディスク17枚組!
ハードディスク専用ではないので、一生懸命ディスクの入れ替えをしながら楽しんだ人もいたはず。あの当時はメディアの飛躍的な進化についていけないことも多々ありました。

テンキーをコントローラー代わりに

NEC テンキー

このテンキー部分コントローラーのように叩きまくって、たくさんゲームをしました。ゲームをやっているうちにテンキーさばきが上手くなってしまうんです。

98用ゲームが大量発売!

日本ファルコムの出した『イースシリーズ』『英雄伝説シリーズ』などのロールプレイングゲーム。アートディンクの『A列車で行こうシリーズ』、工画堂の『シュヴァルツシルト』などのシミュレーションゲーム。そしてエルフやアリスソフトなどが制作していたアダルトゲームが大ヒットし、PC9801のユーザーを大きく増やしました。

1997年に終焉を迎える

数えきれないほどのゲームソフトが発売され、すっかりゲーム機と化したPC9801シリーズですが、1997年10月にNEC製のPC/AT互換機といえるPC98-NXシリーズが発表されて、一般市場におけるPC-9801シリーズは終焉を迎えました。

PC-9801NT

PC9801シリーズは確実に、1980年代・1990年代のNECの発展を支えた、目玉商品であったことは間違いありません。そして現代日本のパソコンの普及に大きく貢献した商品です。

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