矢吹薫さんプロフィール

本名:芝一彦(しば かずひこ)
生年月日:1964年8月2日
出身地:東京都
小学2、3年生の頃に、4歳上のお姉さんの影響で洋楽に興味を持つようになったという矢吹薫さん。
ロックバンド「QUEEN」や「KISS」のレコードを夢中になって聴くようになりました。
小学校高学年の頃にはエレキギターを練習し始め、中学生になるとバンド活動を始めるように。
横浜銀蝿の弟分としてデビューしたロックバンド「紅麗威甦(グリース)」のベーシスト・ミッツさんとは中学時代の同級生。
このミッツさんとの交流が矢吹薫さんの芸能界デビューのきっかけとなりました。
初仕事は武道館

「紅麗威甦」のベーシスト・ミッツさんのお兄さんは「横浜銀蝿」のベーシストとして活躍したタクさんです。
そのタクさんから、ある時「バックバンドの人数が足りないから手伝ってほしい」と頼まれます。
快諾した矢吹薫さんが立ったステージは日本武道館。
横浜銀蝿、紅麗威甦、嶋大輔さんが集結した銀蠅一家のライブに呼ばれ、嶋大輔さんのバックバンドでギタリストとして参加しました。
それ以降もギタリストとしてバックバンドに参加するようになったある日、銀蠅一家が所属する事務所「ユタカプロダクション」を訪れると、突然デビューを告げられます。
思いも寄らない事態に戸惑いつつ、1983年1月12日にユニット「嶋大輔&杉本哲太+1」で芸能界デビュー。
さらに、同年6月22日にシングル曲「お前がまぶしすぎて」でソロデビューを果たしました。
ギタリスト「+1」として芸能界デビュー

銀蠅一家の中でもすでに歌手デビューして人気上昇中だった嶋大輔さんと杉本哲太さんの二人がリリースした「大輔★哲太のRock'n Roll」。
ユニット名は「嶋大輔&杉本哲太+1」となっているのですが、この「+1」が矢吹薫さん。
当時は本名の芝一彦として活動していました。
矢吹薫さんは嶋大輔さんと杉本哲太さんが歌う後ろでギタリストとして参加。
ユニット名でも分かるように、メインとなっているのは嶋大輔さんと杉本哲太さん。
矢吹薫さんは間奏の時に少し前に出てくるくらいで、この時はあまり目立ってはいませんでしたが、その後ソロデビューすることに。
アイドル歌手「矢吹薫」としてソロデビュー

ギタリスト・芝一彦として芸能界デビューしてから約5か月後の1983年6月、「矢吹薫」の芸名をもらいソロデビューすることになりました。
「嶋大輔&杉本哲太+1」の頃は硬派なイメージをもって活動されていた矢吹薫さんでしたが、ソロデビューされてからはアイドル歌手として活動することに。
デビューシングル「お前がまぶしすぎて」をはじめ、7枚のシングルレコードと3枚のアルバムをリリースされました。

アイドル番組「レッツゴーヤング」に出演

1974年から1986年にかけて放送されていたアイドル番組「レッツゴーヤング」にも出演されていた矢吹薫さん。
番組内で結成されたオリジナルグループ「サンデーズ」のメンバーとして活躍されていました。
矢吹薫さんが出演されていたのは1984年4月から約1年間。
その頃のサンデーズのメンバーを調べてみたところ、
☆男性メンバー
・矢吹薫
・麻見和也
・中村繁之
・山本陽一
☆女性メンバー
・新井由美子
・太田貴子
・高橋美枝
・千葉湖吹美
・成清加奈子
・山口由佳乃
といった顔ぶれでした。
「歌って踊れてしゃべれる歌手の育成」をコンセプトに結成され、当時はアイドルの登竜門だったサンデーズ。
番組のアシスタント的存在でもありましたね。
矢吹薫さんが出演される以前には、川崎麻世さん、田原俊彦さん、ひかる一平さん、松田聖子さん、倉田まり子さん、日高のり子さんなどが在籍されていました。
「ハリケーントリオ」

風見しんごさん、嶋大輔さんと共にユニット「ハリケーントリオ」を結成。
東京、大阪をはじめ全国を回ってコンサートを開催していました。
ですが、メンバー三人の所属レコード会社が異なっていたこともあり、ハリケーントリオとしてレコードを出すことは叶いませんでした。
5年で芸能界引退。その後は?

矢吹薫さんが芸能活動をしていたのは約5年。
その後は、シンガーソングライター・原田真二さんの運転手兼バックバンドなどをされていたそう。
また、芸能プロダクションのスタッフとして働いていたり、ご自身でプロダクションを設立されたことも。
その時、所属していた歌手の活動の場として使用したのが、ライブハウス「四谷 Live in Magic」。
矢吹薫さんの先輩にあたる方が経営されていたそうで、その後は矢吹薫さんが経営を引き継ぐことになりました。
現在の活動は?
「四谷 Live in Magic」のオーナーとなった矢吹薫さん。
2016年10月から「四谷 Honey Burst」と名前を変え経営されています。
また、銀蠅一家の一員としてご自身がステージに上がることもあるようですね。
今後の夢は「若い子の活躍の場をもっと増やして、バンドブームを再燃させること」。
芸能界の第一線からは身を引いたものの、現在も音楽を愛し、発展させていきたいという熱い思いは今でも変わらない矢吹薫さんです!