大ブームとなったビリーズブートキャンプ

ビリー隊長率いる短期集中型減量プログラム「ビリーズブートキャンプ」は、2004年にアメリカで発売され、2005年に日本で発売されると、深夜の通販番組がきっかけとなり瞬く間に大ヒットとなりました。
全4巻で構成された内容は以下の通り。
Disk1 基礎プログラム(約55分)
Disk2 応用プログラム(約55分)
Disk3 腹筋プログラム(約36分)
Disk4 最終プログラム(約31分)
Disk1~3を2日間ずつ、Disk4を7日目に行うようになっており、7日間まじめにトレーニングを終えた頃には健康的な減量に成功していますよ、というものでした。
しかし、これがキツイ!!
アメリカ軍の新兵向けの基礎訓練がベースとなっているそうなので、当たり前といえば当たり前なのですが・・・
「本当に効果が出た!」「腹筋が割れた!」という感動を得られた人がいた一方で、辛さに耐えかねて脱落していった人も多かったのではないでしょうか。
令和版ビリーズブートキャンプも登場!

日本で初めてビリーズブートキャンプが発売された日から15年後。
2020年には「令和版ビリーズブートキャンプ」が発売されました。
もともとアメリカ人向けに作られたという初代ビリーズブートキャンプに比べて、日本人の強度に合わせて作られているのが令和版の特徴。
お腹の脂肪燃焼、脚&お尻、二の腕&上半身など部位別に一日30分×7日間のプログラムになっています。
筋肉をつけて鍛え上げるという感じの初代のものに比べると、美しいプロポーション作りを目指す内容となっている令和版。
こちらのほうが続けやすいかも。
「君なら出来る!」
「ゆっくりでいいから頑張ろう!」
といったビリー隊長の励ましの声は、もちろん令和版でも健在です。
ビリー隊長のプロフィール
名前:ビリー・ブランクス
生年月日:1955年9月1日
出生地:アメリカ合衆国 ペンシルベニア州
身長:181cm
15人兄弟の三男として生まれたビリー隊長は、11歳の頃から武道に目覚め、1975年には全米体育協会の全米空手大会初代チャンピオンに輝きました。
その他にもテコンドー8段の資格を取得しており、テコンドーとボクシングを融合させた「タエ・ボー」を考案。
ビリーズブートキャンプの前身となっているとも言われています。
実はアクション俳優としても活躍していた!

エアロビクスのインストラクターや格闘家として知られているビリー隊長ですが、実は俳優としての活動歴もあるんです。
1995年製作の「ビリー's GUN&FIGHT」は、米軍特殊部隊エージェントに扮したビリー隊長が国際的な麻薬の密輸組織に立ち向かっていくというストーリー。
また、1996年製作の「ビリー's KARATE MAN」では、恵まれない子供たちのための空手道場を営む男に扮したビリー隊長が、ギャングに殺された生徒の復讐をすべくギャングのボスを倒しに行くというストーリーで熱演しています!
自身を表現して多く人に伝えるという意味では、俳優業もインストラクターや格闘家と共通する部分があるのかもしれませんね。
ちなみに両作品で、日本語吹き替え版を担当しているのが声優の小杉十郎太さん。
アニメ「機動戦士Zガンダム」のヘンケン役、映画「ミッション:インポッシブル」フジテレビ版では主演のトム・クルーズが演じたイーサン・ハントの吹き替え、さらに、お笑い番組「エンタの神様」では番組ナレーションを担当するなど幅広く活躍されているベテラン声優さんです。
ビリーズブートキャンプの日本語吹き替えも、小杉十郎太さんさんが担当されているんですよ。

2007年にはビリーズブートキャンプ・オフィシャル・テーマソング「BOOM BOOM WONDERLAND」をリリース。
ビリー隊長のラップが聴けちゃいます!
奥様は日本人!
ビリー隊長は、2009年に14歳年下の日本人女性の知子さんと結婚されています。
知子さんは高校時代に留学経験もあり語学堪能。
その特技を生かし通訳として仕事をするようになり、ハリウッド映画「ラストサムライ」では主演のトム・クルーズの通訳を担当していたそうです!
ビリー隊長と知子さんが出会ったのは2007年。
その頃、日本ではビリーズブートキャンプが大流行していました。
アメリカで暮らしていた知子さんもそのことを知っており、近所に住んでいたというビリー隊長の写真を撮りに行ったのが出会いのきっかけだったんだとか。
そして「日本語を教えてほしい」というビリー隊長からの依頼を受け、交際に発展していったそうです。
実は過去に離婚を経験している二人。
知子さんは20歳の時に、ビリー隊長は知子さんと結婚する前年の2008年に、それまでのパートナーと別れています。
それぞれ前のパートナーとの間にお子さんがおり、ビリー隊長と知子さんの間にも娘のアンジェリカちゃんが生まれました。
結婚後1年ほどは大阪で暮らしていたそうですが、2010年にはアメリカに帰国。
アメリカでの仕事が忙しくなり、日本を拠点にしていることに無理が生じ始めたことが理由だったそうです。
現在もインストラクターとして活躍中!
2023年9月に68歳となった今でも、エアロビクスのインストラクターやジムの経営、さらに大学でフィットネスの授業を受け持つなど忙しくされているというビリー隊長。
生活の拠点をアメリカに移してからも、年に数回、一週間から10日間のスケジュールで来日しているそうです。
2019年6月からは、半年間にわたってネットで学べる学校として知られている学校法人角川ドワンゴ学園N高等学校で「BILLY’S NET CAMP」を開講。
「心と体のトレーニングを実施したい」との依頼を受け、毎日1分程度で出来る運動の動画を週5回配信。
毎週金曜には、アメリカの自宅からインターネットでリアルタイム指導が行われました。
また、2023年8月にはスポーツクラブのティップネスでビリー隊長による特別レッスンが開催されました。
スタジオは超満員の様子!
ビリー隊長の直接指導を受けられるなんて羨ましい!
ビリーズブートキャンプに関しても新たなプログラムを考案中だそうで、まだまだ忙しい日々が続きそうなビリー隊長です!