岩井俊二の作り出した名作の数々
岩井俊二 - Wikipedia
ミュージックビデオやテレビドラマなどの仕事から始めた岩井俊二。その才能は映画監督として開花し、90年代は立て続けに名作を発表しました。今までにないおしゃれで独特な雰囲気のある作品は、当時の若者に人気になりましたね。
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1994年6月4日公開
タイトルはアンドゥーと読みます。登場人物が3人、上映時間は45分と短いながらも濃い内容の作品に仕上がっていました。
1995年メルボルン国際映画祭招待上映作品、1995年ベルリン国際映画祭フォーラム部門NETPAC受賞作品でした。
山口智子、豊川悦司、田口トモロヲがメインキャストになり、登場人物が少ない作品になっています!山口智子が「強迫性緊縛症候群」を患っていく役を演じましたが、体当たりの狂気的な演技が注目されました。どのシーンを切り取っても絵画のような美しさがあり、岩井俊二らしい作品です。
Love Letter
1995年3月25日公開
主演は中山美穂、豊川悦司。岩井俊二の劇場用長編映画監督第1作でした。
音楽はREMEDIOS(シンガーソングライターの麗美)、撮影を相米慎二「ラブホテル」(1985年)などで知られる篠田昇が担当しています。上映時間は117分。
韓国でも上映され、劇中に出てきた「お元気ですか?」という言葉が流行語となったり、ロケ地である北海道の小樽にも韓国からの観光客が多く訪れるなどしました。
「お元気ですかー?」と空に向かって叫ぶ中山美穂の姿が懐かしいですね!日本でも流行語になりましたが、1999年に韓国でも上映され、人気になったそうです。数々の賞を受賞したことで、岩井俊二の代表作となっていて、中山美穂が一人二役を演じていたり、当時女性に人気だった柏原崇が出演していたことも注目されました!
Love Letter (1995年の映画) - Wikipedia
打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?
1993年8月26日公開
さんま大先生で人気だった山崎裕太や、奥菜恵の初々しい演技が可愛かったですよね!初恋の甘酸っぱい雰囲気が味わえる青春映画で、岩井俊二の作品の中でも人気が高くなっています。山崎裕太のどこか大人びたような生意気さにドキドキしたのを覚えています!
PiCNiC
1996年6月15日公開
ヨコハマ映画祭主演男優賞、ヨコハマ映画祭新人賞、ベルリン映画祭ベルリン新聞記者会賞を受賞した作品で、美しい映像の中に、無垢さと残酷さが混じったような独特なショートフィルムになっています。この映画をきっかけにCHARAと浅野忠信は結婚したのもファンの中では有名な話で、映画の中のキスシーンでは、演技なのか素なのかわからないほどラブラブなのが印象的です!
FRIED DRAGON FISH
1993年3月23日テレビ放送
この作品で浅野忠信のファンになったという人もいるのではないでしょうか?無機質な中に存在感のある演技がかっこ良かったですよね!さらに、この映画で注目されているのは芳本美代子の演技で、岩井俊二の作る映像美との相性の良さが評価されています!
スワロウテイル
1996年9月14日公開
この作品で岩井俊二の人気が定着しましたよね!作中のバンド「YEN TOWN BAND」はオリコンチャートで週間1位を獲得し、登場人物での名義で発売されたCDでの獲得は日本初でした!今でも活動をしていて、2015年にはLIVEで復活を果たし、新曲も製作しているそうです!
YEN TOWN BAND、9/12に一夜限りの復活! 新曲も制作中 (2015/05/22)| 邦楽 ニュース | RO69(アールオーロック) - ロッキング・オンの音楽情報サイト
四月物語
1998年3月14日公開
松たか子初の主演映画。
4月に北海道から東京に上京した松たか子演じる楡野卯月は慣れない環境の中一人暮らしを始める。
おとなしい性格の彼女は、身近な人物に変わった性格の人が多く、個性の強い人々と触れ合っていく…
そんな卯月も大学の志望動機を聞かれた時だけは、思わず言い淀んでしまう。
実は、卯月には人に言えない理由があったのだった…。
特に大きな出来事もなく、淡々と進む映画でしたが、とにかく映像の中の風景がきれいで、優しい空気が人気の作品です。「アナと雪の女王」の声優でも注目され、今ではお母さんになっている松たか子ですが、この頃は20歳くらいです!その演技力の高さに驚きますね!