河合奈保子は1980年に「HIDEKIの弟・妹募集オーディション」で優勝し、同年6月21日に「大きな森の小さなお家(うち)」で日本コロムビアからデビュー。
「スマイル・フォー・ミー」「けんかをやめて」などのヒット曲をリリース後、1983年にはイメージ・チェンジをはかり筒美京平作曲による「エスカレーション」を発売、約35万枚の売り上げを記録し最大のヒット曲となった。1985年「デビュー」でシングル・チャート初の音楽チャート1位を獲得した。アルバム・チャートでは1983年に竹内まりや、来生たかおらが作品提供をした「あるばむ」で1位を獲得した。その後、自らが作曲やピアノ演奏を手がけるなどアイドルからアーティスト活動にシフトしていく。
1997年に芸能活動を休止後、表舞台には出ておらず20年以上経った今でも根強いファンは多く、復帰を求める声が後を絶たない。
売野雅勇 プロフィール
上智大学文学部英文科卒業。コピーライター、ファッション誌編集長を経て、1981年河合夕子アルバム「リトル・トウキョウ」、シャネルズ「星くずのダンスホール」などを書き作詞家として活動を始める。
1982年中森明菜の「少女A」のヒットにより作詞活動に専念。以降チェッカーズを始め近藤真彦、河合奈保子、シブがき隊など数多くの作品により80年代アイドルブームの一翼を担う。
90年代からは坂本龍一、矢沢永吉からGEISHA GIRLS、SMAP、森進一まで幅広く作品を提供。郷ひろみ「2億4千万の瞳」、ラッツ&スター「め組のひと」、チェッカーズ「涙のリクエスト」、稲垣潤一「夏のクラクション」、荻野目洋子「六本木純情派」、矢沢永吉「SOMEBODY’S NIGHT」、GEISHA GIRLS「少年」、坂本龍一「美貌の青空」、中谷美紀「砂の果実」などヒット曲多数。
また、1990年以降映画・演劇にも活動の場を広げ、2002年からはインターネット・ドラマ・サイト「Radiogenic」を主宰し100本のオーディオ・ドラマを発表。脚本監督映画作品には、「シンデレラ・エクスプレス」「BODY EXOTICA」脚本プロデュース作品の舞台には「ミッシング・ピース」(市川右近演出・千住明音楽)「天国より野蛮」(市川右近・宝生舞主演)「優雅な秘密」(市川右近・市川春猿主演)「美貌の青空」(市川右近・市川春猿・市川段治郎主演)「下町日和」(市川右近・市川春猿・市川段治郎主演)「虎島キンゴロウ・ショー/魅惑の夜」(虎島キンゴロウ・市川右近・金子國義主演)がある。
売野雅勇 作詞活動40周年コンサート|2023年7月15日(土)東京国際フォーラム ホールA|オフィシャル・プロジェクト MIND CIRCUS SPECIAL SHOW「それでも、世界は、美しい」
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