1990年代の月9ドラマ視聴率ランキングベスト5!

1990年代の月9ドラマ視聴率ランキングベスト5!

トレンディドラマなどおしゃれなドラマの代名詞と言えば月9ですよね。1990年代の月9はテレビ離れが加速した昨今では考えられないような高い視聴率を誇っていました。1990年代の月9はどんなドラマがあったのでしょうか。今回は1990年代の月9ドラマ視聴率ランキングベスト5!についてご紹介します。


第五位・ラブジェネレーション

第五位は、キムタクと松たか子の黄金コンビで旋風を巻き起こしたラブジェネレーションです!
通称「ラブジェネ」と呼ばれ、大人気でした。

放送年月日:1997年10月13日~12月22日
最高視聴率:32.5%

主演:木村拓哉(片桐鉄平役)
:松たか子(上杉理子役)
:内野聖陽(片桐壮一郎役)
:純名里沙(水原さなえ役)
:藤原紀香(高桐エリカ役)

松たか子さんが月9の初ヒロインを演じたドラマで、ブレイク寸前の藤原紀香さんも出演していて、とにかく出演者が豪華でした。

広告代理店に勤務する鉄平は、かつてのガールフレンドが兄と婚約したり、クリエイティブ部から営業部への異動を命じられるなどツイていない出来事が重なっていました。
そんな中、異動先の営業部で出会った生意気なOLの理子にロン毛をバッサリ切られてしまいます。

2人は対立しながらも、やがて恋愛関係へと発展していく…という美男美女のラブストーリーでした。
キムタクと言えばいつも「ちょ、待てよ」と言っているイメージがありますが、このドラマの中で理子に発したセリフです。
モノマネタレントのホリが鉄平の「ちょ、待てよ」を真似したためにキムタクと言えば「ちょ、待てよ」というイメージになったという伝説のセリフですね。(笑)

第四位・ひとつ屋根の下2

第4位は1997年の「ひとつ屋根の下2」です。
1993年に放送された「ひとつ屋根の下」の続編として製作されました。
放送年月日:1997年4月14日~6月30日
最高視聴率:34.1%

主演:江口洋介(長男・柏木達也役)
:福山雅治(次男・柏木雅也役)
:酒井法子(長女・柏木小雪役)
:いしだ壱成(3男・柏木和也役)
:大路恵美(次女・柏木小梅役)
:山本耕史(4男・柏木文也役)

前作では両親の死後、離ればなれになってしまった6人の兄妹が再会し、それぞれの事情や葛藤を乗り越えて家族の絆を取り戻していく姿が描かれました。

第二弾の今作は数年後の柏木家の兄弟たちが、大学進学や恋など少し大人になった姿を描いています。
柏木家を取り巻く出演者たちも、3男和也と良いムードの松たか子や、柏木家に居候する黒田勇樹など人気若手俳優が出演しました。

最高視聴率は34.1%で、前作から変わらぬ人気を誇っています。
オープニングテーマはチューリップの「サボテンの花」で、挿入歌は夫婦デュオのLe Coupleが担当した「ひだまりの詩」でした。

第二位・ロングバケーション

第二位は、同率で2作品でした。
その一つは「月曜日は街からOLが消える」と言われ、またピアノを習い始める男性が増えるという「ロンバケ現象」なる社会現象まで起こした「ロングバケーション」です。

放送年月日:1996年4月15日~6月24日
最高視聴率:36.7%

主演:木村拓哉(瀬名秀俊役)
:山口智子(葉山南役)
:竹野内豊(葉山真二役)
:松たか子(奥沢涼子役)

後に木村拓哉さんとW主演する松たか子さんも出演していたのですね。

落ち目のモデルの葉山南は婚約者の浅倉に結婚式当日に逃げられて、そのルームメイトだったピアニストの瀬名秀俊の部屋に転がり込み同居することになります。
一方瀬名は、大学の後輩の涼子のことが好きだけど、好きな人がいると言われてしまい南から「ピアノがあるから」と慰められ雰囲気でキスしてしまいました。

その後お互いを意識しあい、恋に落ちていく女性の方が年上の年の差カップルの恋愛ドラマです。
木村拓哉さんと山口智子さんが、美男美女過ぎて本当にお似合いでしたよね。

第二位・101回目のプロポーズ

ロングバケーションと同率で第二位となったのは「僕は死にましぇん」が流行語にもなった「101回目のプロポーズ」です。
放送年月日:1991年7月1日~9月16日
最高視聴率:36.7%
主演:浅野温子(矢吹薫役)
:武田鉄矢(星野達郎役)
:江口洋介(星野順平役)
:田中律子(矢吹千恵役)
:沢村直人(竹内力役)

トラックの前に飛び出して「僕は死にません」と叫ぶ命がけのプロポーズが功を奏しました。
「僕は死にましぇん」と発音されているように聞こえますが実際のセリフは「僕は死にません」だったようです。

武田鉄矢さんの活舌が流行を生みだす原動力となりました。

トレンディドラマの女王である浅野温子さんとは、対極にいるかに思えた武田鉄矢さん。
さすがにこの2人のラブストーリーは無理があるのでは…と思われましたが、武田鉄矢さんの好演で見事なラブストーリーとなりましたね。

「僕は死にましぇん」の後に流れる主題歌であるCHAGE and ASKAの「SAYYES」がまた感動的でした。

第一位・ひとつ屋根の下

第1位は、続編もランクインした「ひとつ屋根の下」でした!
両親の死後離ればなれになった兄妹が再び同居し、家族の絆を深めていく物語です。

放送年月日:1993年4月12日~6月28日
最高視聴率:37.8%
主演:江口洋介(長男・柏木達也役)
:福山雅治(次男・柏木雅也役)
:酒井法子(長女・柏木小雪役)
:いしだ壱成(3男・柏木和也役)
:大路恵美(次女・柏木小梅役)
:山本耕史(4男・柏木文也役)
:内田有紀(日吉里奈役)
:安達祐実(中川恵役)

柏木兄妹以外での注目は、雅也に惹かれていく若手舞台女優を内田有紀が熱演しています。
また子役時代の安達祐実が、小雪の異父妹役で出演していました。

人情味あふれるホームドラマでは終わらないのが、野島伸司ドラマの真骨頂ではないかと思います。
最終回に近づいたころに起きた小梅レイプ事件で、一気にシリアスなドラマへと変貌したのでした。

心に深い傷を負ったまだ17歳の小梅が、達也がマラソンを走っているところを見て生きる力を取り戻す場面がこのドラマの最大の見せ場です。
達也に抱き着く弟妹たち…。
さすがは長男!あんちゃんは最高ですね。

ひとつ屋根の下は1990年の月9での最高視聴率どころか、フジテレビのドラマの中で最高の視聴率を獲得し、その記録は30年経った現在も破られていません。
今でも色褪せない凄いドラマです。

まとめ

今回は「1990年代の月9ドラマ視聴率ランキングベスト5!」についてご紹介しました。
ベスト5は全て30%超えというところが、当時の月9の人気ぶりが伺えますよね、
今観ても面白い作品ばかりです。
今後いつフジテレビのドラマの中で、最高視聴率を超える作品が出てくるのか?楽しみにしていきたいですね。

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