今でいう〇〇推し?90年代に流行った「〇〇ラー」を振り返ろう!

今でいう〇〇推し?90年代に流行った「〇〇ラー」を振り返ろう!

安室奈美恵さんをマネする人を差す「アムラー」から始まり、「〇〇ラー」が流行った90年代。他にはどんな「〇〇ラー」があったのか振り返っていきましょう!


アムラー

アムラーとは、安室奈美恵さんのファッションをまねた人たちのことを言いました。現在でもアムラーという言葉が使われることがありますが、現在は安室さんのファンのことをアムラーということが多いようですね。

当時のアムラーというのは
・ミニスカート
・厚底ブーツ
・細い眉毛
・茶髪のロングヘアー
というスタイルでした。

アムラーという言葉はそもそもどこから登場したのかというと、女子高生向けのファッション雑誌「プチセブン」が最初だったのだとか。

1996年3月1日号で「アムラー」という言葉が最初に登場しています。この頃すでに安室奈美恵さんのようなファッションが流行していいて「安室奈美恵スタイル」というタイトルでは長いので「アムラー」としたのが最初だそうです。

女子高生が発祥かと思いきや、雑誌が発祥だったんですね。

「アムラー」は1996年の「新語・流行語大賞」のトップテンにも選ばれ、ここから派生して様々な「〇〇ラー」が誕生していくのです。

シノラー

「アムラー」の次によく出てくるのが「シノラー」ですよね。

「シノラー」は篠原ともえさんのファッションをマネする人、出てきますが篠原さんはぱっつん前髪にお団子、カラフルな洋服に、ブレスレットをいくつもつけ、ランドセルを背負うなどかなり奇抜なファッションでした。

篠原さんのファッションの一部をマネしている人はいましたが、アムラーのように篠原さんの格好そのまんまという人はほとんど見かけたことがないです。

むしろ篠原さんが自分で自分のことを「シノラー」と呼んでいたのでその名前が定着したのではないでしょうか。なので「シノラー」は「アムラー」とはちょっと違って、篠原ともえさんを好きな人、もしくは篠原ともえさんご本人のあだ名、だと思います!

他にもいた!芸能人に憧れる〇〇ラー

他にも、芸能人の雰囲気に憧れてそのスタイルをマネする人を「○○ラー」と呼んでいました。「アムラー」「シノラー」に比べると知名度は低かったと思いますが、

華原朋美さんをマネする人「カハラー」
飯島直子さんをマネする人「ナオラー」
山口智子さんをマネする人「トモラー」
松たか子さんをマネする人「マツラー」
浜崎あゆみさんをマネする人「あゆラー」
PUFFYをマネする人「パフィラー」

浜田雅功さんをマネする人「ハマダー」というのもありました。元々は「名前+er」なのでハマダーが正しいですが、他の人は名前の最後の文字に関係なく「ラー」をつけるのが定番になっていきましたね。

キティラー

そしてこの頃、サンリオの人気キャラクター「ハローキティ」がリバイバル?で大ブレイクしていました。キティちゃんグッズに身を包む人を「キティラー」と呼んでいましたね。

芸能人にもキティラーは多く、華原朋美さんなどもキティラーを公言していましたよね。

大ブームはやがて去りましたがいつの時代も一定の人気があるキティちゃん。マニアのファンも一定数いますよね。キティラーという言葉は今でも割と使われているのではないでしょうか。

マヨラー

そしてさらに、マヨネーズが大好きな人のことを「マヨラー」というようになります。

マヨネーズを大量にかけたり、本来マヨネーズを書けない料理にもかけたり、マヨネーズをそのまま吸ったりする人のことを「マヨラー」といいます。「マヨラー」も今でも割と使われていますよね。

当時は派生語としてケチャップが好きな人を「ケチャラー」と呼んでいましたが、マヨラーほどは人口が少なかったのか今ではめっきり使わなくなりましたね。

シャネラー

「〇〇ラー」の元祖は「アムラー」だと思っている人も多いかもしれませんが、じつは「アムラー」よりも先に登場していたのが「シャネラー」です。

フランスのブランド「シャネル」を愛好している人のことですね。関西の女子大生の間で使われていて、1994年8月号の雑誌「JJ」で紹介されたことから全国区になったそうです。

他にもファッションブランドの「ショップ名+er」でそのブランドを好きな人を表していることがありました。元々ファッション業界で使われていた流行語で、ファッションリーダーの安室さんに「er」をつけたところ、アムラーという言葉がブレイク。他の「〇〇ラー」につながっていったという訳ですね。

「シャネラー」も今でも使いますよね。

「〇〇ラー」は「〇〇推し」?

「アムラー」は安室奈美恵さんをマネする人、と認識している人が多いですが他の「〇〇ラー」を見てみると「〇〇ラー」というのはむしろ「〇〇」が大好きな人、という意味の方が正しいような気がしてきます。

90年代は「〇〇ラー」といっていましたが、その後「〇〇オタ(ヲタ)
と呼ぶようになりました。最近では「〇〇推し」になっていますよね。そのファッションをマネする人、ではなく主に芸能人や2次元に対してですが、その他好きなもの全般に使う姿も見受けられます。

「〇〇推し」という言葉も10年後くらいには懐かしいフレーズになっているでしょうね。

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