原作者は『巨人の星』の川崎のぼる。主人公の声は、ドラゴンボールの悟空役で有名な野沢雅子。ニャンコ先生役は愛川欽也。主題歌を歌っていたのは、なんと天童よしみ。今考えると凄いメンバーですね・・・。
『いなかっぺ大将』
 
  	『いなかっぺ大将』
あらすじ
今は亡き親友、風陣左衛門(かぜじんざえもん)との約束を果たすべく、東北の山奥を訪れた柔道家・大柿矢五郎(おおがきやごろう)は、その途中で、動物と話す不思議な少年と出会う。
その少年こそが、親友の息子、風大左衛門(かぜだいざえもん)。
大左衛門を東京に招き、広い世界を勉強させる――それが大垣が、陣左衛門と交わした約束であった。
だが、とうの大左衛門は、東京行きの誘いを断り、家を飛び出してしまう。
その夜、隣の家にすむ美少女・花子に、大左衛門は胸中を打ち明ける。
この村が好きなこと。一緒に暮らす動物たちが好きなこと。そして、花子のことが好きなこと・・・。
いいムードになりかけたところに、突然、大垣があらわれる。
大柿は言う。
「一つ勝負をしてみるか。君のお父さんに代わって、柔道というものを教えてやろう」
と。
自分は、この村で一番強い。誰にも負けるはずはない。そう思っていた大左衛門は勢いよく飛び掛るが・・・。
大左衛門は、何度挑んでも、大垣に軽く投げ飛ばされてしまう。
立てなくなるほどに打ちひしがれた大左衛門に、大柿は語りかける。
「自分が一番強いなんて思っている奴は井の中の蛙だ。世の中は広い。広いところへ出て見回してみるがいい。私に負けたことが悔しかったら東京へ来るがいい」
自分の未熟さに気づいた大左衛門は、ようやく東京行きを決意する。
そして、東京で待っていたのは、大柿矢五郎の娘・花子や、キャット空中三回転の使い手である猫・ニャンコ先生。
仲間たちに囲まれて、にぎやかな日々を送りながら、大左衛門は、日本一の柔道家を目指すのだった。
主な登場人物説明
 
  	風 大左衛門
 
  	ニャンコ先生
 
  	森 花子
 
  	大柿 キク子
 
  	豚丸木 トン子(とんまるき トンこ)
 
  	西 一(にし はじめ)
 
     
    



