30年やっても、やり足りないと感じるのは、満足がないからか。いつか満足できるだろうか。思えば、どうしても幸せになりたくて、始めたことだった気もする。幸せというのはどこにどんな形で転がっているのだろう。映画の中に風船が風に舞うシーンがある。いちばん好きな場面だ。この可愛くて色っぽい絵の先に、幸せについての逡巡に対する美しい解答が示されているような錯覚をおぼえる。2番目に好きなシーンは、クリスマスの雑踏。エスカレーターのシーン。幸せはひょっとしたら、この絵のなかにあるんじゃないか?松尾監督の映像は素直で、そして可愛くて、色っぽい。ともすれば川面の油の反射のようにギラつくばかりのぼくらの日々に、こんなにポップな色をつけてくれたことを感謝している。
―― 曽我部恵一(サニーデイ・サービス)
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