アニメ・特撮以外の菊池俊輔の音楽!

アニメ・特撮以外の菊池俊輔の音楽!

「恨み節」や大映ドラマなど、菊池俊輔先生の作品はアニメ・特撮のみにとどまりません。日本のテレビ界になくてはならない偉大な作曲家・菊池俊輔先生のアニメ・特撮以外の作品もご紹介します。


前回の「名前は知らなくても絶対一度は耳にしてる『菊池俊輔』の音楽!」を読んでくださってありがとうございました!
菊池先生がアニメ・特撮だけではなく、一般のドラマや映画の主題歌を手がけていらっしゃることは前回も少し触れましたが、今回はそれについて書いてみます。

■えっ!この曲も菊池俊輔!/「恨み節」(梶芽衣子)

1972年に公開された「女囚701号/さそり」のヒロイン・永島ナミを演じた梶芽衣子さんが歌いました。
作詞は監督の伊藤俊也さん。

タランティーノ監督が「キル・ビル」でこの曲を使用したのは有名ですよね。

■えっ、この曲も菊池俊輔!/「旅の終わりに」(冠二郎)

カラオケ好きの中高年の男性にひそかに人気があるのが冠二郎さんの「旅の終わりに」です。

もともと、この曲1977年テレビ朝日系でオンエアされた「海峡物語」の挿入歌です。原作は五木寛之さんの小説で、作詞も五木先生です。
冠二郎さんはそれまでヒット曲には恵まれませんでしたが、この曲が大ヒットして有名になりました。
テレビ界では「菊池俊輔が担当したらヒットする」というジンクスがあるそうで、まさにこの曲も主題歌ではなくて挿入歌なのにヒットするのは珍しいですよね。

■えっ、この曲も菊池俊輔!/大映ドラマの音楽

このサイトの読者の皆様なら大映ドラマといえばすぐにタイトルの1つや2つは言えるのではないでしょうか。
「スクールウォーズ」「スチュワーデス物語」などなど…
実は、大映ドラマのほとんどを菊池先生は担当しています。

BGMの入った動画を紹介します。ぜひお聴きください♪

そしてミドルエッジの読者のみなさんが忘れられない大映ドラマといえば…百恵・友和の「赤いシリーズ」、なかでも…

大映ドラマは主題歌が注目されがちですが、たまにはBGMにも耳を傾けてみてください♪

■菊池俊輔といえばTBS土曜9時!

筆者の先日の記事「土曜夜9時の男、丹波哲郎!」でもちょっと触れていますが、「キイハンター」から「Gメン75」まで約14年間、菊池先生は音楽を担当していました!こちらは主題歌も菊池先生作曲です。

どの曲もかっこいいですよね!

■えっ、この曲も菊池俊輔!/「夢見るナンシー」(ナンシー久美)

さて、土曜9時シリーズとうってかわってアイドル調の曲も菊池先生は担当されています!
しかも女子プロレスラー・ナンシー久美さんのイメージソングです!

菊池俊輔ファンの筆者ですが、このような曲調は珍しいのではないかと思います。
ナンシー久美はルックスもいいので、こんなかわいいアイドル風味もにあいますね!

■時代劇なら菊池俊輔!

菊池俊輔先生のBGMはたとえ画面を見ていなくても曲が流れるだけで「あ、菊池先生の曲だ」と気がつくくらい特徴があります。
でも作品によって違うんですよ。

大映ドラマ・土曜9時に続いて時代劇のBGMをご紹介します。

ここではあえてテーマ曲ではなく殺陣の時に流れるBGMをチョイスしてみました。
最初の1小節を聴いただけでワクワクしますよね♪

この他にも、菊池先生が担当されたドラマ・時代劇は枚挙に暇がありません!

最後にアニメですが日本人ならほとんどの人が知っていると思われる「Dr.スランプ アラレちゃん」のOP「ワイワイワールド」をご紹介しましょう。

いかがですか?「恨み節」と同じ作曲家だなんていわなければ誰も気づかないでしょう。
菊池先生は日本を代表する作曲家といっても過言ではありません。



もしよかったらテレビアニメや特撮、ドラマ・時代劇のスタッフロールにも目を向けてみてください。
そこに菊池先生のお名前を見つけることができると思います!

関連する投稿


昭和の特撮ホラー「マタンゴ」&任侠怪談「怪談昇り竜」のサウンドトラックが発売決定!!

昭和の特撮ホラー「マタンゴ」&任侠怪談「怪談昇り竜」のサウンドトラックが発売決定!!

ディスクユニオン・DIWの映画サウンドトラックレーベルCINEMA-KAN(シネマカン)より、1963年公開の東宝特撮ホラー映画「マタンゴ」と、1970年公開の日活の異色任侠怪談映画「怪談昇り竜」のサウンドトラック2作品が同時リリースされます。


松平健の芸能生活50周年記念!未だかつて無い「暴れん坊将軍」POP UP SHOPが開催決定!!

松平健の芸能生活50周年記念!未だかつて無い「暴れん坊将軍」POP UP SHOPが開催決定!!

株式会社Juiceが、東京・渋谷PARCO 6階 PENGUIN SOUVENIR(ペンギンスーベニア)にて「暴れん坊将軍 POP UP SHOP」を開催します。


伝説のドラマ主題歌「HERO」を歌う麻倉未稀!歌と共に乳がんの体験談を語るイベントが開催!!

伝説のドラマ主題歌「HERO」を歌う麻倉未稀!歌と共に乳がんの体験談を語るイベントが開催!!

伝説のドラマ主題歌「HERO」を歌う麻倉未稀がゲスト出演するイベント「ピンクリボンフェスティバル2024 オープニングナイト 麻倉未稀ライブ&トーク」が、浜離宮朝日ホール(東京都中央区)で開催されることが決定しました。


BS日テレ「友近・礼二の妄想トレイン」に大映ドラマ“常連”女優・伊藤かずえが登場!一万三千尺物語で行く富山旅!!

BS日テレ「友近・礼二の妄想トレイン」に大映ドラマ“常連”女優・伊藤かずえが登場!一万三千尺物語で行く富山旅!!

BS日テレにて放送中のバラエティ番組「友近・礼二の妄想トレイン」9月17日よる9時~放送分に、女優・伊藤かずえが出演することが明らかとなりました。


「大映ドラマ」がテーマのオススメ記事

「大映ドラマ」がテーマのオススメ記事

ミドルエッジ編集部が選んだ「大映ドラマ」がテーマのオススメ記事。数多くの記事から厳選したものをご紹介します!!


最新の投稿


ギタリスト 鈴木茂「BAND WAGON」発売50周年記念ライブを東阪ビルボードで開催!

ギタリスト 鈴木茂「BAND WAGON」発売50周年記念ライブを東阪ビルボードで開催!

ギタリスト 鈴木茂が、『鈴木茂「BAND WAGON」発売50周年記念ライブ~Autumn Season~』を11月13日にビルボードライブ大阪、16日にビルボードライブ東京にて開催する。今回は、1975年にリリースされた1stソロアルバム「BAND WAGON」の発売50周年を記念したプレミアム公演となる。


【1965年生まれ】2025年還暦を迎える意外な海外アーティストたち!

【1965年生まれ】2025年還暦を迎える意外な海外アーティストたち!

2025年(令和7年)は、1965年(昭和40年)生まれの人が還暦を迎える年です。ついに、昭和40年代生まれが還暦を迎える時代になりました。今の60歳は若いとはと言っても、数字だけ見るともうすぐ高齢者。今回は、2025年に還暦を迎える7名の人気海外アーティストをご紹介します。


吉田沙保里  強すぎてモテない霊長類最強の肉食系女子の霊長類最強のタックル その奥義は「勇気」

吉田沙保里 強すぎてモテない霊長類最強の肉食系女子の霊長類最強のタックル その奥義は「勇気」

公式戦333勝15敗。その中には206連勝を含み、勝率95%。 世界選手権13回優勝、オリンピック金メダル3コ(3連覇)+銀メダル1コ、ギネス世界記録認定、国民栄誉賞、強すぎてモテない霊長類最強の肉食系女子。


消えた回転寿司チェーンの記憶──昭和・平成を彩ったあの店はいまどこに?

消えた回転寿司チェーンの記憶──昭和・平成を彩ったあの店はいまどこに?

昭和から平成にかけて、全国各地で親しまれていた回転寿司チェーンの数々。家族の外食、旅先の楽しみ、地元の定番──いつしか姿を消したあの寿司屋は、なぜ消え、どこへ行ったのか。本記事では、現在は閉店・消滅した地域密着型の回転寿司チェーンを、当時の特徴やSNSの証言とともに記録として振り返る。


【歌謡曲】ありえないシチュエーション!歌詞がおもしろくて笑ってしまう歌謡曲5選!

【歌謡曲】ありえないシチュエーション!歌詞がおもしろくて笑ってしまう歌謡曲5選!

昭和の歌謡曲には、現代ではお蔵入りしてもおかしくないほど、ありえないシチュエーションを描いた詞が数多くあります。その中には、残酷な人物像や露骨な情景描写もあり、思わず笑ってしまうような歌詞もありました。今回は、筆者の独断と偏見で、歌詞がおもしろくて笑ってしまう歌謡曲を5曲ご紹介します。