90年代後半「流行語大賞」
流行語大賞とは、1年のなかで発生した言葉から選考して、人物や団体を顕彰される賞のことです。
前回の90年代前半に引き続き、後半をまとめます。
流行語大賞のなかでは、年間大賞やトップテン賞と分けられました。そのなかから選別して、一部をご紹介します。こんなフレーズもあったなと、90年代後半を振り返りましょう。
1995年 NOMO 野茂英雄
日本野球界を飛び出して、米大リーグLAドジャースに入団した野茂英雄さん。
新人王までを受賞された野茂英雄さんの、”NOMO”が年間大賞として選ばれました。
1995年 見た目で選んで何が悪いの!瀬戸朝香
”見た目で選んで何が悪いの”というフレーズはコダックのCMから生まれました。
瀬戸朝香さんが強い眼差しで言う、そのフレーズに世間で流行しトップテン賞に選ばれました。
90年代の使い捨てカメラですが、見た目も新鮮で可愛らしさがあります。
ただ10代に見えない大人っぽい瀬戸朝香さんに強いインパクトを感じます。
”見た目で選んで何が悪いの”は瀬戸朝香さんが言うからサマになりますね。
1996年 自分で自分を褒めたい 有森裕子
年間大賞に選ばれた”自分で自分を褒めたい”は、スランプや故障を乗り越えたマラソンランナーの有森裕子さんがインタビューで答えたセリフです。
有森裕子さんだからこそ、世間の心に届く感動の言葉とされました。
頑張る姿って素晴らしいですね。
1996年 ルーズソックス
特に女子高生の間で流行を巻き起こした”ルーズソックス”がトップテン賞に選ばれました。
ルーズソックスは、ブロンドール社長の鴇田章さんによって生み出されました。
OLさん用に売り出したつもりでいたようですが、まさかの女子高生の間で流行されたとのことです。
1996年 チョベリバ チョベリグ
こちらもトップテン賞に選ばれ、女子高生や若者の間で流行した”チョベリバ チョベリグ”です。
チョベリバとは、超ベリーバッドで最悪という意味を表現したフレーズ。
チョベリグとは、超ベリーグッドで最高という意味を表現したフレーズとのこと。
今でも認知されているフレーズではないでしょうか。
90年代後半の女子高生は流行語を生み出す天才だったのかもしれません。