90年代にブレイクしたバンドT-BOLANのヒット曲を振り返る!

90年代にブレイクしたバンドT-BOLANのヒット曲を振り返る!

ビーイングからデビューしたバンドT-BOLAN。活動期間は短いながらもヒット曲をたくさんリリースしました。名曲を振り返ってみましょう。


「悲しみが痛いよ」でデビュー

T-BOLANの前身は1987年に結成された「プリズム」というバンド。ドラムの青木和義さんがボーカルの森友嵐士さんを誘って結成しました。

その年にビーイング主催の第2回BADオーディションでグランプリを受賞しています。1988年に「BOLAN」という名前でビーイングのインディーズレーベルからインディーズデビューをします。年間にライブを100本行うなど精力的に活動していたのですが、森友さんが他のメンバーと音楽性の相違で脱退します。

その後森友さんは新たにバンドを掛け持ちするなど音楽活動を続けていました。その中で五味孝氏さんとギターのベースの上野博文さんに出会います。

一方BOLANはしばらく活動していたのですが、ギターとベースが脱退します。

森友さんは1990年にもう一度青木さんと一緒に音楽をする道を選び、五味さん、上野さんと一緒にT-BOLANを結成するのでした。

そして1991年に「悲しみが痛いよ」でデビューします。ファーストシングルながらテレビ朝日系ドラマ『代表取締役刑事』のタイアップも付いていました。

作詞川島だりあさん、作曲西田昌史で最初はメンバーは作詞作曲に携わっていませんでした。

「離したくはない」

1991年12月には2ndシングル「離したくはない」をリリース。テレビ朝日系『'92 パリ・ルカップ』のエンディングテーマ、関西テレビ・フジテレビ系ドラマ『ホテルウーマン』挿入歌とタイアップが2つもついていました。
ファーストアルバム『T-BOLAN』からのリカットで、アルバムとシングルで少しバージョンが違います。

オリコン最高位は15位でした。この曲は森友さんが作詞をしています。

「じれったい愛」

5枚目のシングルは1992年2月にリリースされた「じれったい愛」。この曲は作詞作曲森友さん。この曲以降のシングルは作詞作曲森友さんの曲がほとんどですね。オリコン最高位は2位でした。

歌詞に「うざったい」という言葉が登場します。「うざったい」「うざい」というのは今では普通に使われている言葉ですが、元々は多摩地方の方言で「不快」という意味で使われていました。この曲で「うざったい」という言葉が全国区になったのだとか。

ちなみに森友さんは広島県出身ですが、大学時代に多摩近辺に住んでいたそうです。

「Bye For Now」

1992年に発売された6枚目のシングル「Bye For Now」。ZAIN RECORDS移籍第1弾シングルでした。オリコン最高位は2位ですが、3週連続2位。ミリオンセラーとなった曲です。

この歌の歌詞は、当時信頼していたスタッフが夢をかなえるため、仕事を辞めてニューヨークに飛び立つことを知り、書かれたそうです。確かに恋愛の別れだけではなく大きな意味を持っているように感じる歌詞ですよね。月曜サスペンスシリーズ『ウーマンドリーム』の主題歌にもなった曲です。

「すれ違いの純情」

1993年3月にリリースされた8枚目のシングル『すれ違いの純情』。作詞は森友さんですが、作曲は久しぶりに外部から織田哲郎さんが作曲しました。

こちらもオリコン最高位は2位でした。前作「おさえきれない この気持ち」と2カ月連続リリースだったため、発売週はベスト20に2曲がランクインしていました。富士フイルムイメージング株式会社の「AXIA」のCMソング。

「マリア」

1994年9月にリリースされた12枚目のシングル『マリア』。オリコン最高位は3位です。

『夏の終わりにII』というアコースティックアルバムに収録されていた曲を、シングルとしてリメイクしました。バラードからロック調にアレンジしたこともあり、リカットながら好セールスを記録しています。

「○I○I TOKYO TASTE 『Rooms』」のエンディングテーマでした。

「Be Myself」

関連する投稿


レトロゲーム配信サービス「プロジェクトEGG」より『トラぶるCHASER 第1話』『3Dテニス』が配信スタート!!

レトロゲーム配信サービス「プロジェクトEGG」より『トラぶるCHASER 第1話』『3Dテニス』が配信スタート!!

レトロゲーム関連の復刻・配信ビジネスなどを行うD4エンタープライズが運営するレトロゲーム配信サービス「プロジェクトEGG」にて、新規コンテンツ『トラぶるCHASER 第1話 トラブルは空から未来から(PC-9801版)』『3Dテニス(MSX版)』の配信がスタートしました。


抜群のスタイルで💦世の脚光を浴びた『広田恵子』現在は?!

抜群のスタイルで💦世の脚光を浴びた『広田恵子』現在は?!

高校時代からモデル活動を始め1986年に「カネボウ・スイムウエアイメージモデル」として脚光を浴びた広田恵子さん。現在は家族で〇〇を組んで活動している・・・。


「おかあさんといっしょ」の『にこにこ、ぷん』が令和に復活!公式YouTubeチャンネル開設&グッズ展開決定!!

「おかあさんといっしょ」の『にこにこ、ぷん』が令和に復活!公式YouTubeチャンネル開設&グッズ展開決定!!

NHK「おかあさんといっしょ」の人形劇コーナーとして1982年から1992年までの10年間にわたり放送され、累計2,000話以上の物語が制作された人気シリーズ『にこにこ、ぷん』が、令和の時代に新たなかたちで帰ってきます。


「世界・ふしぎ発見!」のミステリーハンターも務めた女優『ジュリー・ドレフュス』!!

「世界・ふしぎ発見!」のミステリーハンターも務めた女優『ジュリー・ドレフュス』!!

1991年3月にミステリーハンターとして登場されると出演回数8回で、出演回数ランキング33位となるジュリー・ドレフュス さん。2013年出演のドラマ「老舗旅館の女将日記」を最後にメディアで見かけなくなり気になりまとめてみました。


創刊20周年特集は過去20年間の国内ソフト売上ランキング!ゲーム業界のデータ年鑑「ファミ通ゲーム白書 2025」が発売!

創刊20周年特集は過去20年間の国内ソフト売上ランキング!ゲーム業界のデータ年鑑「ファミ通ゲーム白書 2025」が発売!

角川アスキー総合研究所より、国内外ゲーム業界のデータ年鑑『ファミ通ゲーム白書2025』が発売されます。発売予定日は8月7日。


最新の投稿


プロレス界の歴史が動く今こそ読むべき一冊! 『ようこそ、プロレスの世界へ 棚橋弘至のプロレス観戦入門』2025年12月18日(木)発売!

プロレス界の歴史が動く今こそ読むべき一冊! 『ようこそ、プロレスの世界へ 棚橋弘至のプロレス観戦入門』2025年12月18日(木)発売!

新日本プロレスの“100年に一人の逸材”棚橋弘至氏による著書『ようこそ、プロレスの世界へ 棚橋弘至のプロレス観戦入門』が2025年12月18日にKADOKAWAより発売されます。引退が迫る棚橋氏が、26年の現役生活で培った視点から、プロレスの魅力、技の奥義、名勝負の裏側を徹底解説。ビギナーの素朴な疑問にも明快に答え、プロレス観戦をさらに面白くする「令和の観戦バイブル」です。


ウルトラふろく200点以上を一挙収録!『学年誌 ウルトラふろく大全』発売

ウルトラふろく200点以上を一挙収録!『学年誌 ウルトラふろく大全』発売

小学館クリエイティブは、ウルトラマンシリーズ60周年、『小学一年生』100周年の節目に『学年誌 ウルトラふろく大全』を11月28日に発売しました。『ウルトラQ』から『ウルトラマン80』までの学年誌・幼児誌のウルトラふろく200点以上を網羅的に掲載。組み立て済み写真や当時の記事も収録し、ふろく全盛時代の熱気を再現します。特典として、1970年の人気ふろく「ウルトラかいじゅう大パノラマ」を復刻し同梱。


伝説のプロレス団体 UWF40周年記念イベント“無限大記念日”開催!

伝説のプロレス団体 UWF40周年記念イベント“無限大記念日”開催!

伝説のプロレス団体『UWF(ユニバーサル・レスリング・フェデレーション)』が、設立40周年を記念し、特別イベント「無限大記念日」を書泉ブックタワー(東京・秋葉原)にて開催します(2025年12月24日~2026年1月12日)。第1次UWFの貴重な試合映像や控室、オフショットなど、4,000枚以上のアーカイブから厳選された写真が展示されます。復刻グッズや開催記念商品も販売され、当時の熱狂が蘇ります。


グラニフ×『幽☆遊☆白書』初コラボ実現!幽助、蔵馬、飛影など全21アイテム登場

グラニフ×『幽☆遊☆白書』初コラボ実現!幽助、蔵馬、飛影など全21アイテム登場

株式会社グラニフは、TVアニメ『幽☆遊☆白書』との初コラボレーションアイテム全21種類を、2025年12月2日(火)より国内店舗および公式オンラインストアで販売開始します。主人公の浦飯幽助をはじめ、桑原、蔵馬、飛影のメインキャラクターに加え、戸愚呂、コエンマなど欠かせないキャラクターをデザイン。11月26日より先行予約も開始され、ファン必見のラインナップです。


全長20cmの迫力!1/18スケール『国産名車コレクション』創刊

全長20cmの迫力!1/18スケール『国産名車コレクション』創刊

アシェット・コレクションズ・ジャパンは、隔週刊『1/18 エクストラスケール 国産名車コレクション』を2026年1月7日に創刊します。全長約20cm、1/18スケールのダイキャスト製で、日本の自動車史を彩る名車を精巧に再現。ボディラインやエンジンルーム、インパネなどの細部ディテールにこだわった「エクストラ」なコレクション体験を提供し、マガジンでは名車の開発秘話や技術を深掘りします。